弦楽四重奏曲集作品17(全6曲) ロンドン・ハイドン四重奏団(2CD)
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まさやん | 新潟県 | 不明 | 2021年07月24日
ハイドンの疾風怒濤期の傑作の1つが弦楽四重奏曲集OP17である。色々実験的試行錯誤を重ねながら、自身の持つ知性と感性をフルに活用して生み出された6曲はいずれもよくできている。やや遅いテンポの第1楽章は多彩な表情の変化が聴き所で、第2楽章のメヌエットは軽やかに美しく流れていく。第3楽章のアダージョとラルゴは深々とした上質な感情表現が素晴らしく、特に第5番ト長調の「レチタチーヴォ」はオペラセリアの一場面のようで、感動的である。終楽章はハイドンらしい急速で元気のいい曲だが、第1番、5番、6番のそれは進んできた歩みを止めるように静かに終わるので、「うん?」と思いつつ、不思議な余韻が残る。どれも良い曲だが、あえて挙げれば、第4番ハ短調と第5番ト長調が最高の出来であると思う。古楽器と古楽器奏法を自然体でパフォーマンスしているロンドン・ハイドン四重奏団の柔らかく真っすぐでピュアな音がハイドンのあるべき本来の姿を私たちに示してくれる。もうすぐ彼らによるハイドンの弦楽四重奏曲全集が完成するだろう。楽しみである。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ruri | 東京都 | 不明 | 2021年02月23日
グッド ハイドン0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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とりがら | 不明 | 不明 | 2009年07月09日
演奏もジャケットデザインもこうあって欲しいと思わせるCD。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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