UG  |  埼玉県  |  不明  |  27/April/2021

絶頂期を迎え､新たな目標を模索していた時期の作品｡ 全体的に沈んだムードの異色作｡「バイバイサンキューガール」「天使たちの場所」といった名曲収録｡

 

todo  |  nagano  |  不明  |  26/October/2008

日本的情緒とロック・ジャズがここに融合し、極まれ、所謂矢沢節が完成の域に達した作品だ。独創性煌く、見事に緻密なアレンジは、矢沢のアレンジャーとしての才能が非凡であることを証明している。確かに最高傑作『PM9』『E’』といった開放感のある作品と比べるとどうしても本作品はウエットで陰鬱なイメージを与えてしまうが、東洋ロックという観点でじっくり聞き入ると本作品が、いかに音楽としてレベルが高く、決して西海岸で作られた名作群に引けを取らないばかりか、むしろ独創性という点では勝っていると思われるのは、私だけではなかろう。

 

puchi  |  蘇州  |  不明  |  25/October/2008

作風はそれまでの青春ソングとは一切決別し、過去の自分のスタイルそして取り巻く周囲の環境全てを払いのけ、自分の内面とだけ向き合い、孤独、絶望、苦悩を正直に曝け出した作品なのでしょう。無意識にも曝け出したかったのではないでしょうか。この毒を吐き出して、矢沢はいざアメリカへ旅立っていった。『Mr.T』『天使たちの場所』是非聴いてください。

 

zingalo  |  愛知  |  不明  |  02/August/2008

確執があったと噂される高中正義の事を歌ったんじゃないかと言われた｢Mr.T｣が出色。ﾚｺｰﾃﾞｨﾝｸﾞﾒﾝﾊﾞｰは相変わらず超豪華。YMO結成直前の坂本龍一の名前も。作詞陣は初めてちあき哲也が加わり、｢成りあがり｣ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｽの糸井重里もいい詞書いてる

 

Y&K  |  長野  |  不明  |  20/November/2006

後に、サブウェイ特急１と２でも何曲か演ってるけど、こっちの方が好き。全編に渡って泣きまくる永ちゃんの声と寂しさただよう雰囲気は、車の中で聞き流すより、部屋でじっくり聞いたほうがいいと思います。

 

SSS  |  北海道  |  不明  |  30/November/2005

生まれて初めて買った本作を30年ぶりに聞き返すために購入しました。あの頃は永ちゃんらしくない楽曲かと思い、耳に合いませんでしたが、今この年齢になり聞き直すと傑作揃いで今の音としても全く色あせず、中でも「天使たちの場所」には涙してしまいました。私としての永遠の傑作かと思います。CD再発に感謝してます。

 

Devil  |  愛知  |  不明  |  20/November/2005

このころから永ちゃん髪を下ろして無精ひげを生やすようになり曲調も変わってきた。名曲ヒット曲（大衆的に見て）は入っていないが個人的には一枚のアルバムとしての出来は最高だと思う。このアルバム一枚聞き終われば判るはずだ。

 

鰻  |  東京都  |  不明  |  19/September/2005

発売当時「バイ・バイ・サンキュー・ガール」が死ぬほど好きで、カセット一本に繰り返しダビングしたのをオートリバースで一日中聴いていた。「天使たちの場所」を聴きながら星を眺めるのも大好きだった。あの想いは今聴いても色褪せない。

 

プチ  |  東京  |  不明  |  06/August/2002

才能に天才的なものと悪魔的なものといった表と裏があるとしたら、まさに『KISS　ME　PLEASE』は後者。それぐらい色気と狂気とワビサビが同居したとにかくすごいアルバムだ。5曲目『Mr.T』のボーカル、楽曲、そしてアレンジにこのアルバムの性格がすべて集約されている。現NOBODYの木原、相沢のギターが陰鬱感を更に深めている。矢沢の狂気を搾り出した異色的傑作。