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ワーグナー(1813-1883)

CD 『トリスタンとイゾルデ』全曲 パッパーノ&コヴェント・ガーデン王立歌劇場、ドミンゴ、シュテンメ、他(2004、05 ステレオ)(3CD)

『トリスタンとイゾルデ』全曲 パッパーノ&コヴェント・ガーデン王立歌劇場、ドミンゴ、シュテンメ、他(2004、05 ステレオ)(3CD)

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2013年01月15日

    このアルバムの特徴はなんといってもドミンゴがトリスタンを歌うということ、これに尽きますね。それは、単にトリスタンをドミンゴという稀代の名歌手が歌ったということにとどまらず、演奏全体の性格や出来栄えをも決定するほどのファクターとなっております。セッション録音とはいえ、やはり歌手同士の間や歌手とオケとのバランスの調整、役柄のキャラクタライズ、などなど全体への波及度は大きいと思うのであります。白状すれば、マイナス面でそれは大きいなあと思います。配役を見ますと(端役はさておき)基本はワーグナー歌いの中にドミンゴが入った(混じった)という感じで、そこがまず問題かな。ドミンゴの声質や歌い方を考えるならば、イゾルデもまた同じようなタイプのソプラノにすればよかったんじゃないの。たとえば、イタリアオペラ系の歌手ならトスカを歌うくらいの声質のソプラノを連れてきて、ちょうどよい「トリスタンとイゾルデ」カップルが出来上がるんじゃないかなあ。物語的には10代後半の美男美女のお話なんだからね、そういう芝居仕立てで主役二人を設定するのは全体のコンセプト作りとしてありうるのでは。ここではドミンゴが「闖入者」的な感じすらしますね。一般のワーグナー・テノールは、ニュアンスよりも、ストレートに伸びた声と歌い方でまず勝負ですやね。常に細かくビブラートがかかって揺れ動くドミンゴの歌は、やっぱりワーグナーの歌としては違和感をぬぐえません。例えるならば、マグナム弾でどんと制圧すべきところを、小口径サブマシンガンでちまちま撃ってるような感じ(わかるかなあ…)。ティーレマンとの『パルシファル』もそうでしたが、そうしたドミンゴに周りも「配慮」して、演奏の方向性が決められてしまった感があります。全体に迫力よりも妙なしっとり感が強い『トリスタン』となりました。それでも何でも聴いていて感動しましたから、この音楽の素晴らしさはホントに比類がないと思いますけどね。ちょっと変わった『トリスタン』として覚悟の上でお聴きになるのがよろしいでしょう。なお、録音は優秀ですが、ちょっと弱音は弱すぎ。

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  • ★★★★☆ 

    ユローヂィヴィ  |  大阪府  |  不明  |  2012年10月09日

    この録音はなによりも舞台では実現しないドミンゴのトリスタンを味わえるというのが一番の売りだ。 ワーグナに興味のない人でも偉大なテノール歌手の導きでワーグナの世界の入り口にたどり着くことができる。 パッパーノの指揮はもう少しテンポよく進めて欲しい気がする。

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  • ★★★★★ 

    カズニン  |  東京都  |  不明  |  2012年07月10日

    この演奏の録音時、ドミンゴさんは65歳を超えていたのではないでしょうか。それにしても若々しい声です。シュテンメさんは元気のよいイゾルデです。藤村さんもなかなか好演です。パッパーノの演奏は推進力がありスリルがあり、面白いです。録音も素晴らしいし、お値段も素晴らしい。お買い得です。

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