ベートーヴェン:交響曲第7番、マーラー:『さすらう若人の歌』、他 シューリヒト&フランス国立放送管、フィッシャー=ディースカウ
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NAKAKO | 長崎県 | 不明 | 2011年10月22日
7番は枯淡にして滋味豊か。聴くほどに味が出る演奏。これぞ職人技。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2009年11月30日
トリスタンとイゾルデの前奏曲は、実に荘重なインテンポであり、シューリヒトのワーグナー指揮者としての適性を感じさせる。これに対して、愛と死は、終結部の盛り上がりの箇所でアッチェレランドを駆使したりするなど濃厚な表情を見せており、決して一筋縄ではいかない。さすらう若人の歌は、ゆったりとしたインテンポで通しているが、何よりも若き日のディースカウの巧いこと。そのディースカウの絶美の歌唱を見事に活かしたシューリヒトの至芸にも拍手を送りたい。そしてベートーヴェンの第7。平林氏の懇切丁寧なライナーによると、シューリヒトが遺した最後の録音のようであるが、それだけにいかにも巨匠風の構えの大きい名演だ。冒頭のテヌートをかけない最強奏の一打の連続には大いに驚かされるが、主部に入ると、シューリヒトならではの颯爽とした進軍が開始される。呈示部の繰り返しは行っていないが、特に、展開部に入ってからの熱狂や終結部の低弦の響かせ方など、実に素晴らしい。第2楽章は淡々とした表情で開始されるが、やがて、むせ返るような濃厚な表情が表れる。第3楽章は快速のいつものシューリヒト節。第4楽章は、やや遅めのインテンポであるが、シューリヒトの内に秘めたパッションをなんとか抑えようと努力しているのがよくわかる。それも、終結部に至ってついに大爆発。猛烈なアッチェレランドとトランペットの最強奏があり、圧倒的な熱狂のうちに全曲を締めくくるのである。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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