交響曲全集 スヴェトラーノフ&ロシア国立交響楽団(14CD)
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タンノイ愛好家 | 京都府 | 不明 | 2010年12月29日
まだすべてを聴き終わったわけではありませんが、思ったほどうるさくもなく退屈することなく聴かせてもらっています。レビューも少なく評価もそんなに高くないようですが、聞く価値は大いにあります。こういう演奏も大好きです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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七海耀 | 埼玉県 | 不明 | 2010年08月29日
これは、harmonia mundiからバラで出ているものを所有しているが、1,2、4、8番は持っていない。なので、この商品そのものは所有していない。持っている3、5、6、7、9番に関して言えば、9番を除けばかなり良いという感じである。録音レベルが不統一で、3番は低く、逆に7番は高く、コーダで音が割れ気味になる。9番は、録音そのものも良くないし、恐らく史上最速と思われる第三楽章は、ロンドから最後のアレグロ・アッサイまでスピードがあまり変わらず、バーンスタインやアバドの旧盤のように「追い込んでいく」という感じはゼロで、肩すかしを食らう。3番は意外と正攻法のように思うが、最後の解決和音が異常に長いのがスベトラーノフらしい。5、6は明解で、メリハリ万点の演奏。7番は、ある意味良く歌う演奏だが、最後の打楽器はさすがにやかましい。全体を貫くコンセプトのようなものが感じられない、稀に見る統一感欠如の演奏。しかし、名だたるマーラー指揮者の名演に慣れた向きには、一聴の価値ありと思う。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 2010年01月18日
ご存じの通り、マーラーは指揮者に対する指示をあれこれ総譜に記入する人だが、これほど徹底して楽譜の指示に従わない演奏も珍しい。その典型は1番の葬送行進曲で、マーラーの再三のテンポ上げの指示をことごとく無視した結果、べったり遅いテンポ(12分50秒)になっているが、独特な味わいがある。つまりロシアうんぬんというより、スヴェトラーノフ晩年の個人様式によって完全に塗り固められた演奏だ。小回りのきかない人なので、シャープな局面の変化が求められる曲(たとえば7番)はまるで駄目だが、おおらかさといざと言う時の驀進力はやはり目覚ましい。6番はこれだけ拍手入りのライヴで、全曲中最初の録音だが、金管の咆哮、打楽器の強打などテンションの高さは尋常じゃない。ついでは何もかも巨大な3番が魅力的。最近では非常に緻密に演奏されることが多い9番も一筆書きのような破格の演奏だが、面白いところが随所にある。凄まじいテンポで一気呵成に突進する第3楽章(10分25秒)はおそらく史上最速だろう。ロシア語訳で歌っているのかと聞き違えるほど、ナマリの強い歌手たちのドイツ語発音(特にアルトのアレクサンドロヴナ)もご愛嬌。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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らぷとる | 東京都 | 不明 | 2009年12月11日
かつて出ていたVENEZIA盤と同じ演奏のはずです。意外とおとなしい、というのが第一印象です。ショスタコーヴィチ演奏のような爆裂系の演奏を期待すると、ことごとく裏切られるでしょう。6番だって、許光俊氏が言うほど激しいものではありません。テンシュテットの演奏こそ、病気や夏バテしているときには聴けないでしょう。このCDのいいところは、むしろ、たっぷりと込められた歌心ではないかと思います。ほかではあまり聴けない意外な節回しがたまにあって面白いです。大ヒットしたVENEZIAのオムニバス盤『メロディー』のような感じですが、ずーっと長く楽しめます。『大地の歌』が聴ければもっとよかったです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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