グノー、フランク(ルジューヌ編):十字架上のキリストの最後の7つの言葉 コルボ&ローザンヌ声楽アンサンブル、他
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淳メーカー | 愛知県 | 不明 | 2013年02月07日
敬虔な祈りの音楽。本来美しいという言葉はこの種の音楽に使ってはいけないのだろうが、それにしてもこの静謐さは驚きである。音楽がどんどん安っぽいものになっていきそうな現代にあって、この音楽は極めて貴重だ。この種の音楽のスペシャリスト、ミシェル・コルボの指揮はここでも万全だ。まるで作為的なところがない。フランクの伴奏部の美しさ、グノーの合唱の絶妙なハーモニー、数え上げればきりがない。最少編成が肥大化したシンフォニー以上のものを語る稀有の例だ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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さくさくクランキー | 東京都 | 不明 | 2011年06月14日
ハープがいい効果を出していて、とても気持ちがいいです。フランクとグノー、いっぺんに聞くと同じテーマの曲なので正直 印象がかぶってしまうのは、自分の耳が悪いせいだろう、きっと。。。 なのでフランクの日、グノーの日、と分けて聞いてます。コルボの合唱は響きがきれいなので好きです。ミラーレのジャケットは、デザインと発色が美しい、いい仕事してますね。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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北都暢適 | 石川県 | 不明 | 2010年03月30日
『十字架上のキリストの七言』で有名なのものに、ドイツにおけるハインリッヒ・シュッツの作品がある。これに対して、フランス人セザール・フランクによる『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』とシャルル・グノーによる『十字架上のキリストの7つの言葉』を、宗教曲の大家ミシェル・コルボが指揮する。前者はチェロ、ハープとオルガンによる効果的な演奏で、これにローザンヌ声楽アンサンブルが加わる。第1楽章「序」のソプラノ・ソロ、第2楽章「最初の言葉」での合唱が天上の音楽を奏でる。女声合唱は特に綺麗であり、将に極上の音楽といえる。後者は、ローザンヌ声楽アンサンブルによる声楽のみである。しかし、これも綺麗で、ドラマティックな箇所もあり、厭きさせない。シュッツのドイツ的厳格な音楽と異なり、優しさ、上品さ、綺麗さはフランス人好みであろう。アバドのペルゴレージと共に今年の声楽部門ディスク大賞を争う作品と思われる。シュッツと共に手元に置きたい一枚である。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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