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ブリテン、ベンジャミン(1913-1976)

SHM-CD 戦争レクィエム 小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ

戦争レクィエム 小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ

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    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  2012年08月27日

    師、バーンスタインは、広島の地で平和の歌を歌った。もう一人の師、カラヤンは、ニューイヤーコンサートで平和を語った。音楽と平和への信念を受け継いだ小澤征爾さんは、2009年、長野で、平和を祈り、死者を追悼し、戦争の愚かさ、残酷さと、二度と繰り返してはならぬとの強烈なメッセージの込められたこの曲を取り上げ、この通り、心に迫る圧倒的名演を繰り広げた。そして、翌年、病に侵された身体を引きずり、もう一つの音楽の故郷であり、かつて日本と殺し合いをしたアメリカでこの曲を演奏した。氏が、中国、旧満州で生まれ、日本で学び、西洋へ渡り、世界的音楽家、巨匠となった姿が、ここに刻まれている。音楽家として、現代を生きる人間として。カーネギーホールでの公演が、氏の最後の海外演奏とならぬ事を、強く願う。

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    安曇野のカラヤン  |  長野県  |  不明  |  2010年10月11日

    昨年のサイトウキネン、オペラの演奏会はなく、代わりがこの戦争レクイエムという位置づけだったと思いますが、実際の演奏会を聴き終えた満足感としてはこの上なく充実したものであり、本当に感動的でした。特に「共に眠ろう」の部分は涙なくしては聴けないほど…。そうした素晴らしい音がギュッと詰まっているのが当CDかと思います。個人的な希望としては終演後の拍手も入っていればと思いますが、余計なノイズになってしまうのかしら?また、今年のニューヨークでも再度演奏されるそうなのでチャンスがあれば是非実演に接して頂きたいと思います。

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    ハムカツ  |  東京都  |  不明  |  2010年09月28日

    「20世紀音楽」「合唱付」「大規模編成」という、小澤さんが得意とする要素がすべて含まれた戦争レクイエム、悪かろうはずがないと思い、公演最終日の8月30日に松本へ足を運んだ。そして会場で響き渡った演奏は、こちらの期待を遥かに上回る超弩級の名演だった。リベラ・メでは溢れ出る涙を抑えることができなかったことを昨日のことのように覚えている。勿論ナマ演奏と録音を単純比較すべきでないことは承知している。しかしこの録音は、SACDという現在望み得る最良のフォーマットでのディスク化と相まって、あの日の感動をかなりの確度で伝えてくれる。 強いて言えばSACD2枚組で6000円と高価である点(尤も3000円の通常盤という選択肢もあった上でSACDを選んだのは自分なので、あまり文句も言えないのだが)及び通常盤で1ヶ月(SACDは2ヶ月も!)発売が遅れた点を減点項目として挙げられようが、優秀な録音と掛値なしに人類の遺産と呼ぶべき演奏内容の前では大した問題になどならない。なによりあの名演がこうして記録されたことに素直に感謝したい。

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    haru  |  奈良県  |  不明  |  2010年09月26日

    戦争を嫌うブリテンの作品。詩の内容も音楽も訴える力が強い。3人の巨体ソリストの声の迫力!コーラスとオーケストラも十分に力を出しているし、それを指揮する小沢の指揮ぶりは巨匠の域。ユニバーサルのSHM−SACDは、このディスクだけがマルチチャンネル録音で、それ以外は全部ステレオ録音。マルチチャンネルで聴いた感想を述べる。プロデューサーズ・ノートを読むと、「テノールとバリトンは指揮者のすぐそば、ソプラノは正面の最奥の最上段に位置する。児童合唱団は2階席にあるサイドバルコニー」とある。なるほど、デッカはこれらの声楽を立体的に収録するためにMulti-ch録音を選んだのだろう。実際、CD2のトラック2を聞いてみたら、ちゃんと右スピーカの上あたりから天使の声が聴こえてきた。これでバルコニー席からの児童合唱団(天使の声)と正面のバリトンの声との掛け合いが大変おもしろく聴けた。正面奥のソプラノと、手前のバリトン、テノールとの距離感も十分感じられる。ついでにステレオ層を聞いてみたがこちらは非圧縮であるが、基本的に両スピーカの間とその周囲からしか音が聴こえてこないので、部屋中への音の広がりが少なく感じる。松本文化会舘の箱の形を見れば左右の壁が迫っているので無理もないかも知れない。Multi-ch録音ではリアチャンネルの存在が大きく、結果として空間を広げるように補正しているのだろう。例の児童合唱のところでは、ステレオでは児童合唱団が下に降りてバリトンと位置が重なってしまい、バリトンの背後霊のように聴こえてくるのでつまらなく感じた。ユニバーサルは、このように立体的な演出をやって、次のマルチチャンネル録音を進めてほしい。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年09月25日

    演奏について評価する前に、まずは録音にして言及しておきたい。ユニバーサルは、本年になってSACDの発売を再開するという快挙を成し遂げたが、これまでのところ、何年か前に既に発売されたSACD盤のより高音質化での再発売が中心となっている。そのような中で、小澤&サイトウキネンのブラームスの第2ほかをおさめた盤と本盤は、ユニバーサルが満を持して発売したSACDの新録音だ。ブラームスの第2の録音は見事であったが、本盤も極上の高音質だ。しかも、本盤は、マルチチャンネル付きのシングルレイヤーである。このような仕様は、SACD草創期にエクストンが何枚か発売していたくらいしか記憶がないが、おそらくは、ガラスCDは別として、現在望み得る最高の高音質と言えるだろう。戦争レクイエムのように、静謐な合唱を中心とする作品には、このような仕様は抜群の効果を発揮しており、いささか大げさではあるが、戦争レクイエムの最も理想とする録音がついに現れたと言っても過言ではないのではなかろうか。演奏内容も素晴らしい名演。最近、健康が悪化するなどファンを大変心配させている小澤であるが、ここではオーケストラや合唱団を抜群のバトンテクニックで統率し、実に清澄なレクイエムの世界を構築している。今や大指揮者となった小澤には、今後とも健康に留意していただいて、本盤のような名演を一つでも多くのこしていただきたいと思う聴き手は私だけではないはずである。

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  • ★★★★★ 

    ま〜さん  |  東京都  |  不明  |  2010年09月25日

    演奏がスタートすると、凄まじい緊張感に包まれていることが分かる。そして、その緊張感は最後まで持続することなる。「火刑台上のジャンヌダルク」も名演だったが、小澤にこのような声楽入りの曲を振らすと天下一品である。私は満足した。またディスクがSACDのシングルレイヤーだったせいか、録音も出色である。ホールの拡がりを部屋に持ち込んだようで、非常に自然な仕上がりだ。

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