エトヴィン・フィッシャー名演奏集(10CD)
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mari夫 | 東京都 | 不明 | 2017年07月06日
大家にしてはあまり聞いてこなかった。もっているのもフルトヴェングラーとの「皇帝」とかデヴィートとのブラームスとかシュヴァルツコップとのシューベルトとか、むしろ共演者の方に惹かれて買った口である。でもこれだけ纏めてもらってこの値段ならと思って買ったのだが、面白かった。穏やかな演奏というか慈味で勝負みたいな人のような気がしていたが(勝手な想像!)、実は結構激しくロマンティックな演奏もある。ベートーヴェンの二つの協奏曲がそれにあたる。四番は初めて聞いたがなかなかの名演。ソナタの方では「悲愴」が激しい。デヴィートとのブラームスは、もっているターラ盤と比べて遜色のない音でこれだけでも元が取れる。デヴィートのヴァイオリンは本当に心に沁みるし、3番なんかでは迫力も不足する所はないし、フィッシャーも大家の芸でそれを支えている。バッハは「平均率」の抜粋で一枚にしているが、有名な演奏だけれど、やっぱりグールドを知った後だとさすがに古さを感じる。シューベルトは歌曲の方はいうまでもないけれども、即興曲、とくにソナタに通じるような作品142の演奏が骨太で立派。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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segovia | 愛知県 | 不明 | 2014年04月20日
古きよき時代の演奏といえよう。情報伝播が早い現代では、演奏オリジナリティが薄れていると感じざるを得ない。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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おっさん | 神奈川県 | 不明 | 2014年01月12日
伝説のエトヴィン・フィッシャーを聴きたいと思っていたが、音の悪さをを考えると気が重かった。今回聴いてみて、意外に音がいいので驚いた。技術的にはヘロヘロのところもあるが、この時期の巨匠が何を大切にしていたかがわかるように思う。へー、うまいなーというのが実感。ニュアンスが細かく、雰囲気がある。演奏というものは果たして進化しているのだろうか。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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arisuyama | 愛知県 | 不明 | 2011年05月15日
デ・ヴィートのブラームスがEMI盤より聞き栄えがするに驚き。何種類か持っているがメンブランの方がいい。装置との相性なのかと思いつつ、カンポーリのヘンデルの先例も有り、これ1枚で完全に元が取れた!・・・などと下司な事にほくそ笑むセットでした。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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yukkie | 東京都 | 不明 | 2011年02月21日
まだこのとつとつとしたピアニズムに慣れないでいますが、この人が20世紀前半のドイツを代表するピアニストであったという片鱗を垣間見ました。ブランデンブルグ5番を弾き振りでピアノで押し通すあたり時代を感じますが、このカデンツァの演奏は素晴らしいです。また弾き振りのモーツァルト20番も良く、クリップス指揮の25番は指揮にいらいらさせられるものの、ピアノ独奏にはほろりとさせられました。これらを聞いただけでも買った甲斐がありました。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Mickey | 埼玉県 | 不明 | 2011年01月12日
ほとんど所有している録音だが、価格の安さからつい購入してしまった。内容はEMIへのセッション録音中心に一部放送録音が含まれている。リマスターの違いで、同録音でもEMI盤とは微妙に音質が異なるが、概ね良好な仕上がり。ベートーヴェンの悲愴ソナタはEMI録音とあるが、同年52年録音の手元にあるEMI盤とは別音源のようだ。これがEMI盤を上回る予想外のいい音で、これで初めてフィッシャーの生の音が想像できた。これを聴くためだけでも、このセットは価値がある。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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