交響曲第2番 ヨッフム&バイエルン放送交響楽団(2CD)
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lightnin | 青森県 | 不明 | 2013年05月20日
マーラーの交響曲を演奏しなかったフルトヴェングラーですが,作曲家としてのマーラーを意識していたのでしょうか。彼自身の作品は時代錯誤的な作風と見られて冷遇されていた面があるようですが,この演奏を聞いて実に深い感銘を受けました。フルトヴェングラーが亡くなって間もない演奏です。ヨッフムは親交のあったフルトヴェングラーへの敬愛の念とともに指揮に臨んだものと思われます。それらが十分に現れたすばらしい演奏だと思います。録音は1954年のものですから,これ以上の音質は望めないと思います。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Behaghel | 東京都 | 不明 | 2012年01月28日
まず音がすばらしくキレイに入っています。状態の良いモノラル録音です。大編成で実演を聴いても金管に弦の音がかき消されやすいこの交響曲ですが,この録音は大変優秀だと思います。(欲を言えば録音レベルが低いように思います。いつもよりヴォリュームを上げて聴いています。) 演奏も大変立派です。自作自演以外にはちょっと前にリリースされたバレンボイム・シカゴ響の哀愁と思い入れたっぷりの演奏が見事でしたが,このヨッフムの演奏も管弦楽の美しさの中に苦悩や未来への憧憬が込められている印象を持ちます。フルトヴェングラーと同様ナチス政権下のドイツで生活していた音楽家ですから,立場はどうあれ当時の体験をこの曲に体現できる力を持ち得たのだろうと思います。楽譜を再現した,ただ美しいだけの悲壮感のない演奏になっていないのが作品に対する好意的態度と思えます。(ヨッフムはフルトヴェングラーをどう思っていたのか興味深いです。) オーケストラの鋭角的な反応もステキだと思います。この曲は丸くまとまってしまうと全然面白くないので,このようにとんがった演奏をしてこそ価値があると思います。オーケストラにとってもとても難曲だそうですから,この録音を聴く限りではバイエルン放送響,一糸乱れぬ演奏でとても優れたオーケストラです。 購入価値は充分あると思います。ステレオならバレンボイム盤しかないのですが,モノラルだと自作自演盤もあります。仏フルトヴェングラー協会の自作自演盤が最も演奏としては壮絶でこの曲らしいと思いますが,誰でもが入手できる高品質な演奏とすればこのヨッフム盤は選択肢に入れるべきでしょう。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ドンナー | 神奈川県 | 不明 | 2011年06月27日
バイエルン放送交響楽団の記念ボックスからの分売により、この名演が求めやすくなったのは有難い。音も大変良く、フルトヴェングラーの代表作を味わうには最適のCD。フルトヴェングラーは、自作が他の指揮者が取り上げてくれることを望んだそうだが、ヨッフムであれば大変喜んだことだろう。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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けーくん | 東京都 | 不明 | 2011年03月20日
これはすばらしい!。第一楽章のたっぷり旋律を歌い上げる構築、第四楽章の重厚な展開、どれもこれも作曲者自身とは違う完成度の高みをみせている。 ヨッフムの、フルトヴェングラーへの哀悼の心情があふれており、願わくば彼が晩年この曲を振ったCDが聴いてみたかった。 また、前衛音楽におされていたネオロマンティシズムの音楽が復興しているいま この作品は再評価されねばならないだろう。 大指揮者の余技では決してない深い精神性が描かれている名曲だと思う。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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