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Chopin (1810-1849)

CD Chopin Recital 2010 : Mejoueva (2CD)

Chopin Recital 2010 : Mejoueva (2CD)

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  29/August/2013

     ショパン・イヤー、当然ながらいろいろな盤が登場したものだ。メジューエワのショパンもいろいろ出ていた。しかし全部買うことが叶わず、曲目の豊富さに魅かれたこと、彼女のライヴの味わいを体験したかったことを考え当盤を購入した。   聴く前の先入観では「甘ったるいショパンだったらいやだな」だが心配ご無用。しっとり聴かせる、味のあるショパンだった。   そこはかとした「タメ」がまさにため息をつかせる。どこか儚い、少し触れたら壊れてしまいそうな音の繋がりが美しい。そんな雰囲気を感じ取ったのかどうか拍手も曲が終わってから余韻をかみしめたような感じでよかった。余韻を寸断する「ブラボォ!!」の絶叫はこのCDには、メジューエワの演奏には、似合わない。  ちなみに、セッション録音だともっと突きつめるのだろうか? 少しずつ集めたいので簡単に廃番にしないでほしい。

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  • ★★★★★ 

    sadRed  |  千葉県  |  不明  |  14/February/2011

    ショパンに限らず西洋クラシック音楽のロマン派は私にとって全然重要なものではなかった(バッハとモーツァルトとベートーヴェンだけあればよい)が、この方の演奏からは、ショパンがベートーヴェンと(ほぼ)同時代人であること、ヨーロッパ史の動乱期転換期を生きた人であることを、強く認識させられる。だからその音楽は、言いたいことの中身が強くて激しいのである。その強さ激しさをきちんと(ベートーヴェンんなみに)ダイナミックに構造的に打ち出したショパンの演奏は、過去にめったにない(私は寡聞にして知らない)。リヒテルの幻想ポロネーズは、凄いと思うが。というわけでロマン派音楽嫌いの私が、完全に圧倒されつつ完全に納得感動して聞いてしまうのが、このライブ演奏だ。この、類のない偉才ピアニストの、今後の健康長寿をせつに祈りたい。

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  • ★★★★★ 

    honoji  |  愛媛県  |  不明  |  02/February/2011

    真摯としなやかさ・・・メジューエワの音と響きが伝えてくれるもののキーワードではないか、と思う。そこにはそれぞれの楽曲にある凄みや、深淵や軽やかさ、暗と明がみずみずしさとともに含まれている。 そのメジューエワの今、二晩をとらえたのが当盤である。どの演奏が特に良いのか、聴き直しているが、あきらめた。優劣はつけることができない。今現在は、デスク1では、3,4,7曲目などの精妙なタッチと、デスク2全体の没入感が胸を打ってくる。彼女のピアノは、どの声部のメロディも実に豊かに語りかけてきていることに最近気がついた。音楽が、すぐれた小説や映画、映像ドラマに劣らない神秘的な物語や映像を喚起するものであることを、彼女の演奏は証明している。

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  • ★★★☆☆ 

    恐怖のタヌキ男  |  不明  |  不明  |  14/January/2011

    このところ若林工房からCDを集中リリースしているメジューエワ、2日間のコンサートを全曲CD化、それもアンコールありとはすごいもので、しかし、ライヴのためか、曲により出来不出来があります。1枚目の遺作の夜想曲や革命のエチュード、2枚目のバラード第1番、子犬のワルツなどは秀逸ですが、2枚とも、CDでは後のほうの曲はややイマイチであり、優れた出来の曲のみをCD1枚にまとめても良かったと思いました。それでも、メジューエワのショパンは、非凡です。

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  • ★★★★★ 

    M  |  愛知県  |  不明  |  01/January/2011

    かつてのホロヴィッツと同様な意味で、こうしたライブでのオムニバス的アルバムを商品化できる事自体ピアニストの実力の証拠でもあると思われるが、自分の手持ちのセッション録音の重複曲目で比較してみると当アルバムがライブの為か、より曲を自分のものにしている感じが伝わって来る。特に優れていると思ったのはバラード1番と幻想ポロネーズ。バラードは夢幻的な美しさ。幻想ポロネーズでは作曲者のもっている狂気(病気の苦悩の無関係ではないだろう)にまで足を踏みいれた趣がある。夫々曲の新境地を開拓した感がある。他にソナタ3番の第一楽章主部の音の捌き方の美しさ。英雄ポロネーズでは前録音と異なった音楽作りで納得できるものがあった。

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  • ★★★★★ 

    風のクリスタル  |  兵庫県  |  不明  |  31/December/2010

    いつも楽譜を置いて演奏する(楽譜を逸脱しないように)彼女の演奏。 バラード第1番などライヴ演奏ならではの大胆な間合いやフレージングのとり方がとても感動的だ。続く雨だれの前奏曲では正確なリズムの中に熱いロマンを感じさせる。 よくライヴ録音にありがちな、荒っぽく弾き飛ばしたあげくに最後の音が終わらないうちにブラボー!!の嵐を浴びせるような演奏会ではなかったことが本当にありがたい。 彼女の演奏は最後の1音が消え入る瞬間に煌めく。

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