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シューベルト(1797-1828)

CD 『冬の旅』(無伴奏合唱版) 里井宏次&ザ・タロー・シンガーズ

『冬の旅』(無伴奏合唱版) 里井宏次&ザ・タロー・シンガーズ

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    joe  |  宮城県  |  不明  |  2011年02月27日

     失恋した男の魂の彷徨を描いたシューベルトの超有名歌曲を、千原さんが混声無伴奏合唱曲集に仕上げた盤です。タローシンガーズはピッチも見事に安定していて、最後まで集中して聴くことが出来ました。また、編曲もピアノ部分を人声で代用したり、原曲にはない現代作曲家としての効果的な技術も入れてあり、それが曲を壊すことなく、むしろ原曲にはない「効果」をあげることにも成功しており、面白く聴けました。例えば「菩提樹」の中で樹が語りかける歌詞を女声ソロのレシタティーボに処理にしたりとか・・今年中に楽譜も発売されるそうで、その際には是非購入し、そのアレンジの妙を目で確かめながらもっと深く聴きこみたいと思います。  歌曲と合唱の違いを考えた場合、簡単に「個」と「集団」の違いが上げられると思います。そこで私がいつも気になるのが「テクストの内容が訴える個的なモノを、集団で歌いあげる不気味さ」なのです。例えばマーラーの「さすらう若人の歌」は私には全くの個的な感情を押し留めた「歌曲」なのですが、それを男声合唱にしてしまったモノを聴いた際に思ったことは、ステージ上から多人数が同時に「僕の心はこんなにも深く傷ついている!」と歌っていることへの「不気味」でした。中島みゆきの「時刻表」という歌にこんな部分があります。「・・君がついた溜息なのか・・僕が落とした溜息なのか分からなくなるから・・」元来、歌曲が持っている非常にパーソナルでインティメートな世界を、合唱作品化することで普遍化しようとする意図は理解できなくもありませんが、「集団」で1つの感情を一体になって歌い上げる「不気味」さも何となく感じてしまうのです。そこに日本人のメンタリティを見るのは、やや風呂敷を広げ過ぎでしょうか?

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  • ★★★★☆ 

    zap  |  東京都  |  不明  |  2011年01月28日

    当日のコンサートで聴きました。ツェンダー版を意識したような攻めの編曲が面白いです。同盤がお気に入りならおすすめかも。

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