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CD クラウディオ・アラウ EMII録音集(12CD)

クラウディオ・アラウ EMII録音集(12CD)

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    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  2013年09月27日

    深い音色から醸し出される含蓄という点ではフィリップス時代の方が上であり、ベートーヴェンのソナタはフィリップスへの60年代の全集に軍配を上げたい。一方でこのEMI選集では、ヴィルトゥオーゾ要素は明らかに優っており、さらに瑞々しいファンタジーに溢れていることが特筆される。有名なジュリーニとのブラームスが圧巻だが、それ以外のガリエラとのコンチェルトもどれも良く、フィリップスへのものを大きく凌ぐ。ショパンのエチュードとソナタも全く素晴らしく、めったに演奏されないシューベルトの3つの即興曲が取り上げられるなど、聴きどころ満載。これを聴かなければ、本当のアラウを知ることはできないといっていい。

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    編集マニア  |  不明  |  不明  |  2011年03月05日

    クラウディオ・アラウといえばフィリップスのイメージが強かろう。だがフィリップスと契約した時、アラウは既にほぼ還暦であったのだ。アラウがフィリップスよりも前に、DG,BMG,Sony,EMIに少なからぬ録音を残していることは、余り知られていないようである。もっとも、LP時代後期にはガリエラとのチャイコフスキーとベートーヴェンの皇帝を片面ずつに詰め込んだ1枚が、セラフィムから1300円シリーズで確か出ていたし(懐かしい!)、ジュリーニとのブラームスなどは何度もCD復刻されているから、いくつかの録音については馴染みのあるものかもしれない。しかし、とにかくアラウ50代の演奏がこのようにまとまって聴けるのは、大変喜ばしいことである。中にはフィリップスへの再録のない作品も少なくない(ショパンのソナタ、エチュード、シューベルトさすらい人、ウェーバーなど)ので、その点でも貴重である。この時期は普通に考えればピアニストとしての最盛期に当たるわけで、アラウの場合も例外ではない。心技体の充実した演奏は、どれも聴き応え十分である。ほかSonyへはアルベニスのイベリア、DGにはバラキレフのイスラメイ(SP録音)などがあった。

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