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Bizet (1838-1875)

SHM-CD Carmen, L'arlesienne.1, 2, Jeux D'enfants: Chung Myung-whun / Bastille O

Carmen, L'arlesienne.1, 2, Jeux D'enfants: Chung Myung-whun / Bastille O

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  04/June/2011

    本盤にはビゼーの有名な管弦楽曲の演奏がおさめられているが、いずれも素晴らしい名演だ。チョン・ミュンフンは、パリ・バスティーユ管弦楽団とともに幻想交響曲の名演を成し遂げるなど、フランス音楽を得意中の得意としているが、本演奏においてもその実力や楽曲との相性の良さが如何なく発揮されていると言える。ビゼーの管弦楽法は、その後の作曲家からの賞賛の的とされているが、チョン・ミュンフンは、その巧みなオーケストレーションを完璧に音化し、色彩感溢れる演奏を繰り広げている点を先ずは評価したい。また、楽曲のトゥッティに向けて畳み掛けていくような生命力溢れる力強さや、抒情的な楽曲における情感の豊かさにおいても申し分がないところであり、いい意味での硬軟バランスのとれた演奏に仕上がっていると言える。また、「カルメン」組曲における情熱的なスペイン的情緒や、「アルルの女」組曲における南仏の牧歌的な雰囲気などの描出にもいささかも抜かりがなく、オペラにも名演の数々を成し遂げているチョン・ミュンフンの演出巧者ぶりが際立っていると言えるだろう。「カルメン」組曲や「アルルの女」組曲については、先般SACD化によって更にグレードが上がったクリュイタンスによる超名演(1964年)があり、それはフランス風のエスプリに満ち溢れた瀟洒な味わいを色濃く有していた。本盤におけるパリ・バスティーユ管弦楽団による演奏も、金管楽器によるロマンティシズムに満ち溢れた華麗な音色や木管楽器の軽妙洒脱な音色など、クリュイタンスの指揮の下で演奏したパリ音楽院管弦楽団と遜色がないほどのセンス満点の名演奏を繰り広げており、少なくともオーケストラ演奏に関しては、クリュイタンス盤に一歩も引けをとっていないと考える。録音は従来盤でも十分に満足し得る鮮明な音質であったが、今般のSHM−CD化によって音質がさらに鮮明になるとともに、音場がかなり広くなったのではないかとも考えられる。チョン・ミュンフンによる素晴らしい名演を、SHM−CD盤による高音質で味わうことができるのを大いに喜びたい。

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    太陽神  |  東京都  |  不明  |  31/May/2009

    チョン・ミョンフンが得意とするフランスものの中でも、特に十八番となっている曲。カルメンもアルルの女もクリュイタンスが人気だが、フランスものはこのCDぐらいのしなやかさが有ったほうが良いのではないか。 アルルの女では、ファランドールのフィナーレで、金管楽器が織りなす独特のフランスサウンドが聴ける。これが聴けるのはこのCDだけ。

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