Ryo Wada

Books 忍びの国

忍びの国

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    まんまる  |  福岡県  |  不明  |  11/April/2021

    映画化を知ってから、今作を読みました。映画の完成度も凄まじいです。原作と比較して改変された部分を見つける作業が楽しい。

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    ぽんちゃん  |  埼玉県  |  不明  |  14/April/2014

    伊賀忍者と言えば、服部半蔵が浮ぶのだが(忍者ハットリくんも有名だ)、 この物語の主役は伊賀一の凄腕”無門”という歴史的にも無名な男。 僕のイメージでは、忍者=ストイックである。 暗闇に隠れて耐え忍び、一撃のもとにシゴトをこなす。 まさに必殺仕事人的な・・・ この物語の主役”無門”といえば、超怠け者。 人を殺すことにはなんのためらいもないのだが、金が貰えない事にはテコでも動かない。 しかし惚れた女には逆らえず、なんとか金を稼ぐことを考える。 他の伊賀忍者たちといえば、やはり金の事で頭がいっぱいの守銭奴だ。 彼らは、地侍に雇われている下人であり、地侍には逆らえない。 伊賀忍者の実態が、そんな百姓衆の下っ端であったのだ。 伊賀国においては、主権争いが醜いほど行われており、 国の至る所で、伊賀忍者同士の戦が日常的に繰り広げられていた。 平気で人を騙し、裏切り、自己中心の度を越えた”人でなし”たちというのだから、 僕のイメージとは大分違った。 (文中の所々に歴史書の引用文が記載されているので、本当だったのだろう) そんな伊賀忍者たちも、国に攻め込まれるときは一致団結するのだから強かだ。 また大金の為には知恵をひねって、大軍との戦も仕掛けたりする。 その辺が面白い(もっとも命令を下すのは地侍で、下人は常にいいなりである)。 天下の織田信長の次男坊である信雄軍との一騎打ち。 両軍の駆け引きにワクワクしながら、ページをめくるのが楽しくなってくる。 多数の武将軍団と少数精鋭の忍者軍団。 最後に笑うのはどっちだ! ”無門”の動向に目が離せない!! 『のぼうの城』に匹敵する、いや『のぼうの城』を超えた面白さが堪能できる傑作だ。

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