交響曲第1番 小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ(2010)
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テリーヌ | 大阪府 | 不明 | 2014年02月09日
非常に恥ずかしながら、「小澤さん+サイトウキネン+ブラームス」の組み合わせは2014年になるまで聴く機会を持っていませんでした。「小澤さん完全復活」のニュースで流されたときに流された断片的な抜粋程度で知っていたに過ぎません。その後村上春樹さんの小澤さんとの対話集の本を読むことがきっかけでこの録音を聴き、大いに満足いたしました。もともと音楽は言葉で表現しにくいですが、安定感や充実感を感じつつ迫力も繊細さも美しさも併せ持った、ぐいぐい引っ張られる演奏で、感動いたしました。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ロマン派 | 新潟県 | 不明 | 2012年04月17日
第1〜3楽章は以前の録音のほうがいい箇所もあって甲乙つけがたいが4楽章はこのカーネギー版が圧倒的にすばらしい。これを聴くと、すべては4楽章、フィナーレをフィナーレたらしめるために存在したのか、と思ってしま。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ニョッキ | 東京都 | 不明 | 2011年07月24日
小澤盤はボストンとサイトウキネン2種聴きました。 緻密さではボストン時代が1番。でも感動するのはやはりこのニューヨークライヴですね。とても熱い!フィナーレへ向かって疾走する感じが他のどの演奏と比べても素晴らしいです。 録音は拡がり、奥行きとも狭いので最良とは言えないかな。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2011年07月04日
「TSUNAMI」(ちょっと時期的に皮肉にはなってしまったのは残念ではありましたが)で好調だった桑田佳祐とほぼ同時期食道がんを患った小澤征爾がその復帰後2010年年齢的には75歳という指揮者としては充分なキャリアを積んでいるだけに得意のブラームス交響曲第1番への思いは過去の演奏盤とはまた異なるものを伝えている様です。過去の演奏盤とは1977年BSOを振った物(タイム@13’07A9’52B5’06C16’46)と今回同様SKOを振った1990年盤(同@13’03A8’16B4’50C16’30)が代表的に思いつきますね。さて。本盤はニューヨークライブで最終楽章の聴衆のうねる様な拍手と歓声が一分程収録されておりそれがライブでは当り前なのですが演奏の素晴らしさへとともに特に復帰という事業を成し遂げた小澤への賞賛である事で感動が余計に増して来る様です。演奏タイムは@13’38A9’04B4’53C16’58(拍手除く)と概ね過去分と大差はありませんがこうして数字だけ見ますと第2楽章に若干の異動がありますね。さて、演奏は出だし「ふくみ」のある音色で所謂馬力だけでは進んでおりません。ちょっとした節回しにも前回二十年前の演奏には聴けない小澤の熟成が垣間見れます。第1楽章中ほどピークへの足がかりのゆっくりとした確かな踏みしめは印象的です。中略して最終楽章の例の歓喜テーマはテンポとしては割りと速く感じました。最後の詰めのファンファーレも前回とは違いティンパニーの踊りは加わってはいませんが引っ張っての〆めは聴衆のスタンディングオーベーションをいやがおうでも導いて行きます。演奏で見られた少々の瑕疵も小澤のある種の覚悟の凄さにより相殺され逆にライブ演奏の素晴らしさを的確に伝えている様に思えました。今回本演奏には色々の盤仕様があり高品質なものは更に期待されますね。私は小澤の演奏に「日本」をいつも感じている者ですが今回も本人の頑張りは勿論とそれと共に時期的に「日本の頑張り、日本への励まし」を歌っている様でもあり今後も大切に守って行きたい演奏になりますね。桑田佳祐も頑張ってね!(タイムについては盤により多少異なる場合があります)3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2011年06月25日
本盤におさめられたブラームスの交響曲第1番は、昨年1月より食道がんのために病気療養をしていた小澤が昨年12月、ニューヨークのカーネギーホールにおける3日間のコンサートにおいて本格的な指揮活動への復帰を果たしたが、その初日(14日)の感動的なコンサートの記録である。通常CD盤としては既に本年1月に緊急発売されているが、今回はブラームスの交響曲第1番に加えて、15日の幻想交響曲と18日の戦争レクイエム(当面発売延期)も含めて、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤で発売されるとのことであり、これは我が国のクラシック音楽ファンとしても大いに歓迎したい壮挙であると考える。小澤はブラームスの交響曲第1番を得意中の得意としており、既にボストン交響楽団(1977年)やサイトウ・キネン・オーケストラ(1990年)とスタジオ録音を行っている。一方、本演奏については小澤も楽章毎に水分補給をとるなど本調子には程遠く、演奏の安定度からすれば過去の演奏とは比べようがないのかもしれない。したがって、本演奏に対して演奏上の瑕疵や楽曲の本質への追及の深みのなさなどを指摘するのは容易なことであり、現に、レコード芸術誌においてもとある高名な音楽評論家などが厳しい評価を下していたのは記憶に新しいところだ。しかしながら、本演奏については、そのような演奏上の瑕疵や精神的な深みなどを指摘すべき性格の演奏ではない。というか、そのような指摘をすること自体が、自らの命をかけて指揮を行った小澤に対して礼を失するとさえ言える。小澤の渾身の命がけの指揮が我々聴き手の心を激しく揺さぶるのであり、それだけで十分ではないだろうか。そして、小澤の入魂の指揮の下、大熱演を繰り広げたサイトウ・キネン・オーケストラや、演奏終了後にスタンディング・オヴェイションとブラヴォーの歓呼で熱狂した当日の聴衆も、本演奏の立役者であると言える。正に、本演奏は、指揮者、オーケストラ、そして聴衆が作り上げた魂の音楽と言っても過言ではあるまい。このような魂の音楽に対しては、前述のようにそもそも演奏内容の細部に渡っての批評を行うこと自体がナンセンスであり、我々聴き手も虚心になってこの感動的な音楽を味わうのみである。録音は従来盤でも良好な音質ではあったが、今般のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化によって次元が異なる鮮明な高音質に生まれ変わった。小澤が成し遂げた渾身の超名演を、現在望み得る最高の高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したい。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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KANA07 | 石川県 | 不明 | 2011年06月18日
カラヤンのロンドン公演をほうふつさせる超絶的名演。録音も最高。出だしから気合十分な上、中間部の格別な美しさ、コーダも最高の仕上がりなど最高の名盤の誕生。バイオリンソロ、ティンパニの強打が特に印象的。レコ芸で推薦者がいなかったのが不思議なくらい。音質的には、SACD化により音が分厚くなりティンパニの打ち込みも強烈。小澤先生の新録はすべてSACDで発売してほしい。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2011年06月09日
さて、全くの印象(想像)なので、御不快の向きには申し訳ないのですが…。これ、当日、会場で展開された音楽や人々の想いが半分も記録されていないのではないかなあ。期待する聴衆、精いっぱい応えようとするオーケストラ、そして何よりも小沢さん自身の意欲、それらがなんかいかにも希薄な感じがするのですよ。実際には会場ではそれらが最上の形で結実したのだろうなあ、だからこれだけの万雷の拍手になったのだろうなあ、と思うのです。でも、このディスクで再現された音からはそれらがストレートに伝わってこない。特に、オーケストラの音量やバランスはどれほど小沢さんの目指すものを忠実に再現できているでしょうか。また、この曲はタテの線の極めて厳密なる一致を要求するところが多いのですが(冒頭からそうだ)、それらがしっかり合っていないところ(それ故、脆弱性を感じるところ)もちょこちょこあります。会場ではきっとものすごい音楽行為が展開されたと思うのですが、ディスクで聴く分にはそれが十分に伝わってこない、そんな感じです。期待したので、残念。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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pf | 東京都 | 不明 | 2011年04月13日
ブラームス第1を初めて聴いたのがチェリビダッケだったためか、その後、数枚を経ても作品自体の印象をとらえることが難しかったのですが、この小澤さんの盤でやっと一定の基準となる演奏に出会った感じがしています。 個人的には、この演奏は「この作品はこのような音で聴きたい」と思っている内容で、大変満足しています。 内容自体には満点★を付けます。満足しているものにそれ以上の感想は無いのですが、発売後、大して時間もおかずにSACDやSHM-CDなどのラインナップを増やす販売法には疑問があるので、★は1つ減らしました。それなら通常のCD版は初めからSHM-CDで発売すればいいですね。9人の方が、このレビューに「共感」しています。
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恐怖のタヌキ男 | 不明 | 不明 | 2011年03月16日
物凄い熱演です。小澤征爾の元でサイトウ・キネン・オーケストラが火の玉のようになり燃えています。ライヴによる爆発で、この曲にとって理想的な展開であり、小澤の真骨頂です。小澤はまた療養中だそうですが、復活して欲しいです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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athlete105 | 神奈川県 | 不明 | 2011年03月13日
ブラ1の私にとっての名演は、1960年代以前ですとフルトヴェングラー・BPOで、1970年代以降では、ザンデルリングかバーンスタインでした。しかしこの演奏はフルトヴェングラーには及ばないが、以来最高の名演だと思う。小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラの演奏はまともに聞いたことがありませんがが、このブラ1を聞いて驚きました。指揮者と管弦楽ともにすばらしい!!最高です!1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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tbo | 不明 | 不明 | 2011年03月11日
秀演である。ただし、宣伝文やレビューなどを読み、完全燃焼した壮絶なる演奏…といったものを期待してしまったのだが、少々肩透かしをくらったのも事実である。先入観を排して耳を傾けて欲しい演奏。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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モーリス・ドビュッシー | 茨城県 | 不明 | 2011年03月10日
「奇跡の」とか「限定」とか「緊急発売!」いつもは流してしまう言葉ですが,これだけはすぐに購入して一聴,「よかった・・・」としみじみ感じました。小澤さんは自分の親父と同じ年齢でもあることから勝手に親近感を覚え,実演や録音には出来る限り触れてきたつもりですが,ボストンでの「ツァラ」「火の鳥」あたりの録音や,一時期のサイトウキネンの,あまりに室内楽的でアクのない演奏に(何か今のR氏&B◆Oと似ているような気がしてならない・・)とても空虚な感じを受けて,小澤さんの本心からに違いない「日本人がどこまで西洋音楽をやれるか一生の実験」「今,後の世代に伝えておかないと・・」という言葉の結果が果たしてこれでいいのか!?・・・となんだか虚しくなってみたり・・・でも実演で何度か接した小澤さんの演奏はいつも熱く(新日フィル&ユンディ・リとのグリークは最高でした!)小澤さんの目指しているのは一体どこなんだ?と自分の中で計りかねていた時期がありました。しかし!!この演奏は病気からの復帰という事情ももちろんあったと思いますが,実演で接するあの熱さ・空気感がひしひしと伝わってきて目頭が熱くなる物があり,本当に本当によかったと思います。またデッカの録音もいいですね。カーネギーはベタで,管楽器類が弦の中に溶け込んで,録音によっては弦の音とブレンドしすぎて団子のように聴こえてしまい,余り好きなホールではないのですが,これはいい感じだと思います。このコンビのベスト盤ではないでしょうか?0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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eroicka | 東京都 | 不明 | 2011年03月07日
ぱっと見はいつものマエストロの端正な造形にも見えるが、時折見せる大胆な表情付けに驚かされ、この演奏の特別さを物語る。それは衒いではなく自然に出てくるものだろう。BSO盤や89年サイトウキネン盤にはなかった世界観だ。サウンドもいつものサイトウキネンとは違うオーラを感じる。命の危機を感じながら復帰してきたマエストロへの共感のなせるわざであろう。このあと、マエストロは再び「腰痛」で休演しているが、よもや病巣の転移などということはないことを切に祈りたい。願わくば、朝比奈師やストコフスキーのように90歳過ぎまでも現役でご活躍いただき、日本の音楽界にご貢献いただければ、と、切に願いたい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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にゃおん | 北海道 | 不明 | 2011年02月20日
小澤さんが復帰した事を素直に喜びます♪自分にとっては所持してるCDのなかで数が1番多い指揮者(全て揃うにはまだ十数枚足りないが…)だから、それがこれからも増えていくだろう事が多いに嬉しいです。そんな復帰コンサートライブなので多いに期待し聴きしたが、結果は思ったより感動が無かった…演奏は小澤さんの近年の曲に対する取り組み方と言うかどの曲も全体を綺麗に聴かせ余り粘らず流すような感じはより強くなり、それに伴い盛り上がる処もサラっと流す傾向もより強くなったのかな?と感じましたから。映像だとあの指揮ぶりとオーケストラの演奏ぶりで印象も変わるのでしょうが…ならばせめて折角の復帰コンサート、最後のブラボーだけでなく楽章間を通常より長く空け、会場は曲が進む毎に興奮と期待が高まり盛り上がっているぞぉ♪みたいな雰囲気の雑音?による演出が有れば良かったのにと思いました。だって今回は復帰記念コンサートの模様を緊急発売初回限定盤って事だから前回発売の2番に次いで2度目の全集録音の一部って事にはならないのでしょ?5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ぴゅうたん | 東京都 | 不明 | 2011年02月14日
数限りなく聞いてきたブラ1の最高の1枚に巡り合えた。 サイトウキネンを見くびっていた。 すみませんでした。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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