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Bruckner (1824-1896)

SACD "Symphony No, 1, -Linz version : Simone Young / Hamburg Philharmonic "

"Symphony No, 1, -Linz version : Simone Young / Hamburg Philharmonic "

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    爺さん  |  千葉県  |  不明  |  31/May/2012

    本当に素晴らしい演奏をする指揮者だ。2番も良し、3、4,8番も良し。8番は1稿版に拘らず、ビジネスと割り切って構わないから録音を残してほしいくらいだ。この1番も期待を裏切らない。未録音の交響曲も慌てないでじっくり作り上げていってほしい。と言いながら、次は早いとこ5番が聴いてみたいね。

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  • ★★★★★ 

    honoji  |  愛媛県  |  不明  |  23/January/2012

    ちょっと、なんというか、驚異的な名演である。録音もそれをまさに余さずとらえている。これほど生きが良い上に美しい演奏はそうは聴けるものではない、と思う。身を躍らせるというか胸を弾ませる演奏が全楽章を通じて迫ってくる(楽章を追うごとにみずみずしさと、はじけている感じが増してくる)。ヤング&ハンブルクフィルは第4番も8番も素晴らしかったが、この1番はさらにすごい。オーケストラの演奏者のひとりひとりの気持ちの高揚と澄み切った喜びがそのまま伝わってくるようだ。それを引き出しているヤング女史は指揮の仕方も器の大きさも図抜けているのだろう!

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  • ★★★★★ 

    のんじょんれ  |  神奈川県  |  不明  |  02/December/2011

    間違いなくこの曲の演奏・録音の近年の金字塔です。 もう冒頭からリズムの刻みとメロディーの縦と横の関係が十全に活かされているし、第二主題ももうこのテンポ、この歌い方しかないと思わせる解釈で、しかも繰り返しのチェロの歌いまわし、と、音の素晴らしさったらないです。こんな美しいブル1は初めてです。 展開部はさらに楽しく、冗長になりがちなこの曲のウィークポイントがこの指揮者の手にかかると却って長所として作曲されていたことが分かるほどで、ほかの指揮者がつまらなく聞こえる部分は曲のせいではなかったことが痛感できます。 楽しさの原因は各楽器の分離の良さと奏者の音色の美しさ。 もちろん録音の優秀さも比類がありませんが、単に音質が良いだけではブルックナーはだめで、ブルックナーをブルックナーたらしめる絶妙な残響が欠かせません。 あと特筆すべきはティンパニーで、これは指揮者の指示なのか、奏者の腕なのかわかりませんが、極めて出番の多いブルックナーのティンパニーですが、えてして音程のない爆音になりがちなところを実にセンス良く「役割」をわきまえています。 ブルックナーの場合ティンパニーだけ残る休止も頻出するので、無意識にティンパニーの出来不出来が全体の印象を決定している場合が多いのです。 こんな調子で全編全く弛緩なく進んでいきます。 アダージョは内声や対旋律に今まで聴いたこともないような新鮮味があります。どうしてこんなにすごいのか譜面を見てもよくわかりません。 気を衒った部分は一か所としてないのですから。 トランペットのファンファーレのような叫びはすでに第九番のアダージョの永遠の謎のトランペットの咆哮を暗示しているかのようです。 聴いていて全く飽きない恐ろしい名演ですね。 クライマックスのフォルテシモがうるさくないので、その内側にあるリズムの刻みが逞しく、運動的に機能しているのがわかる演奏をほかに知りません。 スケルツォは実はシモーネヤングは一番得意なのでは、とここまで充実仕切った演奏を聴かせているにもかかわらず、そう思わせる代表的なパフォーマンスとなっています。 この段階でブルックナーは自信を確立させているわけですが、このスケルツォは自身の7番のそれに直接つながる音楽でありながら、その影響がモーツァルトからきていることを思わせる憂いを含んでいます。 トリオは4番のトリオはこのトリオがなければ書けなかっただろうと思わせます。要は、ヤングの弦の刻ませ方が絶妙だから。 また後期の交響曲になるとその存在が思いっきり吹いているにもかかわらずほとんど聞こえないというファゴットがこの曲ではかなり重要な場面でフィーチャーされているのも、決してわざとらしくなく扱っているのもヤングのセンスです。 問題のフィナーレですが、この難解な音楽を楽器の分離を良くして、各旋律の絡みの見通しを完璧にし、ティンパニーでかき消さないようにすることで、聴き手にあとは解釈をまかせている印象です。 全曲聴き終わって、そういえばブルックナーと言えばオルガン的な響きというイメージですが、そういうありきたりの音色を完全に乗り越えたところにこのシモーネ・ヤングの意義があることにも気づきました。 シモーネ・ヤングならあの無意味とすら言われているウィーン版も聴いてみたいので、ぜひ録音していただきたい。

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  • ★★★★★ 

    マラ3マニア  |  東京都  |  不明  |  23/May/2011

    凄い演奏。後期の交響曲に比べると、若干弱いと思われがちな第1番が、巨大な伽藍を見せる。まるで、巨大交響曲を聴いた後のような充足。しかも第2楽章の美しさ。フィナーレでの圧倒的迫力。参りました。

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  • ★★★★★ 

    コピーマスター  |  千葉県  |  不明  |  22/May/2011

    第一番を聴くのは初めてではない。が、これほどヤバいものだとは思わなかった。第一番にして、驚くほどブルックナーの音楽になっている。天才のすべてが詰まっているではないか。しかもただならぬ高揚感である。これでは胸倉掴まれて揺さぶられているのと変わらない。このCDが届いてからの1週間は(ああ、帰宅したらこれを聴けるんだ)と思うと毎日楽しくて仕方がなかった。全楽章のクオリティにバラつきがないのも魅力だ。特に、ブルックナーのスケルツォ楽章苦手な方には、是非この三楽章を聴いて欲しいと思う。さりげなく入る三連符の裏打ちにドキリとしてしまう筈だ。シモーネ・ヤングの初稿シリーズは本当に素晴らしい。彼女の第四番などは何度聴いたか分からないが、この第一番も必ずそうなると確信している。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  14/May/2011

    かつては音楽学者の研究対象に過ぎなかったブルックナーの交響曲の初稿が、近年では立派な芸術作品としての地位を獲得しつつある。それはインバルが1980年代後半にフランクフルト放送交響楽団とスタジオ録音した、原則として初稿を使用した初のブルックナー交響曲全集が起爆剤になったからであり、その後はティントナーやケント・ナガノなどによる優れた名演が数多く生み出されるようになってきているところだ。シモーネ・ヤングも、そのような初稿を尊重する指揮者の一人であり、これまで第2、第3、第4及び第8を録音しているが、いずれも素晴らしい名演に仕上がっていると言える。そして、シモーネ・ヤングは今般第1に挑戦することになったが、これまた素晴らしい名演と高く評価したい。使用楽譜はもちろん初稿であるが、本演奏ではキャラガン校訂による初稿を使用している。第1の演奏においては、近年ではブルックナーが最晩年の1891年に大幅な改訂を行ったウィーン稿を使用するのが一般的であり、1877年に改訂を行ったリンツ稿を使用するのは稀になりつつあるが、シモーネ・ヤングによるキャラガン校訂版の使用は、リンツ稿よりも更に遡った同曲の原型を追及しようというものであり、ティントナー以外には同版の使用例が見られないことからしても極めて貴重なものと言える。そして、版の問題だけでなく演奏内容も素晴らしい。シモーネ・ヤングのアプローチは、女流指揮者離れした悠揚迫らぬテンポ設定による堂々たるものだ。各楽器を力の限り強奏させている(とりわけ第1楽章及び終楽章の終結部は壮絶なド迫力)が、いささかも無機的に陥ることがなく、そして情感の豊かさを失わないのが素晴らしい。全体の造型は堅固であるが、スケールは雄大であり、音楽全体の構えが大きいのが見事であると言える。また、第2楽章など緩徐的箇所における抒情的な美しさは、あたかも聖フローリアンを吹く一陣の風のような趣きがあり、これは女流指揮者シモーネ・ヤングの真骨頂と言えるだろう。いずれにしても本演奏は、ブルックナーの交響曲を鑑賞する醍醐味を全て兼ね備えていると言えるところであり、キャラガン校訂版を使用した第1としては、史上最高の名演と評価しても過言ではあるまい。さらに本盤で素晴らしいのは、マルチチャンネル付きのSACDによる極上の高音質録音である。かかる臨場感溢れる高音質録音は、本名演の価値を更にグレード・アップすることに大きく貢献していることを忘れてはならない。

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