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シューベルト(1797-1828)

CD 交響曲第8番『未完成』、ヴァイオリンと管弦楽のための作品集 ジンマン&チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、A.ヤンケ

交響曲第8番『未完成』、ヴァイオリンと管弦楽のための作品集 ジンマン&チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、A.ヤンケ

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    カズニン  |  東京都  |  不明  |  2014年04月13日

    最速の未完成。そして木管のこぶしが面白かった。音質は良いです。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  Hyogo  |  不明  |  2013年06月21日

    ジンマンと言えば私などは1990年代初めにリリースされたグレッキー「悲しみのシンフォニー」の印象がしばらく続いていましたが、同年代後半から本格的交響曲集の収録に着手し始めこれまでベートーヴェン、シューマン、マーラー、ブラームスと進んで直近では2011〜本年2013年にはシューベルトの交響曲というわけでこれらの演奏記録が正直飛び抜けて評価の高いものとはなってないことは不本意な処でありましょう。若い々と思っていた彼ももう70歳代半ば、シューベルト交響曲集を手がける年齢としては例えばベーム、カラヤン等と比しても決して時期尚早というわけではありません。本盤はそのシューベルト交響曲集の一環で2011年ジンマン75歳の時に収録したシューベルト交響曲の超代表曲第7(8)番「未完成」(タイム@11’37A9’15)で他のレビューにもあります様に元々シューベルトには特に想いの強いジンマンが従来のピリオド奏法を駆使しテンポ速目に衝撃的な演奏を繰り広げております。第1楽章スタートの低音弦を強調して管を不気味に入りこませ・・・聴き始めて只者の演奏ではないとショックを受けました。切り込み鋭く反復してピークへ持って行く不安の煽り方、そして効果的にスピードアップを噛ましてもたれない〆・・・確かにCDのオビにある「これまで聴いたことがない、凄絶な「未完成」交響曲」となっております。第2楽章は出だし割とトントンとした調子で速く進みます。管の歌わせ方に修飾的な遊びがあり面白いですが第1楽章よりピーク付近はマイルドに感じました。しかし油断していると全奏・強奏では必ず何かの仕掛けがありクロージングへは穏やかに段々と下って行きます。全体としてやはり「未完成」交響曲の美しいロマン性を払拭させる随所での綿密な諸仕掛けは一度聴くことをお奨めします。チューリヒ・トーンハレOコンサートマスターのヤンケ(収録時28歳)がVを受け持つ「ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド」(タイム14’38)、「ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲」(同10’09)、「ヴァイオリンと管弦楽のためのポロネーズ」 (同5’57)は何れも私は曲として初耳に近いのですが、カップリング先発の未完成交響曲の衝撃的な雰囲気とは全く別世界の穏やかな展開がこのCD曲構成に硬軟というか明暗効果をもたらせてはおります。まぁ、ヤンケの存在確認トラックでもあるのかなとも思いました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★☆ 

    ちょくさん  |  東京都  |  不明  |  2012年02月05日

    期待の「未完成」は面白いには面白いが多少不満もある。面白いところといえば、テンポの速さ(一楽章)と木管楽器に施された装飾音符。ここら辺はジンマンの面目躍如、楽しく聴くことができた。一方不満は強奏した時の音の響き。何故か古臭い厚ぼったい音に聴こえるのだ。ジンマンの演奏は鮮烈な響きを以てこそと思っているので、そこがいささかもったいない気がした。 ただし、このCD「未完成」だけが聴きものではない。ヴァイオリンと管弦楽のための作品が3曲。これが実に生き生きとしていて素晴らしい出来である。特に「ヴァイオリンと管弦楽のためのポロネーズ ロ長調 D.580メロディーが楽しく親しみやすい曲。チューリヒ・トーンハレのソロコンサートマスター、A.ヤンケの演奏も素晴らしい。これだけでも価値があるのでは? お勧めです。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年12月10日

    ベートーヴェン、シューマン、マーラーなどの交響曲全集で好評を博しているジンマン&チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が、ついにシューベルトの交響曲全集の録音を開始した。先日発売されたブラームスの交響曲全集については、短期間で、しかもライヴ録音で完成させたのに対して、今般のシューベルトの交響曲全集は、2年の歳月をかけてスタジオ録音されるとのことであり、これはジンマンがいかにシューベルトを特別視するとともに、深く愛着を抱いているかの証左であると言えるだろう。いずれにしても、全集の完成が無事に終了することをこの場を借りて心から祈念しておきたい。本盤は、当該全集の第1弾であり、交響曲第7(8)番「未完成」を軸として、ヴァイオリンと管弦楽のための作品集という組み合わせ。ジンマンは、シューベルトを心から愛するとともに、はしめて購入したスコアが「未完成」であったとのことであり、本演奏のスタジオ録音に際しては、並々ならない覚悟で臨んだものと拝察されるところだ。ジンマンのことであり、「未完成」については第3楽章以降の補筆版、あるいはシューベルト自身が書き残した冒頭の数小節だけでも録音するのではないかとの期待もしていたところであるが、見事に肩透かしを喰わされたところである。しかしながら、演奏自体はジンマンの個性が全開の強烈無比な演奏だ。これまでのシューベルトの演奏とは一味もふた味も異なるため、好き嫌いが大きく分かれる演奏と言えるのかもしれない。特に、第1楽章の無慈悲なまでの峻烈な演奏は凄まじさの限りであり、同曲の流れるような美しい旋律の数々をことごとく歌わせないなど、その徹底ぶりには戦慄を覚えるほどである。これに対して、第2楽章は、テンポこそやや早めであるが、第1楽章とは対照的に、シューベルトならではの名旋律の数々を情感豊かに歌わせているのが特徴であると言える。時として、第1楽章と同様の無慈悲な表現も垣間見られるが、それだけに、旋律を情感豊かに歌わせている箇所が際立つとともに、その美しさには抗し難い魅力に満ち溢れていると言える。ジンマンの演奏は、いわゆる現代楽器を使用した古楽器奏法、ピリオド演奏を旨としており、「未完成」においては、果たしてうまくフィットするのか若干の不安を抱いていたところである。しかしながら、ジンマンの前述のようなアプローチの巧みさも相まって、聴き手によっては拒否反応を示す者がいても何らの不思議はないと言えるが、私としては、同曲の新たな魅力を十分に堪能することが可能であったと言える。ジンマンのピリオド演奏によるアプローチが、多くの指揮者によって演奏されてきた「未完成」にある種の清新さを加えるのに成功しているとさえ言えるだろう。とりわけ、第2楽章における前述のような情感の豊かさは、ピリオド演奏にありがちな無味乾燥な演奏に陥ることを避けるのに大きく貢献していると言えるところだ。いずれにしても、本演奏は、手垢に汚れていた「未完成」を洗い流したような清新さを持った素晴らしい名演と高く評価したい。併録のヴァイオリンと管弦楽のための作品集も、「未完成」と同様のピリオド演奏であるが、旋律の歌わせ方の情感の豊かさにも出色のものがあり、ジンマンと、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の第1コンサートマスターであるアンドレアス・ヤンケの抜群の相性の良さが生み出した珠玉の名演奏に仕上がっていると評価したいと考える。今後、本全集は第4弾まで続くことが決定しているが、今後の続編にも大いに期待したい。音質は、2011年のスタジオ録音だけに、本従来CD盤でも十分に満足できるものであるが、昨年よりSACDの復活の機運が高まっており、可能であれば、マーラーの交響曲などと同様に、マルチチャンネル付きのSACD盤で発売して欲しかったという聴き手は私だけではあるまい。

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