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Wagner (1813-1883)

CD Die Walkure : Weigle / Frankfurt Opera, Van Aken, Anger, Stensvold, Westbroek, etc (2010 Stereo)(4CD)

Die Walkure : Weigle / Frankfurt Opera, Van Aken, Anger, Stensvold, Westbroek, etc (2010 Stereo)(4CD)

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    三文詩人  |  福岡県  |  不明  |  26/February/2021

    『ワルキューレ』全曲が消えるように終わり、そのとき聴衆は息を飲んで物音を立てなかった。ややあって誰かが手を叩き始め、やっと夢から醒めたように拍手が広がり、大歓声となった。 というように非常に美しい演奏であって、その雰囲気の伝わるのがライブ録音の良いところ。ライブ録音にしては極めて見透しのよい音で、聴衆の嘶き囁きもない、セッション録音の立場がなくなりそうな優秀盤。実は『指環』四部作がワゴンセールで叩き売りされていたから気の毒になって買ったのだが、これならもっと早く買っておくのだった… 歌手も息のあった歌を披露して、此処が彼処が聞き取れないなどということもなく、居合わせた聴衆の方々はさぞ幸せな時間を過ごしたことであろう。蚊取り線香にしか見えない舞台装置は別として。 もっとも年来の『指環』マニアな好みには合わないかもしれない。なんと言っても主役になるはずの、スーザン・ブロック歌うブリュンヒルデが、初々しく可愛らしいのだ。どう聞いてもエーファ・マリア・ウェストブロークのジークリンデより歳下で、「人の娘を憐れむ神の使い」ではなく「道ならぬ恋に身を落とした姉様の世話を焼こうとする妹分」の趣。「こんなのブリュンヒルデじゃねえ」と目を剥く人の気持ちも、まあ解らないでもないが、小生にはたいへん新鮮で面白く聞けた。 という訳で、その手のマニア以外にお勧めの1枚ならぬ4枚である。

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