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ベートーヴェン(1770-1827)

CD ピアノ協奏曲全集、他 バックハウス、シュミット=イッセルシュテット&ウィーン・フィル(4CD)

ピアノ協奏曲全集、他 バックハウス、シュミット=イッセルシュテット&ウィーン・フィル(4CD)

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    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2014年01月11日

    “鍵盤の獅子王”との異名を持つバックハウスだが、獅子王が真に獅子王だったのは1930〜50年代前半だと思われる。古い録音を聴くと、無駄を排した筋肉質な音色で駆け抜けるように弾きこなしている様子が判る。このステレオ盤に、若き日の芸風を求める訳にはいかないが、その代わり、貫禄と包容力のある表現が聴かれるようになった。愛器ベーゼンドルファーならではの丸みのある響きと、往年のVPOの覇気溢れる伴奏との相乗効果が素晴らしい。加えて、さすがDECCAというべき年代離れした良好な音質も特筆される。いつ聴いても落ち着きをもたらしてくれる、正攻法によるアプローチは、昨今のピリオド奏法に代表されるハッタリ虚仮威し演奏とは対極にあり貴重だ。これぞベートーヴェンというべき演奏だ。併録の四大ソナタもエバーグリーンである。

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    モーリス  |  埼玉県  |  不明  |  2013年05月23日

    実演に接した祖父に依ると、晩年のバックハウスはベートーヴェンの第4協奏曲とブラームスの第2協奏曲を好んで取り上げ当時の名物だったと云う。確かに遺されたCDも自家薬籠中のもので其の滋味深いおの味わいは何者にも代え難い。このベートーヴェン協奏曲全集も昔から定評のあるもので半世紀以上経った現在でも色褪せる事が無い。ピアノの音色も美しい。

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2012年06月14日

    屋上屋を重ねるみたいですが以前別盤で入れたレビューを主に転記させていただきます。「鍵盤の獅子王」と呼ばれたバックハウスの「皇帝」協奏曲収録盤には幾通りかありほヾ最晩年ステレオのこのピアノ協奏曲全集でS.イッセルシュテット/VPOが相応しいサポートを繰り広げています。1959年録音の「皇帝」は想定範囲内のどっしりとした名演(演奏タイム@19’41A7’19B10’33)です。この「皇帝」録音の前年1958年収録の第4番・・・比較的内省的な基調を、得てして技術が前面に出易いバックハウスが穏やかに再現しているのに気に入りました(演奏タイム@17’41A4’46B10’19)。それに冒頭触れましたVPO等が添うように進めて行く・・・しっとりした気分になるのにあらためて気がつきました。ベートーベンの初期ピアノ協奏曲にはS.イッセルシュテット/VPOが作曲家の青春時代に相応しい希望に満ちたサポートを繰り広げています。その中でも第3番(1958年録音タイム@16’41A8’39B9’26)でのギリシャ彫刻のようなバランスのよく取れた曲運びと素晴らしいカデンツァは特に印象的ですね。たヾ、私は正直なところ第2協奏曲については第1楽章の少し長めのピアノカデンツァを除いて曲自体が全体に散漫である感じを持っています。でも第2(1958年録音タイム@13’27A7’44B6’19)ではバックハウスは消化試合というわけではないですが手を抜くことなく弾き通しており第1(1958年録音タイム@13’41A9’15B8’53)の方も作品の良さを充分引き出した素晴らしい演奏と思います(70歳を超えた彼のようなビアニストが若い作曲家作品に対応できるのですから大したものだと思います)。何れにしても数々のベートーヴェン・ピアノ協奏曲CDで寄り道しないなら本盤演奏で充分と私は思っております。協奏曲とほぼ同年に収録されたピアノ・ソナタも・・・「悲愴」(@6’14A4’47B4’31)、「月光」(@5’40A2’20B7’28)、「ワルトシュタイン」(@8’50A3’12B9’44)、「熱情」(@9’33A6’01B5’18)・・・もう語り尽くされた演奏ですね。なお、1954年収録の「ディアベッリの主題による33の変奏曲」(43’50)は未聴であります。 彼のベートーヴェン・ピアノ協奏曲の演奏盤は数多く残されており例えば代表的な「皇帝」協奏曲だけの収録歴をHMVカタログ等で共演者を拾って見ました→1927年ロナルド/LSO、1952年クラウス/VPO、1953年クラウス/VPO、同年カイルベルト/シュトゥットガルトRSO、同年クナッパーブッシュ/BPO、1954年上田仁/東京SO、1956年ショルティ/ケルンRSO、1959年イッセルシュテット/VPO、1959年クナッパーブッシュ/バイエルン国立O、1960年コンビュチュニー/LGO、1961年シューリヒト/ルガノRSOといった具合でライブがかなり占めていますが多彩な指揮者をバックにしてもあくまでバックハウス主導の雰囲気が充満していることでありましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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    masato  |  新潟県  |  不明  |  2012年06月08日

     私の中でのベートーヴェン弾きの代表は,バックハウスとギレリスとグルダ。もちろんその他にも素晴らしいベートーヴェンを聴かせてくれるピアニストは多いですが,やはりこの3名です。  大雑把に言えば,作曲のイメージをそのままに力強くベートーヴェンを聴かせてくれるギレリス,面白くユニークな演奏で新たなベートーヴェンの魅力に気づかせてくれるグルダ,そして朴訥とした演奏で,虚飾を排した純粋なベートーヴェンを届けてくれるこのバックハウス。一切の雑念なく,本当にベートーヴェンを聴きたいなぁ…と思ったときには,必ずバックハウスに手が伸びます。技術的に彼より優れていると感じるものもありますし,彼より美しく演奏しているものだって沢山あるでしょう。だけど,彼ほど“ベートーヴェン”を演奏している人はいません。一人ひとり“ベートーヴェン”像は異なっているだろうと思います。私にとっての“ベートーヴェン”…それは紛れもなくバックハウスです。  真のベートーヴェン弾きをバックで支えるシュミット=イッセルシュテット&ウィーン・フィルも素晴らしいの一言。彼らの交響曲全集も素晴らしいけれど,ピアニストの真のベートーヴェンを汚さない(邪魔しない…?…どう言えばいいのだろう…)何も足さず何も引かないここでの演奏も交響曲群に負けず劣らずの素晴らしさ。

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