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ドヴォルザーク(1841-1904)

SACD 交響曲第9番『新世界より』、交響的変奏曲 ノイマン&チェコ・フィル(1995)(リマスター限定盤)

交響曲第9番『新世界より』、交響的変奏曲 ノイマン&チェコ・フィル(1995)(リマスター限定盤)

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    azu  |  長野県  |  不明  |  2022年05月21日

    こんな感動的な新世界は聴いたことがない。ゆったりしたテンポで緻密で丁寧なアンサンブルであるが単にそれだけではない。この曲にありがちな派手な表現とは全く逆なのだが音楽そのものが雄弁に語りかけてくる稀有な演奏である。ノイマンの音楽人生の集大成と言える万感が込められた一音一音は実に美しくしみじみとしている。緻密という簡単な言葉では表現できない深い想いがこめられており聴く者に訴えかけてくる。終曲コーダはそのクライマックスであり、真面目そのものだが目頭が熱くなるような情感が込められていてこんなに感動したことはない。チェコフィルとでしか無し得ない偉業である。

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    ゆっきー  |  千葉県  |  不明  |  2021年03月17日

    この演奏はこれはこれで味がある。自分としては1972年のレコードアカデミー賞を受賞した勢いのある頃のものが好きだったが、最晩年のこの一枚、ノイマンの生き様を強く感じる。レコードタイムを比較していないが、遅くなったのではなかろうか。先を急ぐことなく、楽譜にある一音一音を鳴らすことにひたすら努める。ヒット狙いの基本的な打撃がそのままスタンドインした格好だ。チェコ・フィル上手いねぇ。

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    Seiru  |  千葉県  |  不明  |  2014年09月26日

    エレメントごとに見るとぎこちなく感じる?否、これほどまでに奏者全てが確信を持ってすべての音を鳴らしている演奏などないのではないかと思わせる演奏。各声部のバランスも、縦の線も、そして何より旋律の歌わせ方も、ここまであらゆる点において経験、民族性を感じられる共感に満ちた演奏は他に感じられません。 一聴してすぐその魅力が分かるものでもないし、聞き流すなど以ての外。聴きこめば聴きこむほど、その歌い方に大真面目に耳を傾ければ傾けるほど、この演奏がどんなに他とは一線を画した情緒を帯びているかが分かってくるのです。ある意味においてはマーラーの第八番に通じるような芸術となって迫ってくるのです。素晴らしい。

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    masato  |  新潟県  |  不明  |  2012年07月28日

     『新世界』の名演は百花繚乱…。そんな中,ついこの前までは,ひたすらに美しいカラヤン晩年のものに親しんできました。ところがここ最近は“勢い”を感じられる演奏に惹かれています。フリッチャイやアンチェル,トスカニーニもそう,そして忘れてはいけないケルテス(ウィーン・フィル)等々。  こんな状況の中,耳にしたこのノイマン最後の『新世界』。これほど“勢い”の感じられない『新世界』は,ない。つまり,これほど“しみじみとした”『新世界』は,他にない。冒頭…何て含蓄のある音たちだろう…。勢いのある演奏と比べ,時間的に2倍はかけているような気がする。一音一音を慈しむように,愛おしむように,奏でている。そして,私の知る限り最美の“間”。美しい“間”はブルックナーやシューベルトでは時折体験できますが,『新世界』ではこんなのは初めて。続く金管の信号の優しさといったら…言葉にできない。そしてまた美しい“間”があり,その後の木管の囀り…。ジーンときた…。ここまででもう完全に打ちのめされてしまった。  何せ『新世界』です。畳み込むような“勢い”は魅力です。やはり,今後も繰り返し聴いていくのはフリッチャイ,アンチェル,トスカニーニ…となるんだろう。でも,「これが『新世界』を聴ける最後の機会だ…」となった時,取り出すのはきっと,このノイマンの『新世界』だろうと思います。

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    アッキ  |  茨城県  |  不明  |  2012年01月01日

    新世界・・その時々、または季節によりこれほど演奏の好みが変わる曲はないのではないでしょうか。ある時はケルテスであったり、またはフリッチャイ、アンチェルであったり・・。お正月に聴くにはこのノイマンの演奏が一番いいことに今日気がつきました。時にはこの演奏のようにじっくりと歩んできた人生を慈しむ時も必要ではないでしょうか。過去が咲いている今、みらいの蕾でいっぱいな今 を感じられる演奏だと私は思います。

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    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2011年10月26日

    感涙必至の《新世界より》!余りにも有名過ぎて、今更感動することなどないと思われがちな交響曲の一つが、《新世界より》ではなかろうか。しかし、ものがノイマン&チェコ・フィルの最後の録音となれば話は別だ。既に何百回もこの曲を演奏してきたノイマンにとって、言わば指揮者人生の総決算ともいうべき録音である。しかも、93年12月のライヴ盤から実質1年1ヶ月弱しか経たないにも拘わらず再録に踏み切っていることからも、如何に思い入れが強いかがお分かり頂けるであろう。実際、93年盤より更に細部が練り上げられており、各パートの活かし方など絶妙である。これはノイマンの解釈の深みに加えて、PONY CANYONの江崎氏がマルチマイクを駆使して録音したことが大きい。EXTONの丁寧なSACD化も奏功し、各パートが混濁せずに聴き分けられる超優秀な録音に仕上がっている(対する93年盤は、無指向性マイク2本で、ホール音響を丸ごと捉えるような音作りである)。面白いのは、この曲の主要動機である第一楽章第一主題が、各楽章に形を変えて現れるところで、ここまで意味を持って伏線を敷き、展開し、再現した演奏は他にないといえる。終楽章など、主要動機に加えて各楽章の主題が有機的に処理されているが、その橋渡しなど絶妙である。このように、確固とした形式感を築く一方で、旋律の歌わせ方も実に味わい深い。全編に散りばめられた五音音階には、異国の地にあって黒人霊歌の中からボヘミア民謡との類似性を見出だしたドヴォルザークの、感動と郷愁の念が込められている。それを最晩年のノイマンが、時に慈しむように、時に力強く具現するのだ。殊に第二楽章のコーラングレの主題(いわゆる“家路”)の息遣いや間の取り方が素晴らしい。オーボエが提示する第二主題も哀愁にみち、直後チェロが合いの手のように主要動機を回想するところも絶妙である。終盤、ヴァイオリンとチェロの掛け合いなど、静寂の中に深い祈りが込められているようで、身震いするほど美しい。勿論、他の楽章も、中庸の美学ともいうべき気品を漂わせている。迫力や仕掛けで大見得を切ってみせるような芸風とは正反対であり、精緻でありながらもボヘミアの抒情を自然体で描く演奏は、まさに大家の至芸といえよう。

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    J.O.  |  東京都世田谷区  |  不明  |  2007年01月04日

    あまりにもポピュラーで、世界中の人々に愛され、数多く演奏されてきた「新世界」。 しかし、この曲にはスラブの血が脈々と流れているのを改めて感じます。 同じスラブのDNAを持つ者しかなし得ない演奏がここにあります。 SACDかCDかなどもはや問題では無く、ただ黙して聴くのみです。

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    ルパン4世  |  浜松市  |  不明  |  2006年12月24日

    ゆったりとしたテンポで運ばれる大家の新世界だ。老熟の棒とはこの様な演奏の事を言うのだろう。沁みます。

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    安曇野のカラヤン  |  長野県安曇野市  |  不明  |  2006年04月04日

    大好きなカラヤン、ウイーンフィル盤を引き離し、私の中ではベストの演奏。テンポ、楽器の鳴らし方やハーモニーも理想的。実にあるゆる存在を超越した演奏だ。著名な指揮者の最晩年の演奏の中には、決していい演奏とは言えないものもあるが、この盤はそういったことは杞憂で正に究極の一枚と言える。また蛇足かもしれないが、使用されているマエストロの写真もいいです。

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    ♭hide  |  千葉県  |  不明  |  2006年03月25日

    オーソドックスで格調高く、スペクタクルとは、およそ無縁の演奏。「新世界」でこれほどまで深みのある演奏をした指揮者はノイマン以外は知らない。全曲を通して曖昧さなど微塵もなく、一つ一つの音符に指揮者の愛情が込められている。有名な第2楽章など、もう神がかっているとしか形容できない。まさにノイマン&チェコ・フィルの総決算の一つともいうべきの名演といえるだろう。 SACD化で音の密度がさらに高くなったことも喜びたい。

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    ノイマン最高  |  愛知県  |  不明  |  2006年03月20日

    ノイマン最後の新世界!キャニオン版では演奏はもちろん録音状態も良いすばらしいCDでしたのでSACDとなったこちらも必ず買います☆

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