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モーツァルト(1756-1791)

CD ピアノ協奏曲第27番、第20番 ピリス、アバド&モーツァルト管弦楽団

ピアノ協奏曲第27番、第20番 ピリス、アバド&モーツァルト管弦楽団

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    TOCHIPAPA  |  広島県  |  不明  |  2017年12月04日

    17番&21番、14番&26番でこのコンビのモーツァルトに魅せられて以来、 新しい録音を待ち望んではいたのですが、老いた二人の演奏を聴いてツラい思いをしてはと買うのを逡巡しておりました。 アバドが世を去って数年、ふと聴いてみようかという気になって求めてみました。 ああ、やはり素晴らしい・・・・さわやかな感動と、数年をむなしく過ごしたことへの後悔の気持ちがわき起こってきました。 昔と同じく清らかな音の泉の中で、歯切れの良さも健在。 他の多くのピアニストと異なり、中低音が厚ぼったくならない独特のタッチを感じられたように思いました。 アバドとモーツアルト管の音作りも実にていねいでありながら伸び伸びとしています。 「これが芸術というものなのか」とあらためて思い入りました。 録音(カタログNo:4790075の通常版CD)については、下の方が述べられているようにオンマイクのせいなのか、 昔の作品にくらべてやや分厚い感じがして、DGらしい音という気がします。とはいえ極上の録音で、ピンボケ感も雑味もまったくありません(という印象です)。

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  • ★★★★☆ 

    日光仮面  |  鹿児島県  |  不明  |  2015年07月02日

    ピレスのモーツァルト・ピアノソナタ全集(グラモフォン録音)が余りに素晴らしかったので、このCDも期待して購入しました。 K. 595もK.466のどちらも充分に水準以上の演奏で、楽しめていますが、ピアノソナタ全集で内田光子を凌駕したのに比べると、こちらでは内田と同程度か、それには少し及ばないという感じです。しなやかさよりも力強さがまさった演奏と思います。ライブでの聴衆雑音を嫌ってのオンマイクなのが影響しているのかもしれません。 また、ピアノの音の録り方としてはフィリップスの内田光子・テイトのほうが自然な響きで好ましいです。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    クラシカ  |  福島県  |  不明  |  2014年10月09日

    2曲とも古楽奏法を部分的に取り入れたモダン楽器による演奏。第27番が、同曲中ベストに推したいくらいの大変な名演です。通常この組み合わせ(20番&27番)であれば、20番を先に収録するCDが多いのに対し、あえて27番を先に持ってきた理由もわかる気がします。 アバドの指揮ぶりはとても老練で、若いメンバーで構成されたモーツァルト管弦楽団を細かいところまでコントロールしています。よく聴くと、細部の表情などかなりこだわっている様子がうかがえるのに、音楽の流れのうえで作為的に感じられないというのは、アバドの人徳でしょうか、すばらしいことだと思います。少し速めのテンポですがことさらに「速い」と感じることはなく、音楽が自然に呼吸しているという印象。ピリスの控え目で虚飾のない美しいピアノがオーケストラに乗り、じつに自然なかたちで音楽を紡いでゆきます。指揮者もピアニストも「どちらが主役」ということのない、こういうものが本当の名演奏というものではないでしょうか。 第20番も基本的なスタイルは同じ。劇的な身振りは抑えつつ、この曲に込められている室内楽的な美しさにスポットが当たっています。個人的にはとても好きな演奏ですが、曲自体が劇的な反動で、抑制的で物足りない印象を受ける方が多いかもしれません。この曲に関しては、劇的な効果を狙って成功している数多くの名盤がひしめいているので、他の演奏を取る方も少なくないでしょう。しかしこれがアバドとピリスというアーティストが到達した境地であることを思えば、少なからぬ価値をもつ演奏であることは確かです。

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2014年03月23日

     収録が2011年で発売が2012年ながら、私が購入したのは2014年、アバド逝去の知らせを聞いてからしばらくのち。そのためかアバドの「テスタメント」として、またはピリスの「おくる言葉」として聴いてしまう。その影響か、全体を通して「澄みきった清らかさ」を感じてしまう。   長年共演してきた二人ゆえ、いまさらあれこれ工夫やらは必要ないのだろう。目の前にある音を紡いでゆくだけでそれが音楽になるのだろうか。  特にK595の第2楽章。ピリスの独奏で弾かれた音が、天上はるかかなたのきれいな青空に溶け込んでいくような印象にとらわれた。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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    一人のクラシックオールドファン  |  Hyogo  |  不明  |  2013年03月03日

    確かモーツァルト弾きとして日本デビューを果たしたピリスにとって本番ピアノ協奏曲第20番、第27番の収録は二度目で2011年録音演奏、ピリスはもう67歳になっており伴奏はこれまた80歳前のアバド指揮するモーツァルトOで最近リリース物からすれば何となく高齢者?コンビ(そう言えば今日は雛節句・・・年月の過ぎるのは早いものですね)の演奏であります。まぁ、甘いも酸いも噛みわけた両者であり特に作為に走るわけではなく所謂モーツァルトらしい流麗さはあるものの私には分厚めの音響仕上がりになっていると思いました。聴きようによってはちょっとマトモ過ぎて面白みに今一歩と感じる向きもあるかもしれませんがこの年齢からもたらされる独特の深みに触れる感じは味わえるのではないでしょうか。ピリス/アバドによるモーツァルトのピアノ協奏曲の収録は1990年代初めに四曲ほど行われたきりとなっており約二十年ぶりの再開?なのかとにかくビジネスベースではない処に彼らの思いを窺う事が出来ます・・・アバドにとってBPO責任者からの解放的意味合いもある様に思いました。第27番(タイム@13’39A6’23B8’51)の方はこの曲によぎる「枯れ」というものは余り感じられない演奏で硬い響きのピアノタッチが瞬間に溶けてしまうテイストが独特なのでしょう。この辺りの感触が第20番(同@14’48A8’24B8’07)により出ておりこの曲の「悲劇的切迫感」が軽減されHMVレビューを借りれば「暗く劇的な緊張感に奇跡のような光を織り交ぜた」充実感に満ちています。何れも昨今のライト級の演奏ではなくミドル級以上の我々世代には分かり易い最高ランクの演奏であります。ピリスの一回目の録音は1977年A.ジョルダン/ローザンヌCOバックで行われておりタイムは第20番(@14’46A9’39B8’13)、第27番(@14’06A8’04B9’14)と夫々中間楽章が長めになっておりました。又アバドは1970年代グルダ、1980年代ゼルキンのピアノでこれらの協奏曲伴奏指揮を行っております。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2013年02月09日

    実に素晴らしいCDが発売された。アバドとピリスは若い頃から長年にわたって共演を行ってきたお互いを知り尽くした名コンビであると言えるが、その関係の更なる深化を十分に伺い知ることができる演奏になっていると言えるだろう。先ずは、アバドの近年の充実ぶり、そして円熟ぶりに目を見張らされる。ベルリン・フィルの芸術監督に就任後は、鳴かず飛ばずの低迷期に陥り、多くの音楽評論家から民主的とは名ばかりの「甘ちゃん指揮者」などといった芳しからざる綽名を付けられたものであるが、大役の心労から胃癌にかかり、それを克服した後は、それまでとは打って変わったような深みのある名演奏を成し遂げるようになった。ベルリン・フィルの芸術監督退任後は、主として若くて才能のある奏者とともに、それこそ自らが志向していた「民主的」という名の共に演奏を行うという基本的なスタンスが見事に花を咲かせたと言えるだろう。本盤においてオーケストラ演奏をつとめているモーツァルト管弦楽団も、2004年にアバドが設立した18歳から26歳までの若手奏者のみで構成される団体であり、アバドを心から慕う奏者とともに、実に楽しげに、そして時には真摯かつ緊張感を持って、モーツァルトの素晴らしい音楽を共に演奏を行っていることが素晴らしいと言える。そして、ピリスのピアノ演奏も見事。かつては、女流ピアニストならではの繊細が全面に出たピアニストであり、線の細さを感じさせたものであるが、近年のピリスには線の細さなどいささかも感じさせられることはない。それどころか、第20番におけるテンポの効果的な振幅を駆使したドラマティックな表現は、強靭な迫力を誇っており、演奏の持つ根源的な力強さは、かつての若きピリスとは別人のような堂々たるピアニズムであると評価し得る。第27番の澄み切った音楽も、ピリスは持ち前の表現力の幅の広さを活かし、センス満点の細やかなニュアンスを随所に織り込みつつ、きわめて濃密な表現を持って曲想を描き出すのに成功している。そして、このように真摯かつ彫の深い演奏を行いつつも、アバド&モーツァルト管弦楽団の演奏とともに楽しげに演奏をするという姿勢も失うことがないのである。いずれにしても、本盤の演奏は、円熟の境地を迎えたアバド、そしてピリス、そして若き才能のある音楽家が集まったモーツァルト管弦楽団が一体となって、音楽を奏でる楽しさを常に保ちつつ、共に良き音楽を作り上げようと協調し合ったことによって生み出された、珠玉の名演であると高く評価したいと考える。アバドが生涯に渡って追及し続けた演奏とは、正に本演奏のようなものであったであろうし、ピリスとしても、会心の出来ではないかと思われるところだ。音質も、ピアノ曲との相性抜群のSHM−CD盤であり、十分に満足し得るものであると評価したい。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    盤捨印  |  東京都  |  不明  |  2012年12月27日

    びっくりさせるような解釈は皆無。音楽は普通に流れていきます。オーケストラはどこをとっても丁寧で、見事なアンサンブルを保っています。ピアノもひたすら作品に寄り添った演奏。真面目で純度の高い演奏に仕上がっています。この1ヶ月はカーステに入れっぱなし。もう30回は聞いているけど、全く飽きません。今年も新譜はあまり聞いていませんが、2012年の1枚にはこのCDを選びます。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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    Marthy  |  POLAND  |  不明  |  2012年10月28日

    変ロ長調と二短調協奏曲の第2楽章の表現が特に素晴らしいと思います。ピアニスト、指揮者、オーケストラが一体になった感動的な音楽です。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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    CHOPINIST  |  大阪府  |  不明  |  2012年10月25日

    ピリスのピアノといえば、かなり以前にモーツァルトのソナタで聴いたぐらいだったのですが、デザインも含めて気に入ったので購入。予想に反してテンポを揺らしたりしない自然体の演奏。アバドの伴奏も繊細で素晴らしいです。録音はもちろん文句なし!

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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    s.k.  |  東京都  |  不明  |  2012年10月06日

    やさしさに満ち溢れた演奏です。本当に素晴らしい。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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    kadoshin  |  東京都  |  不明  |  2012年09月14日

    両者のモーツァルトは本当にすばらしい。アバド指揮のオーケストラはヨーロッパ室内管よりもピリオドアプローチ的な解釈を出しているが、アバド独特の生命感、躍動感あふれる演奏は実に魅力的。 20番でのピリスは相変わらずドラマティックな解釈。悪趣味に至る寸前でとどまり、モーツァルトの明暗を描きつくしてる。27番はピリスとしてはかなり抑制的な解釈で、透明感のあるオケとともにこの曲の持つ諦観を感じさせる。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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