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ストラヴィンスキー(1882-1971)

SHM-CD ストラヴィンスキー:『火の鳥』組曲、ブラームス:交響曲第1番、他 ベーム&ウィーン・フィル(1975年3月17日東京ライヴ)

ストラヴィンスキー:『火の鳥』組曲、ブラームス:交響曲第1番、他 ベーム&ウィーン・フィル(1975年3月17日東京ライヴ)

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    karayanus  |  UNITED KINGDOM  |  不明  |  2023年10月22日

    火の鳥は意表を突く曲だが、誰もベームの演奏を期待しておらず、モーツアルトの40番などやって欲しかった。楽譜通りの速いテンポの40番はカラヤンで十分で、楽譜無視の遅いテンポはワルター^以来ベームが担っていた。皆ベームの40番を期待していた。関係者は誰も言わなかったのだろうか。残念で仕方がない。ジュピターの演奏はあったが、ベームのジュピターは73年の動画が最高で、それを超える演奏ではなかった。ブラ1は大音響で鳴らした演奏で、素人受けするが今一つと言わざるを得ない。フルヴェンもこの曲は今一つであり、第九の後を狙った正面からの曲なので手練手管の演奏はむしろ効果が薄れます。ベームの演奏からは、特段何の主張も感じられない。コンマスの指揮の元、指揮台で踊っていた演奏である。残念ながらこれが真実であろう。そうした証言が多数あるのである。

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    千葉のアリアドネ  |  千葉県  |  不明  |  2013年04月13日

    3月17日、私はNHKホールの3階前部にいた。「レオノーレ3番」の終結部にまず興奮。喝采のあと、楽員の補強ののちすぐに「火の鳥」が始まった。ベームとストラヴィンスキー、セッション録音は1枚も無い。戦前ダルムシタット監督時代(1927-1931)には前衛の旗手としてならしたベーム(ベルクとの交流はこの時からだ)、実に70年代初頭(この演奏の数年前)まで世界的権威としてヴォツェックの指揮を執っている。しかし他は、シェーンベルクのペレアス(VPOライブ、DG)、ケルン放送響との火の鳥(63年ライブAudite)がある位ではないだろうか。火の鳥は海賊盤も数種あるから、案外お気に入りの曲だったのかもしれない。「私には古典の依頼しかこないんだよ」と本人は言っていたそうだが、この選択「巨匠のひそやかな反抗では」と推測したのは、巨匠と親しかった真鍋圭子女史である。序奏はずっしりとした面持ちで始まった。音色は豊かだが、原色的な鋭さは無い。王女たちのロンド。ここは良かったなあ、各ソロの素晴らしさ、素朴でしみじみとした郷愁にあふれて。カスチェイの凶悪な踊り、NHKの3階でもビンビン音が上がって来たが、大迫力であっても決して絶叫にはならない。子守唄も美しかったが、まさに大団円といわんばかりの終曲の圧倒的盛り上がりには感動した。前衛というより、国民学派の交響詩を聞くような感がしたのは事実だが、今CDとして改めて聴いても、全曲を貫く格調の高さ、そして温かさに驚く(これに比べるとよくある手練手管の演奏があざとく聞こえてしまう)。前衛(といってももう作曲後百年以上経つが)、バレエ音楽かくあるべしという方以外には是非お聞きいただきたい演奏だ。 休憩後のブラームス。会場にいた私達も、ラジオの前で釘付けになっていた多くの音楽ファンにも驚愕の45分間が荘重に開始された。 多くのことが語られてきたこの大演奏について私が付け加えることは無いのだが、第二楽章、あのヘッツェルのソロ。第四楽章、荘重な開始のあと、ウィンナホルンが朗々とあのNHKホールに鳴り響き、主題が晴朗に弦楽で奏でられた瞬間のこと。終盤音楽の密度が益々増していき、崇高で輝かしいフィナーレに大興奮したことなど38年経った今でも鮮明に記憶に焼きついている。今改めて聴き直しても、全体の構成感をしっかりと押さえつつ、VPOの豊かな表現力を最大限引き出したこの演奏は、この曲全ての演奏のうちで最高レヴェルにあるものと断言して憚らない。表現は豊かでも小賢しい演出などは何も無い。あくまで自然な流れの中で、あるべきものがあるべきところにあり、我々を深くブラームスの世界へ誘う〔当然一発ライブだから管楽器の細かいミスなどもあるが-ウィーン式の彼ら独自の楽器は音色の代償に演奏は難しい-こうしたことを論って批評したつもりの今日の批評家風情は一体何を考えているのだろう〕。 興奮さめやらぬところで「美しき青きドナウ」のプレゼント。この後何分拍手が続いたのだろうか。団員も去ったあとベームは何回出てきてくれたのだろうか(DVDでは団員がひくところで終わってしまうが)。本当に凄い演奏会だった。翌18日私は疲れて1日寝込んでしまった。翌々日のシューベルト(3月19日)がまた凄かった。

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    マラ3マニア  |  愛知県  |  不明  |  2013年02月01日

    日本のレコード会社に要望。 ベームは日本の40代ー50代のマニアに未だ根強い人気があるので、そういうマニアを対象に商売するべき。 今さらベームの75年ライヴを欲しがるのは、当時の空気を知るベームファンしかいない。 こういう小出しに出すのではなく、1975年コンプリートBOXとして、丁寧にリマスタリングを施しハイブリットSACD。 しかも最近干され気味の往年の音楽評論家の諸氏より、この公演の意義や当時の状況などをご執筆頂き、 きちんと商品として出せば、かなり強気の値段でも購入する人は沢山いると思う。(初出のレコードがそれだった) そうすれば、我々マニアも嬉しい買い物だし、評論家も仕事が入るし、会社も儲かる。一石3鳥だ。 オークションで75年のセットが3万円前後で落札されている事を考えれば、そういうリスクを取って商売してもいいと思う。 このままだと、クラシックCDはテレビのようにすべて韓国製になりそうだ。 日本のレコード会社はAKB頼り。それでは日本は文化3流になってしまう。 無理と分かっての願望を書きました。

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