一刀斎夢録 下 文春文庫
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イック | 大阪府 | 不明 | 2021年04月11日
上巻を一気に読んで下巻に突入。非常に続きが気になるので、この作品は上下巻をセットで購入するのがお勧めです。斎藤一が語り手で、新選組ついて後に話すといった形式で書かれています。語り部本人は勿論、話の中に出てくる人物は皆魅力的で、浅田次郎幕末3部作はどれも本当に素晴らしい出来と言えるでしょう。個人的にはイチオシがこの一刀斎夢録、タイトルもいいなと思います。斎藤一は江戸時代だけではなく明治、大正の世を生き、これは警察官時代の話ですが、その後は学生に撃剣を教えていたと記録に残っています。写真なども残っていてネットで検索すれば見ることが可能です。なんとなく沖田総司などは写真が全く残ってないので、本当に実在していたのか?ってどこか物語上の人物のような気がしますが。斎藤一は存在感がありますよね。あと下巻が読み終わったらまた上巻を確認したくなるし、上巻を読んだら当然そのまま下巻が読みたくなるので無限のループです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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