Bizet L'Arlesienne Suites Nos.1, 2, Carmen Suite, Dukas : Maazel / Cleveland Orchestra, Gibson / Royal Opera house, Weller / LPO
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Yuniko | 新潟県 | 不明 | 06/December/2015
「カルメン」とデュカスは未聴なので、マゼール&クリーヴランドの「アルルの女」と「子どもの遊び」のレビューを記す。 マゼール&クリーヴランドの「アルルの女」を聴いて感じるのは、ひたひたと迫ってくる寒々とした寂寥感である。有名な第2組曲のメヌエットの冷え切った寂しさと言ったらない。そして気づく。「アルルの女」の原作は、文豪アルフォンス・ドーデが書いたアルルの若者の悲恋物語であることに。劇の終幕で、恋に破れた主人公フレデリは、許嫁ヴィヴェットの献身的な愛にも背を向け、粉挽き小屋から身を躍らせて自らの命を絶つのである。マゼール&クリーヴランド管の「アルルの女」は、誰も救われない悲劇の付随音楽であるこの曲の悲劇性を、恐ろしいまでに突きつけてくる。名曲「アルルの女」を、こんなに寒々と冷酷に演奏しているのはマゼール&クリーヴランド管だけだろう。そしてそのために、この演奏はスタンダードに昇格することなど永遠になく、忘れられていくのだろう。しかし私は「アルルの女」が「悲劇の音楽・死の音楽」であることを描ききったこの演奏を、超絶の名演と呼ぶことに何の迷いもない。 「子どもの遊び」はあまり聴くことのない曲だが、1曲ごとの性格を描き分けた演奏であり、マゼールの音楽作りのうまさが光る。0 people agree with this review
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氷の丈二 | 山梨県 | 不明 | 09/May/2014
随所にマニエリストのマゼールらしい表現のアルルの快演 すごくまともな演奏。カルメンも魔法使いの弟子も良い。 曲目のカップリングはありがちだが、指揮者の組み合わせの脈略が不明。1 people agree with this review
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