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シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

CD 『エレクトラ』全曲 ベーム&シュターツカペレ・ドレスデン、ボルク、マデイラ、他(1960 ステレオ)(2CD)

『エレクトラ』全曲 ベーム&シュターツカペレ・ドレスデン、ボルク、マデイラ、他(1960 ステレオ)(2CD)

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    千葉のアリアドネ  |  千葉県  |  不明  |  2010年02月20日

    ベームには白鳥の歌となった渾身のエレクトラ(81年、DVD 、VPOの圧倒的演奏、リザネクの熱演、熱唱)があるが、ほぼ20年前、60年録音の当盤も今なお価値を失わない。一つには歌手陣の素晴らしさ。当時エレクトラ歌いとして世界的に評価されていたボルク(43歳)、気品とドラマ性あふれる名唱は、ニルソンの鋭くも美しいエレクトラとはまた違った魅力を放つ。マディラ(41)は美貌の野性的カルメンとしてならした人だが、クリテムネストラも当たり役で、単なる悪女ではなく苦悩する人間としての表現が素晴らしい。男性陣もウール(32)、F=D(35)と表現力の優れた歌手を揃えた布陣は当時のベストキャスト(もしこのメンバーで映像が残れば-女優出身のボルク、美貌の演技派マディラ-魅力的な映像になったのではないか)。これを率いるのが全盛期のベーム(66)、オケがシュトラスウスの伝統を誇るSKDとあっては成果が低い筈が無い。録音年代からの限界はあるが(再発になるときはOIBP化を!)重厚だが鋭く、圧倒的迫力はあるが誇張や絶叫に陥らないベームのシュトラウスの素晴らしさが十分伝わってくる。歌詞がはっきり聞こえるのも良い。これで更にニルソン-リザネク-ベームの「定番トリオ」のヴィーン国立歌劇場ライブ(65年)が正規盤として出れば言うことは無い。Orfeoさん是非頑張ってください。

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