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バルトーク (1881-1945)

CD 弦楽四重奏曲全集 タカーチ四重奏団(2CD)

弦楽四重奏曲全集 タカーチ四重奏団(2CD)

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  • ★★★★☆ 

    ORZ  |  不明  |  不明  |  2011年06月20日

    タカーチ四重奏団 デッカ新録音 肝心の第一バイオリンのタカーチがいなくなっちゃってる(w 旧メンバーは全員ハンガリー人だったけど 旧メンバーで残るは第2バイオリンのみ、 チェロはハンガリー人だが残りは英語圏の人? 今そのタカーチはミクロコスモスカルテット(フンガロトン)で第一バイオリン(w さて新録。  良い演奏・録音だけれども 旧録全体に漂っていた叙情性や野の香りというようなものがだいぶ減退している。 お国訛りが抜けて よりフツーのバルトーク、になっているといったら変かしら。 自然や民俗のぬくもりを感じるヴェーグ・タカーチ旧録音 ビシバシ決めていくジュリアード(質実剛健)やエマーソン(かっこいい)、 西洋音楽本道を行くアルバン・ベルグ 怪しげな官能的な雰囲気を醸し出すハーゲン 何かしら静かな狂気じみた物が絡んでくるケラー 何を考えているかわからないルービン 色々聴いてきてそれぞれに好きだけど一組選べと言われたらこれか? と思ったが 徹底的に明晰で芝居がかったところは何一つない平明でしかもバルトーク以外の何者でもない ファイン・アーツ四重奏団、徹底的に情報量を詰め込んで表現しつくししかもだれないもたれないフェルメールが強力なライバルとしてあり、また自然や民俗、民俗の血と陰影に富むミクロコスモスがタカーチと名チェリストペレーニに率いられてこれまたすばらしい演奏をしているのでベストチョイスとは言えなくなってしまったのが悩ましい。 が、民族色と表現主義的な現代音楽としての演奏のバランスを取った中庸を得た演奏の一つとではあり続けるでしょう。

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  • ★★★★★ 

    カバポチ  |  神奈川県  |  不明  |  2009年12月12日

    大変美しく綺麗なバルトークだ。思わずうっとりしてしまいます。バルトークというとジュリアードの2回目の録音をずっと愛聴していたので、激しい不協和音でガンガン攻めつけられるのが本領発揮だと思っていた。正に、眼から鱗。タカーチの旧録音も入手して聴き比べてみたいものだ。バルトークの音楽は優しいのが本質だと思う。

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  • ★★★★★ 

    AUSNAHME  |  宝塚市  |  不明  |  2008年01月07日

    この場は、これからこのCDの購入を検討する人のためのガイダンスとなるべき場であり、論点も不明確なままめいめいが主題を想定してこのCDに対する想いを述べる場であってはならないと思う。そんな情報は、あまり参考にならないのではないか。私が以前この演奏の「民族的側面」に言及したのは、何もリズムに特化したのではなく、ハンガリー人にしかなし得ないほどの強い共感に基づく演奏を感受した経験を語りたかったのである。切れば血の出るほどの熱い共感に魅惑されたのである。

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  • ★★★★★ 

    ヒートアイランド  |  富士市  |  不明  |  2007年04月19日

    バルトークの音楽は究めて高度な作曲技法により、その独特の民族性とあいまって超然たる様式を確立している。それはリズムは勿論、音程から和声にいたるまで超自然的な統一原理によって秩序付けられている。(レンドヴァイの名著がそれを証明しています)当盤は過剰な自己主張を避け、この傑作に内在する普遍性を露にした。マニアはマニアでよく分かっているのは確かだが、一様にリズムに重点を置きすぎても善くない。

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  • ★★★★☆ 

    227865  |  藤沢市  |  不明  |  2006年11月01日

    私もタカーチならフンガトロンの旧盤を押す。練られたハーモニーが変拍子に乗って進んでいく独特の感覚の気持ち良さが好きだ。新盤も見事な演奏だが、旧盤ほど乗れなかった。その理由がレビューを見て「ああ、このような見方があるのだな」と感心した。新盤自体そこまでわかるレベルの高い演奏なのだろう。疑問を投げかけているレビューは、人が体得する拍の問題は提示しているが「本場ものに限る」なんて書いてないし、この新盤がリズムに着眼したものとも書いてない。もっと深いことを書いている。私は感心した。

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  • ★★★☆☆ 

    勘兵衛  |  江戸  |  不明  |  2006年10月31日

    Hungaroton(旧盤)の精巧無比なハモリでこの曲集への見方が変わるほどの覚醒的名演を成したタカーチだが、新盤ではそのような発見は無かった。よく言えば穏健なところに落ち着いた。 これはこれで優れた演奏の部類に入るだろうが、やはり私にとってタカーチと言えば精巧さを極めた旧盤だ。

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  • ★★★★★ 

    火へんに華  |  千葉  |  不明  |  2006年10月30日

    この演奏は、リズム自体に着眼したものとは言えないでしょう。しかし、楽音として捉え、それらを再構築する手立ては優秀です。その点から、この演奏を無暗に貶めるやり口には感心できない。西洋音楽とその他とを区分する考え方には賛同しますが。私は、民族性が剥奪されているだとか、そういった事に興味はないのです。ただ、もともとこの曲には大した民族性を感じないので、そのハンガリー拍法とやらがどの程度の意味を持っているのか不思議に思いますね。映像や画像は工作できて、音は無理なんですか…実際に録音現場に行かれることを勧めます。

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  • ★★★★★ 

    meow  |  富山  |  不明  |  2006年10月21日

    これまでABQ盤やHAGEN盤などを愛聴してきたが、タカーチ四重奏団の過激で重厚な演奏に圧倒されてしまった。 私にとって懐かしさと新しさを同時に感じさせる理想的な演奏。

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  • ★★★★★ 

    火へんに華  |  千葉  |  不明  |  2006年06月18日

    これは名高いバルトークの弦楽四重奏曲のベストだろう。古くはヴェーグの新旧の録音が親しまれて来たが、これはその上をいく。まずその練り上げられたテンポやリズム設定がすばらしい。フレージングも無理がなく、自然に音楽が流れてゆく。一聴した限りではそれほど驚きを感じなかったが、その驚きを感じさせない普遍ともいえる呼吸の妙は聴けば聴くほど味が増していく。4番の三楽章のほの暗い哀しみ、四楽章の精緻さ、終楽章の狂騒を聴いてみて欲しい。いかに優れた演奏であるかがわかるだろう。録音は呼吸を感じさせるほど鮮明で空気感を伝える。

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  • ★★★★★ 

    AUSNAHME  |  宝塚市  |  不明  |  2006年03月26日

    これほどの名盤にユーザーレビューが寄せられていない事は実に不可解だ。バルトークの弦楽四重奏曲は20世紀の最も美しい音楽作品の一つである、と私は信じるし、このCDはそのひとつの極限的な演奏例だと思うのだが・・4人のメンバーの内、半分はバルトークと同郷のハンガリー人、あとの半分はイギリス人というのはこの演奏の民族的側面と現代音楽としての側面をよく説明している。全ての現代音楽ファンに一聴を強くお薦めする。

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