Large Afternoon
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妻三郎 | 福岡県 | 不明 | 2021年03月19日
2000年に登場したグリーンスレイドの知る人ぞ知る再結成作。 4th「Time And Tide」(1975)から実に25年振りとなる5thアルバムだ。 メンバーは Dave Greenslade(key) John Young(vo,key) Tony Reeves(ba) Chris Cozens(dr) 先述の「Time And Tide」のほか、数々のアルバム・ジャケットで知られるPatrick Woodroffeが1曲で歌詞を書いている以外は全てDave Greensladeの作詞作曲。 70年代のグリーンスレイドは、もう1人のキーボード奏者でヴォーカリスト、Dave Lawsonと、Dave Greensladeの双頭バンドといったイメージだったが、この2000年作は実質Dave Greensladeのソロと言える。 Dave Lawsonがいない時点でグリーンスレイドではないという考え方もあるだろうが、ヴォーカルは新メンバー、John Youngの方が良い。 肝心の内容は、これが大味なデザインのジャケットに似合わず、70年代を上回る程充実している。 かつてのグリーンスレイドを再現しようとしたものではなく、2000年におけるDave Greensladeが全力を尽くしたという感じで、シンセなどサウンドも2000年のもの。 その音楽的素養の深さには心底感心させられるし、聴く側の予測を気持ち良く裏切って行く捻りの効いた曲作りは同時にポップでもあり、とても魅力的だ。 新ドラマー、Chris Cozensのプレイがやや凡庸なのが惜しいところ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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