Gotterdammerung: Cassiers Barenboim / Teatro Alla Scala L.ryan Theorin M.petrenko W.meier
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asemonic | 宮城県 | 不明 | 12/April/2016
安くなったので迷ったが購入。誰も褒めていない。”中の中”と言った所か。でもスカラだしワーグナーの中で一番好きな作品なので購入した。そう悪くはなく、長時間付き合って損をした感じがなかったので一言。確かに演出、装置共にこれ迄の物のリニューアルと言うのが妥当だ。ただし私は、余りに奇抜で突飛なものについて行けず結局時間の無駄だと感じてしまうことが多いので、このくらいがちょうど良い。全てそれらしい範囲に収まっていて助かる。近頃、雪だるまが首にシャドーを付けて出てきた様なジークフリートが多い中、もしペーター・ホフマンが歌ったらと想像をさせる程度の外見のプリモが先ずは良い。教会歌手の様な口の開き方のグンターは役の味に合っている。ハーゲンはドス黒さはないが悪いヤツで、怪物よりは若さが前面に出て新鮮。グートルーネがショボい声で、昔なら侍女か小姓程度。近頃こんなのが多くて、ノルンも…と思ったら同じ方でした。マイヤーは未だに立派。ルートヴィッヒは最後はよれよれだった。誰も褒めていないプリマは、案外立派な印象。ベーレンスが好きではなかったので、これで良。テレビの音だけで聴いたのでアラが見えないかも。指揮も乾坤一擲と言う感はないものの大きさはある。スカラだけにオケ、合唱共にドイツものながら充実。劇場の格が高いと言うことだろう。但し合唱に1人、東洋人らしいのが、学生の様なさらさら髪で出ていてひどく全体の”風”を乱して居た。こんな些細な事で舞台は大きく崩れる。今ならグリスでもジェルでも有ろうに。舞台監督でも誰でも注意すべきだ。場面転換で色々オーバーラップするのはバイロイト中継からの流行だが、うるさい。2 people agree with this review
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 18/April/2014
バレンボイム指揮、カシアス演出によるスカラ座リングの完結編。パドリッサ演出のバレンシア版、ルパージュ演出のメト版、いずれもハイテク映像を駆使して演出家の解釈をあまり押し出さないタイプの舞台だが、このカシアス演出が一番おとなしい。独自のアイデアが見られるのは第1幕幕切れの隠れ頭巾をかぶったジークフリートの見せ方ぐらい。最終景もベルギーの彫刻家、ジェフ・ランボー作のレリーフに丸投げというのは、いただけない。音楽を邪魔しないから最初に見るにはいい、とも言えようがシェロー、クプファー、コンヴィチュニーなど明確なコンセプトを持った各演出に比べると物足りない。指揮も演出に調子を合わせたのか、表現意欲全開だったクプファー版の頃に比べると、かなり枯れた印象。テンポは遅めで表現は重々しいが、どうもモタつき気味だ。 歌手陣ではブリュンヒルデがステンメからテオリンに代わってしまったのが痛恨事。力めば力むほどヴィブラートが多くなって聞き苦しい。女声陣では第2のノルンとヴァルトラウテで登場のマイアーが相変わらず一番目立っている。ライアンのジークフリートは悪くない。悲劇的な彫りの深さがないという声もあろうが、演出のコンセプトでも彼は死の直前まで愚か者のまんまだから、これで構わないと思う。ペトレンコのハーゲンはラトル指揮のザルツブルク/エクサン・プロヴァンス版の時から非常に面白いと思っていた。ギラギラした悪意を前面に出すタイプではなく、少し斜に構えたクールでニヒルな悪役。こういう役作りもありだと思う。ところで、1万円超というNHK版の値段はちょっとどうなのか。日本語字幕付きとはいえ、ほぼ半額でARTHAUS版が手に入るという状況では、いったい誰が買うのかね。5 people agree with this review
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カズニン | 東京都 | 不明 | 23/March/2014
豪華歌手陣。でも日本語字幕なしの不思議。6 people agree with this review
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