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Hidekazu Yoshida

Books モーツァルトその音楽と生涯 第2巻 名曲のたのしみ、吉田秀和

モーツァルトその音楽と生涯 第2巻 名曲のたのしみ、吉田秀和

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    金山寺味噌  |  愛知県  |  不明  |  19/September/2014

    『名曲のたのしみ、吉田秀和』書籍化シリーズの一環で、1980年4月から1987年2月にかけて、約7年間にわたって放送された「モーツァルト その音楽と生涯」の書き起こしシリーズの第2巻。1981年7月12日放送の第53回から1982年10月10日放送の第102回まで、モーツァルト16歳から20歳までの青年期の軌跡 と作品が語られている。この時期はモーツァルトはイタリア留学、ウィーン旅行と忙しく各地を巡っていた頃で、様々な知識を吸収し楽嚢を豊かにしていった。その詳細を吉田氏が説き起こしてゆく。 読んだ印象は、第1巻のレビューで書いたのとほぼ同じである。30年以上前の放送内容なので、番組内で紹介されている音盤や吉田氏の楽曲解説は現在の視点からすると一時代前のものになっている感は否めない。西川彰一プロデューサーもまえがきで「しかし本書はモーツァルトの研究書ではない。あくまでも吉田さんが八〇年代のリスナーに語りかけ、日本のモーツァルト・ファンを育てた一時代の記録」と書かれており、情報の斬新さというよりは吉田氏の含蓄の深さ、視野の広さ、そして表現の豊かさを楽しむための本であろう。 選ばれた演奏家はおなじみのカラヤン、ベームのほかミュンヒンガー、アンダ、グリュミオー、ケーゲル、スウィトナー、ボスコフスキーなど今となっては懐かしい顔ぶれが並んでおり、年季の入ったクラシックファンにはたまら ないだろう。付録のCDには当時の放送録音がそのまま収録されている。当時70歳前後の吉田氏の口調には活気があって楽しく、第1巻と同様に懐かしく聴いた。

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