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ブラームス(1833-1897)

CD ピアノ協奏曲第1番、第2番 オールソン、尾高忠明&メルボルン交響楽団(2CD)

ピアノ協奏曲第1番、第2番 オールソン、尾高忠明&メルボルン交響楽団(2CD)

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    JCS  |  神奈川県  |  不明  |  2015年09月29日

    録音はピアノがオケに埋もれず、前に出てゐる。オールソンはそれなりにゴツゴツ弾いてゐる。尾高さんのオーケストラは苦痛、悩み、晦渋、激しさといつたものより、まず清潔な清らかで静かな感じが来る。そしてドヴォルザークのやうな素直さ。それで分かるものがある。しかしそれでは出て来ない、分からないものもあるとは思ふ。きちんとしてゐて破綻はなくて立派ではあるが、本格的なブラームスか?と訊かれたら、やはり違ふのでは、と答へる。外人オケに日本人の音楽をやらせてゐるやうに思つた。それは指揮者として立派な力量だと思ひます。勿論皮肉や批判ではありません。以上、一番を聴いての感想。

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