『グランド・リサイタル〜バッハ、ベートーヴェン、ショパン』 中村紘子
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iMuse | 東京都 | 不明 | 2018年10月06日
ソニーからエイベックスに移籍してから初のセッション録音で、ベルリンのテルデックス・スタジオで収録されたもの。まず、力みのないタッチから生み出されるピアノの音が美しい。バッハのパルティータは、世の古楽研究ブームからは距離を置き、ピアノによる美しい響きを追求するスタイルが心地良い。ベートーヴェンも同様で、ダイナミックスの幅は大きく取ってはいるものの、緊迫感が前面に出ていた旧録音に比べてずっとリラックスした演奏。ラフマニノフの編曲によるチャイコフスキーの子守歌における弱音の音色の変化は特筆に値する。ラストに置かれたワイルドによる小品は、いかにも中村紘子らしい洒落た歌い回しで、アルバムのアクセントになっている。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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