伊福部昭の芸術10 凜 初期傑作集〜『寒帯林』『日本狂詩曲』『土俗的三連画』 高関健&東京交響楽団、札幌交響楽団
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ブルノのおっさん | 北海道 | 不明 | 2015年02月28日
まだ全曲をしっかり聴いてはいないのですが、少なくとも「日本狂詩曲」の大迫力のライヴ録音は本当にすごいです!私は幸いにも、実際にこのコンサート(札幌交響楽団の第569回定期演奏会)に行き、生演奏に接することができました。とにかく打楽器の迫力、それも、爆音とすら言ってよいほどの、ものすごい演奏でした。この録音は、その迫力を十分に伝えていますし、コンサートホールKitaraの音響の広域性がよく活かされたものになっていると思います。ここで、演奏に関してもう少し述べておきます。他の録音、演奏と比較すると、まず第一楽章冒頭のヴィオラ独奏がとりわけ印象的です。大体の演奏が直線的に弾き進めていくのに対して、当演奏は抑揚があり、まるで哀歌を歌っているような感じ、と言えばよいのでしょうか、そんな雅やかな雰囲気を出しています。しかし、安易に歌唱的ニュアンスに逃げるようなことは全くなく、打楽器のリズムは明確に示されており、曲全体の支柱を損なうことがありません。このことは第二楽章でも言えることで、この曲が、「あくまで打楽器が主役であり、旋律楽器は付随物」であることを改めて確認させられます。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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じょーじ | 岐阜県 | 不明 | 2015年01月10日
『寒帯林』は蘇演ライブに続く、待望のセッション録音。演奏も、まずは申し分なし。残るは『リトミカ・オスティナータ』あたりか。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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