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マーラー(1860-1911)

CD 交響曲第1番、第3番、第8番、第10番〜アダージョ ミトロプーロス&ミネアポリス響、ケルン放送響、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル(4CD)

交響曲第1番、第3番、第8番、第10番〜アダージョ ミトロプーロス&ミネアポリス響、ケルン放送響、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル(4CD)

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    mari夫  |  東京都  |  不明  |  2016年11月22日

    ミトロプーロスのライブのマーラーがかなりまとまって残されたのは大きな僥倖である。同じNYフィルを率いたにせよ、前のワルターとも後のバーンスタインとも違う、苦く暗い、ザッハリッヒで叙事詩的なマーラーだ。廃墟と化した古代の遺跡の中に残された巨人像のような(彼の容貌のイメージもあるけれども)、しかし溶岩流のような熱さが迸るマーラー。あの「エレクトラ」や「トスカ」の超熱演の線上にある演奏だ。当今のマーラー演奏はもっと「客観的」でつまらない。二集に及ぶアルバムだけれど、HMVでは二集は売り切れとか。収録曲目のせいだろうか?一番だけは両方に入っているけれども、一集の方のは唯一のスタジオ録音とはいえ、いかんせん音が貧しい。二集の方のを取るべきだろう。他のは皆没年の録音で、ケルンでの三番は亡くなる数日前とかだが、いずれもこういうものとしては音はまずまず。近寄る死の影など微塵も感じさせない演奏の熱さを堪能するには不足はない。どの曲も同曲異演中で最も傑出した演奏である。この二アルバム以外にもケルンでの六番とかNYとの三番とかもあるが、いずれも引けを取らない。しかし他の曲はやらなかったのだろうか?「復活」や「大地の歌」も聞いてみたかった。でもこれだけでも残されたことを感謝しなくてはならないだろう。

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