冨田 勲(1932-2016)

CD 月の光〜ドビュッシー作品集

月の光〜ドビュッシー作品集

商品ユーザレビュー

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    ルシータ  |  東京都  |  不明  |  2016年06月15日

    いや〜驚きました。このCD、美しいし、面白いです。シンセサイザーものは敬遠していたのですが、これは見事です。もっと他の録音、いや作品を聴いてみたくなります。

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  • ★★★★☆ 

    かめ  |  東京都  |  不明  |  2014年08月18日

    不安定なアナログシンセ「モーグ」を個人で初めて輸入し、押収寸前に楽器だと説明しに税関に出向いて、手弾きと16ステップのシーケンサーで多重録音をし、日本のレコード会社には見向きもされず、RCAで大ヒットとなった途端に「世界のトミタ」ともてはやされつつも、これはクラシックじゃないなど的外れな批判にさらされた曰くつきのアルバム。ここでの実験的手法はYMOなど世界の音楽家達には多大な影響を与えている。音色、テンポ、ダイナミクスの設定はクラッシック指揮者の必須条件だがそれに加えて音場のデザインを提案しドビッシーの一大絵巻を展開してみせる。「イーハートーブ」のミクにやられた皆さんもぜひ聴いてみて欲しい。因みにモーグトミタの習作は「銀河鉄道の夜」をいう自作曲。

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  • ★★★★★ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2014年02月16日

    今聴いても古さなんか全く感じない、いや、エレクトロニクス過剰の今だからこそ、むしろセンスがいっそう輝く名盤と言ってよいでしょう。シンセサイザーに対する偏見というのは、ポップス分野におけるまるっきりセンスのないその使用(乱用)のせいではないですかねぇ。このアルバムを聴きますと、オリジナルであるドビュッシーの想念の大きさ、アレンジをした富田勲のイマジネーションの豊かさ、この二つの見事な融合と相乗効果によってまるで新たな音楽世界が開かれたというべきでありましょう。問題はシンセサイザーではなく、それをいかに使うかという人間(音楽家)自身の器量の問題。そして第1作がドビュッシーであったというのも最高に幸せで適切な選択でしたね。曲自体が好きなせいもあって、最高傑作は「アラベスク第1番」。輝きと華やかさが光ります。あらゆる意味でエポックメイキングな名盤であります。

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  • ★★★★★ 

    アンビエント風しょう油  |  兵庫県  |  不明  |  2012年10月23日

    そこのアナタ、シンセ・ミュージックなんてどれ聴いてもおんなじ音・・・だなんて思っていませんか?シンセサイザーだって感情の起伏、ユーモアを雄弁に語るんです。生楽器と一緒なんです。ひとえに操る人の違いだけなんです。

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  • ★★★★★ 

    テリーヌ  |  兵庫県  |  不明  |  2010年12月31日

    編曲(製作)当時のシンセサイザーは記事によればとても高価でスペースの嵩張る楽器であったと記憶しています。しかも当時のコンピュータ技術を考えると膨大な作業量だったと想像します。発表当時感心したものですが、私の周りの人からはこのサウンドに批判的な人が多かったようです。私は当時からこの音響に魅せられ、今でも古さを感じさせない孤高の作品集だと思っています。

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  • ★★★★★ 

    Best Gig  |  不明  |  2008年08月16日

    '74年発表。14ヶ月をかけて完成した冨田勲のモーグ作品第1作。「スイッチト・オン・バッハ」が正確無比な建築を志向していたのに対し、冨田勲はドビュッシーのピアノ曲を題材に、アニメーション的な音の動きを加えてリアライズ。最初に完成したのが、パピプペ親父が登場する「ゴリヴォーグのケークウォーク」。表題曲は「ベルガマスク組曲」の第3番で、1音ずつパンニングする音の動きが後の立体音響探求を予感させる。「アラベスク第1番」では、トミタ・ブランドを刻印する、おなじみのポルタメントによる口笛メロディーが登場。後にグラミー賞4部門にノミネートされる成功を収めるが、当時の日本の会社で理解できる者はおらず、冨田勲は米国のRCAにアプローチ。8枚分の契約を勝ち取り、以降の作品は"洋楽扱い"で日本に紹介されることになる。

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  • ★★★★★ 

    TATSU  |  SUN-IN  |  不明  |  2007年10月25日

    東京の八畳間から作り出された、美。1973年という時期に、MIDIもSMPTEもない、本当に何もない「無」から我々を夢の中に誘い込むような魅惑的なレコードを生み出した冨田氏は真に偉大であると言わざるを得ない。今聴いても衝撃的な内容であり、未だに誰も真似ができない、真似をする必要もないくらい素晴らしい。ドビュッシーの頭の中では、本当はこんな音が鳴っていたに違いない。

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