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CD フランス国立管弦楽団 80年の歴史(8CD)

フランス国立管弦楽団 80年の歴史(8CD)

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    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  2016年02月12日

    一つのオーケストラの戦後からの奮闘、誇り、伝統と革新の軌跡。録音技術の変遷、指揮者の代変わり。長大な曲はないが、私には馴染みになかった往年の指揮者を新たに知り(クリップス等)、昔懐かしい指揮者との再会(ホーレンシュタイン)の流石の演奏にディースカウの歌、もちろんミュンシュ、ポール・パレイも、やってくれている。一押し指揮者(バーンスタインーラヴェルのシェーラザ―ド大好きになりました。トマのシャンゼリゼの歓声。小澤ーこの時期の小澤さんのスクエアでマイルド、恐らくフランス人には驚きの演奏。ムーティーたっぷり鳴らして古典も御洒落。ガッティー録音少ないので貴重で名演。チェリビダッケーAltusに比して録音に手を加えてないのでより生々しい、やはり、凄い境地)、なかなか聴けない組み合わせでの見事な演奏(ヨッフム、早逝したフェラスのチャイコフスキー!若きアルヘリッチ、アバドのプロコフィエフ!!。うなり声のデュトワ、ヨーヨー・マの高貴なドヴォルザーク)。グロテスクなショスタコーヴィッチが、マズアとこのオケならではのすっきり小気味良く、馴染めた演奏。マゼールのハルサイは天賦の才だわ。初演集では、デュティユーの交響曲も面白い、忘れてならぬプレートルさんも登場、メシアンの7つの日本の俳句、指揮難しかったろうなあ。クセナキスにぺリオと盛り沢山。充実演奏ばかり。但し、フランスなので、ベートーヴェンは、シューリヒトの渋いコラリオンのみ、モーツアルトもない。クリィタンスはあるけれど、マルティノンがないのが残念。贅沢過ぎるか。重くはなくて、巧い、拍手喝采演奏の連続。演奏間がないので、息つく暇なし。いやはや、ina-Radio France は、いい音源、まだまだちゃんと持ってたものだ。様々な血の混じったフランス料理で、お腹一杯、美味、満足。

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    北途 啓  |  東京都  |  不明  |  2015年06月14日

    フランス国立管弦楽団の歴史を彩った演奏の数々を収録した興味深いボックス。80年の歴史とっても創立された30年代の録音はなく、「物語」は連合軍によるパリ陥落の直前から始まる。詳しくは、フランス語の丁寧なパンフレットを参照(全177頁)。英語および日本語の解説もあるが、英語は抄訳。日本語は要約。フランスだけあって木管は名手揃い。たとえばフルートは、1969年までの演奏は、伝説のフルーティスト、デュフレーヌの高雅な調べが聴ける。70年代はマリオンのはず。指揮者も曲もバラエティに富み、録音も放送用音源ということを考えると、十分なものだと思う。お勧めは、マニヤールのHymne a la justice(ローゼンタール)、さすらう若者の歌(シューリヒト、フィッシャーディスカウ)、ラベル、シェエラザード(バーンスタイン、マリリン・ホーン)。現代では、ディティーユ、クセナキス、メシアン、ベリオなどの作品も聴ける。まさに貴重な「記録(レコード)」だ。星5つは譲れない。

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