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CD エフゲニー・ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル/アルトゥス・ステレオ・ライヴ録音集(12CD)

エフゲニー・ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル/アルトゥス・ステレオ・ライヴ録音集(12CD)

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    slave  |  東京都  |  不明  |  2023年08月10日

    ムラヴィンスキーは、ソ連の伝説的な幻の指揮者だ。レニングラード・フィルを50年にわたり統率した。ソ連での芸術家は国家に保護され、あるいは搾取される公務員だった。 このため、ムラヴィンスキーには組織だった「商業」録音というものが存在しない。本人は完璧を求める人だったため、録音を好まなかった(この点が、カルロス・クライバーに似ている)。現代では金のために演奏はしない、と言える人はいないだろう。しかし、貴族出身で、革命で全てを奪われた彼にはそれが言えたのだ。 そのため、ムラヴィンスキーの公開されている録音は貴重である。国家の保有している音源や画像が多いので、公開については積極的とは言えず、「あの素晴らしい演奏の録音は、CDで再発されていないかな」と探すと、「えええ?あれは40年前の初出の後は再発されていないお宝CDなのか」などということになってしまう。 ムラヴィンスキーの活動については、それなりに知られており、研究もされていると思うのだが、意外なほどに、ムラヴィンスキーの録音というのは貴重でもあり、大切にもされていない。その意味で、このセットは、そうしたムラヴィンスキーの録音を大切に受け継ごうという貴重なものだ。 特定のレーベルが音源を所有しているということがないだけに、一度カタログから消えると、手に入らないかもしれない。 このセットの「膝上録音」は、少なくとも、私には非常に貴重であった。カラヤン最後のブルックナー7番と同様に空間のスペースの使い方が巧みであることが分かる貴重な録音だ。彼方のステージから立体的に音が飛んでくる様子がよく分かり、透明なテクスチャの効果が際立っているのだ。またALT 286の「大阪」録音の未完成は、JVC VDC 1141のApr.30 1978LENINGRADと言われる音源と同一である。ムラヴィンスキーの音源はこのように混乱している。西側の商業録音とは事情が異なることを理解した上であれば、これだけ貴重なセットはお買い得と思う。

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    ぱごす  |  神奈川県  |  不明  |  2015年10月30日

    演奏はともかく録音状態がものによってけっこう差があるのが気になる。特に日本でのライブは1973年のものを除くと年代にしてはレベルが低く、特に東京でのライブはいわゆる膝上に録音機材を置いてのものなので、それ相応の音質ということを購入者は事前に意識しておく必要があるだろう。もちろんそういう音質の方が臨場感があっていいという人もいるかもしれないが。 評価はそういう部分に心配があるということで満点とはいきません。ただ人によっては音質的にはこれでも評価が甘いという人もいるかも。

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