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ベートーヴェン(1770-1827)

DVD ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番、ワーグナー:『ワルキューレ』第1幕、他 クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル、バックハウス、他(1962、63)

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番、ワーグナー:『ワルキューレ』第1幕、他 クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル、バックハウス、他(1962、63)

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    JCS  |  神奈川県  |  不明  |  2016年05月05日

    ブルーレイになつてこれが究極盤?一番初めは我がTDKコアが世界に先駆けて、たぶん2002年12月に62年の全部、それから63年と63年ジークフリート牧歌と三枚のDVDを順に発売しました。レビューを見ると、ご存知でない方もをられるやうなので。  今度の編集には放送局のけたたましい開始ファンファーレが入らず、ホッとします。またこのサイトではヴァーグナーとベートーヴェンをまとめ直して演奏(上映?)する編集であるかのやうな表示ですが、そんなことはありません。実際の演奏順ですからご心配なく。  クナッパーツブッシュは拍手喝采がよほど嫌ひだつたのは、あちこちに書いてあります。指揮台に上がる前、丁寧な(そして優雅な)お辞儀を楽員に対し、そして客席になさるのですが、喝采に応へるのは全くダメ。といふ様子がこの映像でよく分かります。最初の曲のレオノーレを始めたくとも、ボスコフスキーが無視して!クナーに答礼を促してゐます。でそれをさせられて、客席が歓声をあげて開始となります。(別のクナッパーツブッシュの生涯のDVDでは、ミュンヘンの音楽批評家が何度もクナーと呼び、クではなく、ナーの方にアクセントがありました。だからクナと呼ぶのは正確ではありません。)  パルジファルの練習風景で、巨匠が左腕をねぢつて突き出しながら立ち上がる、見てゐるこちらが息を呑むシーンがありますが、このレオノーレのフィナーレのクライマックスでも同じシーンがあります。体の動きが少ないので有名なやうですが、椅子に座りながらも、じつとはしてしてゐられず、何度も座り直すかのやうなところがあります。だから何度も立ち上がつてゐるかもしれませんが。しかしクライマックスが過ぎ、曲がをはつても、息があがつてゐるやうなところは全くなくて、まず楽員に丁寧で優雅なお辞儀をされて、次いで聴衆の方を向き頭を下げて、直ぐ退場されます。  カメラはクナーばかりを写すといふことが、残念ながら全然ないので、退場したあと、戻つて来たのか、来ないのか確かとは分かりませんが、歓声があがつたのは、たぶん一度は戻つて来たのでは。  また第4協奏曲が終はると、近寄つて来たバックハウスの手を握り、何か言葉を交すと、ピアニストを置き去りにして、自分だけさつさと退場してしまひます。バックハウスはそのあと普通にオケに感謝し、聴衆に応へ、ひとりで退場し、またひとりで戻つて来る様子が映ります。とても可笑しい。  まるでミーハーみたいな事を言つてゐるでせうか?分かるだけでも、ボスコフスキーやバリリ、ブラヴェッツ、シュトラッサーが写つてゐます。オケのメンバーには三十代は殆どゐないのではないか、四十代、五十代、六十代ではないか。つまり皆戦争を経験して来た人たちで、カラヤンは既に大活躍してゐたのでせうが、重厚長大で、かつ真剣深刻な音楽を本物として来た人達ではないかと思ひます。楽しみが無いといふことではなく、焦点は楽しみ、娯楽にはないといふことです。クナッパーツブシュもバックハウスも剛直、剛胆といふほかないです。  感傷とは偽りの感情の意味だと、どこかで読みましたが、この第4協奏曲でオケもピアノも甘美で、ほんものの陶酔もあります。歌ひ回しが違つてゐるために揃はないといふところがありますが、相手に合せず、そのままで平気といふのも大したものといふ気がします。第二楽章、指揮者は本当はもう少しテンポを早くしたかつたのではないか。ボスコフスキーがそれを抑へてしまつたのではないか。ピアノはそのために伸び伸びと弾けたのでは?私の錯覚でせうか。  練習嫌ひで有名な指揮者ですが、ラヂオやレコードで音楽を聴いたりしてゐなければ、自分でピアノを弾くとか、オケと練習するとかせずにゐられたのか、本番だけで気が済むものでせうか。それも何だか不思議な感じがします。  ピアノが、Blu-Rayになつて美しく鳴るやうに感じます。(ついでに言ひますが、ArtHausの62年だけのDVDが発売された時、その冊子のゴットフリート・クラウス解説には、今度のBlu-Rayでは削除されたバックハウスについての部分があり、ザルツブルクに住んでゐた84才のピアニストとの会話の中で「信じてくれ、私の生涯で一日たりとこのト長調協奏曲の出だしを弾かずに来た日はなかつた。恐ろしく難しく、満足できたことが全くなかつたから。」と聞かされたこと。また「ベートーヴェンがソナタを16曲しか書いてゐなかつたら、私の人生は全然違つてゐたよ。」とも。以上ご紹介いたします。)

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    ニトロプレス  |  愛知県  |  不明  |  2016年04月25日

    ブルーレイになるのはたいへん喜ばしいことですが・・・あの・・・ジークフリート牧歌は?たしかどちらのコンサートで演奏されDVDにもなりましたが。 せっかくなら入れたほうが良いと思いますが。 わたしの勘違いでしたらすみません。

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    Tama  |  Vancouver  |  不明  |  2008年09月25日

    これすごい映像ですね。ボスコフスキーを始め、コンチェルトのある節でニヤニヤと楽団員が笑っている、指揮者の無表情の姿、ピアニストのオケを視るまなざし、一種のブラックユーモアでしょうか?  コンチェルトはお勧めではありません。けれど、レオノーレ、「愛の死」はいずれも絶品であり、秀逸です。ただ、このコンチェルトのクナの録音はカーゾンのそれも含めて、クナ流ですね。譜面をみながら、俺は俺の音楽をやるだけだ、というのがミエミエです。まぁ、そこがいいんじゃないかしら。

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    リチャード  |  不明  |  2008年05月03日

    こんな凄い『レオノーレ3番』にはなかなかお目にかかれないでしょう。グッとテンポを抑えて進むが,まるで音楽にマグマを溜め込むかのよう。部分部分で爆発しそうになるが,決して暴発することなく,むしろストイックにナイフの切れ味。この演奏に対抗できるのはもはやクラシック界になし。たとえばウッドストックの『ヴードゥ・チャイル』とかラウンドアバウトミッドナイトの『アー・リュー・チャ』。フレッド・マクドゥエルの『シェイク・エム・オン・ダウン』が一番近いかも。 私はこの演奏を聴いて,ベートーヴェンにハマりました。

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    サンソンぴー助  |  新宿  |  不明  |  2008年04月21日

    ウィーンフィルがにやにや? そうかな? バックハウスが弾きはじめた途端に感にたえたような表情で、すげーなじいさんと顔を見合わせているんでしょ。たしかにいくらか合わない部分もあるけど、ライブでは普通の範囲。クナはピアノを見ながら振ってます。バックハウスはそれに乗って夢のようなタッチで終始。恍惚のベートーベンが展開されます。終演後クナが現れないのは、バックハウスの名演を讃えての意味でしょう。バックハウスはちょっと困ってたけど(笑)

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    がね  |  山口  |  不明  |  2008年04月18日

    クナとバックハウスにウィーンフィルの演奏を映像でみれるなんて最高に幸せです。 しかもピアノはバックハウス御用達のベーゼンドルファー 、アンデアウィーンであれば、まさに古き良きウィーンを垣間見る気がします。演奏にいくつかキズもありますが、それ以上に、すばらしいドキュメントではないでしょうか。

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    聴楽斎」  |  神奈川県  |  不明  |  2007年04月13日

    ベートーベン、ワーグナーの人間離れした音楽的偉大さがクナ・VPOの入魂の演奏によってこれ以上有り得ないほどの明晰さで明かされる。まさに腰を抜かして立てなくなるほどのもの凄い演奏は、しょっちゅう気楽に見るものではないと思う。だから宝物殿に大切にしまっておき、見るときは斎戒沐浴してからにします。なお音質も1962年当時のものとしては、嘘のように素晴らしい!!

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    シニー  |  富岡西  |  不明  |  2007年02月11日

    バックハウスとのコンチェルトは笑える演奏。 バックハウスは、普通のテンポで流れるように演奏するのだが、クナはそんなことお構いなし。 “あんたがどうやろうが、わしはこうやる。”と言わんばかりに、テンポを落とす。 そんなかんじが続き、バックハウスが最後に“じゃあ、あなたに合わせてこう弾けばいいんでしょ!”というかんじで弾く場面がある(と私には見える)。 まさに、二人の偉大な演奏家の根比べ! それを傍で見つめてニタニタしているウィーンフィルの楽員達!良い!

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    夏目ソージキ  |  京都  |  不明  |  2005年06月29日

    クナとバックハウスの火を散らすようなせめぎ合い、これぞ歴史的映像!

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    karajan fan  |  sapporo  |  不明  |  2005年05月26日

    歴史的な価値ということで購入してみたが、一度見てすっかりクナの音楽(芸術)に魅せられてしまった。通常は14分足らずのレオノーレに16分半もの演奏時間。しかし、そのEXCITINGさはどこから來るのだろう? 間延びの無い引き締まったその演奏は映像を消して音楽だけを聴いてみても変わることはない。そしてそこにはしっかりとした「呼吸」が感じられる。「見せかけだけの美さや演出された情熱的な演奏はクソ食らえ!」 とはクナ流の言い草か・・・。

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    ホンサン  |  埼玉  |  不明  |  2005年02月09日

    クラシック業界は出版業界の比にはならないほど斜陽なのだそうだが、その原因はまともにベートーヴェンが聴かれていないことにある、というのがここ数年の思いだ。星の数ほども居るカリスマがいかなる分野にもいる。最早何が優れたものか誰もわからなくなっている。因みに、クラシックファンはこの数十年、フォルッティシモを知らなかった。このクナのレオノーレを視聴するまでは。多くのこけおどしのffを聴かされたものだ。それはベートーヴェンの音楽ではなかった。 勿論トリスタンも素晴らしいが、まずベートーヴェン聴くことから始まる。すべてはそこ

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    Lovro  |  千葉  |  不明  |  2004年12月20日

    オーケストラをぐいぐい引っ張っている姿の立派なこと!また、バックハウスとのやり取りを(やり取りなどしていないけど)映像で見ることができることの幸せを感じさせてくれます。ワーグナーへ向かってどんどん収斂していくコンサートの全体像を見ることができます。個人的にはバリリを見つけられたのが幸せでした。

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    avanti  |  摩耶山  |  不明  |  2003年02月14日

    レオノーレと4番は壊滅状態。クナとバックハウスをちらちらうかがうボスコフスキーの表情がほほえましくも困惑を伝えます。しかし、トリスタンでの指揮の豹変ぶりには驚愕。どうもワーグナーとブルックナー以外、やる気あるのかという想像をほぼ確信に変えてくれました。クナよ、その苦悩と偉大に栄光あれ!

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    Oto  |  佐賀  |  不明  |  2002年12月08日

    このトリスタンは想像を絶する!!!クレシェンドの濃さ、まさにクナッパーツブッシュ伝説をまざまざと見せ付ける。満点でないのは、画面で見ると左右のマイクが立っており、ステレオ音源が残っているかも、と思ったので。もし、この映像がステレオ音源ででたら、…ちょっと凄過ぎ…。

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