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    micarosu  |  神奈川県  |  不明  |  19/June/2016

    ”ロックスターは死んだ” 「27」の印象的なフレーズからアルバムは始まる。 SUPER BEAVERは言葉を大切にしているバンドだ。 今までも何度もその言葉に多くの感情を受け取っていたが、今回はより深く、そしてそれを理解してもらうための言葉を綴っているのがわかる。 「27」に話を戻すと、”ロックスターは死んだ”は悲しい話をしようとしているわけではなく、そのような歳を今生きて迎えたことに、大人になったという責任感とそれを背負ってこれからも生きていたいという希望を見せている。 一つの例を挙げることで、その歳の臨場感と重さを感じさせるのが印象的だ。 この曲が自分について綴っているのに対し、最後の「素晴らしい世界」では自分だけでなく”あなた”も含めて生きていることへの素晴らしさを綴っている。 アルバムの最初と最後がこれだけ明確なテーマになっていることから、このアルバムの軸が全くぶれずに最後まで聴くことができることがわかるだろう。 でも決して一辺倒ではなく、「人として」のように格好良く信念を歌ったり、「ひとつ」のように空を駆けるような爽快で広がりのある音楽を掻き鳴らしながら、あなたと共に真っ直ぐに夢を描いていけることへの希望を歌ったり、「まっしろ」のように理解しようと理解しきれていない自身の心への葛藤を、シティポップ・ソウル風の音楽で聴かせて驚かされたりもする。 3ヶ月連続リリースのシングル「ことば」、「うるさい」、「青い春」で毎回驚かされてばかりだったが、アルバムでは更に驚かされた。 SUPER BEAVERが今だから綴れること、奏でられること、歌えること。 それが詰まった名盤だ。

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