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Dvorak, Antonin(1841-1904)

CD Dvorak Symphony No.8(1961), Beethoven Leonore overture No.2(1960): Walter / Columbia Symphony Orchestra

Dvorak Symphony No.8(1961), Beethoven Leonore overture No.2(1960): Walter / Columbia Symphony Orchestra

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    NKK  |  東京都  |  不明  |  09/June/2016

    驚愕。コレは、SONY純正のCDとはあまりにも違うので、 一瞬、別の録音セッションがあったのか?と思う程。 音質だが、ノイズが無く、非常にクリアーで、 相当細かいところまで明瞭に聞き取れる。 (特にドヴォ8の方ですけどね) アナログテープに録音された初期ステレオなのに、 なんでこんなにノイズが無いのだろう? (エンジニアの功績?) ワルターが弦楽器に非常に細かいニュアンスを与えているのが 非常によく分かる。 正直なところ、オケが非常に細やかなニュアンスで精緻に 鳴っているので、寄せ集めの「コロンビア響」とは信じられない。 明らかに、通常の寄せ集めのコロンビア響よりも、 このドヴォ8を演奏している集団はアンサンブルが纏まっており、 上手な演奏である。 響きも、下手くそな普段のコロンビア響とは少し違うと思う。 コロンビア響が、特別演奏会として「ドヴォ8(その他?)」を 演奏したことがあったと、誰かがどこかに書いていたのを覚えている。 もしかすると、ソレは記述者の誤記憶で、実体はロスフィルによる 演奏会だったのかも知れない(ブル9と同じように)。 ロスフィルなら、寄せ集めのいつものコロンビア響とはメンバーの 多くが重複しており、響きが似ていてもおかしくない。 音のヌケが良くなり、響きが豊かに明瞭に聞こえるようになったことで、 SONYの純正CDではモッサリとしたダレた印象しか感じなかった(出来映えに不満を感じていた) 終楽章も聴き応えがある演奏に変わっている。 もう一方のレオノーレ2番だが、こちらも非常にクリアで鮮明。 隅々まで見通しよく、そして相当力強くオケが鳴っている。 冒頭のフォルテからして(ティンパニが凄い)SONYの純正CDとは かなり異なった印象を与えられる。 コレも演奏しているのは 寄せ集めのいつものコロンビア響では無いだろう。 こちらは、録音年月日が1960年7月ということなので、 (この年はマーラーの生誕100周年祈念の年で、色々な  音楽の催しがあった年である。ワルターも高齢の体を  押して、ウィーンやニューヨークで演奏会を指揮をしている) どこかの演奏会を指揮しに行った際に、地元のオケを スタジオに入れて録音した可能性が高い。 昔から思っていることだが、何しろこの曲を演奏しているオケだけは非常に巧い。 非常に引き締まっていて、揺るぎのないアンサンブルを聴かせており、 ティンパニ、弦楽器や木管、金管の音もいつものコロンビア響とは 全く違うのだ。 印象としては、ニューヨークフィルをやや少人数で演奏しているといった 印象なのである。 残響の加減や、オケの配置感というか、音場感というか、それも明らかにリージョンホールとは違う。 あるクラシック評論家の話だと、「合唱」の録音にワルターがニューヨークを 訪れた際、「コリオラン」も同時に録られたというのだが、 ソレが誤記憶なのではないか?と思うのだ。コリオランを演奏しているオケは、かなりの少人数で、アンサンブルが下手くそである。弦やティンパニ、 金管楽器の音も、いつものあの寄せ集めのコロンビア響と同様に聞こえる。 ワルターは、「合唱」の最初のセッションの出来が気に入らず、 後で撮り直しをしたという話もある。 その時かどうかはわからないが、ワルターがニューヨ−クに 出て来たときに「コロンビア響」として録音されたものの一つは、 コリオランではなく、このレオノーレ2番だったのではないだろうか。 とにかく、この復刻CDに聴く演奏は、普段の寄せ集めのコロンビア響とは 相当違った印象を感得させられることは事実。貴重な永久保存版だと言えるだろう。

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