管弦楽作品集 ゲルト・アルブレヒト&ベルリン・ドイツ交響楽団
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レインボー | 不明 | 不明 | 2023年05月30日
チェコ出身の作曲家、ヤロミール・ヴァインベルガーはこんにちでは歌劇『バグパイプ吹きのシュヴァンダ』の中で奏でられる、ポルカとフーガでのみ知られていますが、もちろんそれ以外にも作品を残しており、このCDはシュヴァンダで成功してから書いたオーケストラ作品を収録したアルバムです。 ヴァインベルガーの作曲の師匠はレーガーとの事ですが、序曲『騎士道のゲーム』と『オルガンと大管弦楽のためのパッサカリア』はまさにレーガー譲りの重厚な後期ロマン派路線の作品。 冒頭のメロディが曲中に随所に出てくる騎士道のゲーム、荘厳なオルガンの冒頭のメロディが印象的なオルガンと大管弦楽のためのパッサカリアと隠れた佳作がいっぱい。 『6つのボヘミアの歌と踊り』は反対にボヘミア風のメロディを取り入れた聴きやすい作風の曲です。 これらを演奏するのはゲルト・アルブレヒト指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団です。 演奏はドイツのオケらしい重厚な響きや、作品への共感が感じられる非常に充実した内容の演奏で、世界初録音ではないですが、片手で数えられるぐらいしか音源のない曲ばかりなので、十分最高レベルと言えます。 2000年から2002年にかけての録音で、音質は良好です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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