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ベートーヴェン(1770-1827)

CD ピアノ・ソナタ全集 アルトゥール・シュナーベル(8CD)

ピアノ・ソナタ全集 アルトゥール・シュナーベル(8CD)

商品ユーザレビュー

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    オジサン  |  兵庫県  |  不明  |  2022年11月02日

    これは素晴らしい! 古い演奏であり録音なので「ハズレ」も覚悟したが いろいろ聞き入ってしまった。部分的には現代では通用しない部分もあるものの、全体としては本当に立派な演奏。現代では当たり前の完璧さはないが、音楽への誠実なひたむきさがあふれている。

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  • ★★★★★ 

    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  2021年03月29日

    正直こんなに安くなかったら手を出さなかった。史上初のベートーヴェンピアノソナタ全集ということで、規範的な折り目正しい演奏だと思っていたのだ。それを古い録音で聴くのはつらいなあと。ところが予想したのとは全く違う、早めのテンポの軽やかでファンタジックな演奏なのだ。「ハンマークラフィーア」ですら実に軽い。こんなベートーヴェンはあまりないのではないだろうか。ワーナーのリマスタリングによって音は聴きやすいし、聴き始めてすぐにシュナーベルの世界に入り込んでしまう。少しも古さを感じない名盤。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    古き良き時代  |  大阪府  |  不明  |  2020年11月18日

    カザルスのバッハ無伴奏、フィッシャーの平均律と並んでクラシックファンならモノCDで聴くべき最高の器楽曲全集です。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    エステ荘の噴水  |  岩手県  |  不明  |  2016年07月13日

    この文章はDOCUMENTSの10枚組セットへのレビューです。1930年代の録音というのに、この聴きやすさには驚かされます。確かに時にザーッと雨が降ってきたり、ブチブチという音がしたりすることもありますが、それは一瞬、鑑賞に支障はありません。音質も若干こもり気味の感があるもののキンキンという金属質的なものではないので聴き疲れはしません。その昔、東芝EMIのLPを聴いたときの、あのガッカリした思いは何だったのでしょうか? こうなると録音上シュナーベルはもはや“伝説の”ではなく“現役の”ベートーヴェン弾きとして現在に復活することになりますね。競い合うことになる現代の“本当の”現役ピアニストにはなかなか厳しい時代が到来していて同情します。なお、小生最近は「年代を表示する」としていますが、「不明」となります。どうしたのかしらん?

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    segovia  |  愛知県  |  不明  |  2014年04月29日

    これもまた、「果たして演奏芸術は進化しうるのであろうか?」と思われる驚きの演奏である。こういった古いmono録音からもそういったことが伝わるというのは、真の芸術家にしかできないことであろう。古きよき時代の一人であったことがわかる。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    ドレクスラー  |  神奈川県  |  不明  |  2012年09月08日

    シュナーベルop.111,no.32は近現代ピアノソナタ演奏史上未到の金字塔である。回顧と愛着、惜別を抱きながら、終焉を迎えこのような清々しさと生気に満ちた希望を湛えた旅立ちを伝える演奏があるだろうか?未来は希望であり、来世は生まれ変わりへの旅立ちだと信じる勇気を回復することを憶い起こさせる唯一の演奏だ。他に誰がこのような演奏をなし得ただろうか?録音の好悪も、演奏の技術的破綻も、タッチミスも、何一つこの演奏が放つ完璧な光輝を犯しえない。ベートーベンが時代と次元を越え放ち続ける不滅の輝きに満ちたメッセージを伝える歴史的遺産であり、録音史上未踏の人類至宝の精神である。20台にリヒテルに導かれ、ゼルキンに憧憬しグルダに心通わせ共感しつつ、30代に胸に刻んだ犯しがたい奥義は今なお一層の輝きを増し、20年の時間を越えて蘇り永遠の頂点に君臨する。この世で終焉を迎えるとき、僕はこの演奏と共に旅立ちたいと思う。

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  • ★★★★★ 

    雪国の人  |  北海道  |  不明  |  2011年05月28日

    聴いてビックリ、80年も前の演奏が古くないというか、仮に現代のピアニストが演奏してても違和感を感じないのではないだろう。それほど普遍的な演奏ではないだろうか。シュナーベルは、聴衆がベートーヴェンの音楽に対して求める様々な要素のツボを心得ていたとしか思えない。なので聴いていて実に心地よい。29番の第1楽章の超高速テンポは、おそらくベートーヴェンのメトロノーム指示に挑戦したのだろう。指が追いついていないところが多々あるが、彼独自の鼻につかないアゴーギグで要所を締めてくれるので破綻しているようには感じない。ところで現代の奏者は多くの情報に囲まれ、聞き手にはオーディオで様々な演奏家と比べられているので、本当に個々の個性を発揮できる環境にあるのだろうか。私がプロだったら周りの目を気にしてどうしても萎縮してしまう。その点シュナーベルの時代は情報手段が未熟で情報過多に陥ることもなかったと思うので、もっと個々が伸び伸びと自らの信念を貫けたのではないだろうか。なので私は物質的に恵まれた現代とシュナーベルの時代を比べて、必ずしも現代が音楽家にとってよいとは思えない。シュナーベルのような記念碑的全集が最近登場しないのはこのためではないだろうか。早く「第二のシュナーベル」が登場してほしい。

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  • ★★★★★ 

    moritan  |  愛知県  |  不明  |  2011年04月14日

    すばらしい!の一言に尽きる。こんな素晴らしいピアニストを知らなかった私の無知を嘆くばかりである。彼が弾くシューベルトに魅かれ、先達に聴いてベートーベン弾きとして有名な人だと知り、このセットを購入した。届くまでの間、彼について調べていると、賛否両論があった。聴いてみて、それにも納得。確かに、好き嫌いが分かれると思われる。これだけ極端にリズムを変えていては、非難されても仕方ないだろう。しかし、曲想を重視し、感情に流れすぎないように気を配っていることが伺われる。特に、全集として聴いていると、有名な曲よりは無名な曲に力を入れているように思われる。Moonlightはつまらないし、Pathetiqueは軽い。私としては、7番がすごいと思う。特に第2楽章の途切れてしまうかと思うような”間”が何とも言えない。しかも、それが重苦しく滞ることなく、さらっと前後につながっている。これが、Mozartのハスキル、Beethovenのシュナーベルと言われる所以だろう。このCDは、録音が古いのに意外と音が良い。もちろん、音量を上げると雑音が気になるが、適度な音量で聴くと、古さが気にならない。この価格でこの内容、十二分に得をした気分である。

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  • ★★★★★ 

    千葉のアリアドネ  |  千葉県  |  不明  |  2011年02月13日

    バックハウスやケンプの向こうに、シュナーベルという大家がいることは若い頃から知っていたが、その存在は遥か彼方に感じられた。LP時代、東芝EMIのGR(Great Recording)シリーズは偉大な演奏の宝庫だったが、値段はステレオ盤並み。全集など思いも及ばなかった。それが当時の廉価盤1枚分のお値段で手に入るとは感慨無量。さて演奏だがとにかく面白かった。規範とも、新即物主義の先駆けも言われるが、最初に驚くのはそうした言葉からは連想されざる、時に見られる急激なアッチェランドと、緩急差の大きなテンポ設定ではなかろうか。アッチェランドといっても、フルトヴェングラーの情念と構造への洞察から湧き上がるようなものというより、「楽曲のつくり」への深いまなざしから発生するような感を与えるもので、息の長いフレーズ処理と相まって大変な緊張と流動感を生み出している。バックハウスを構造的、建築的で、大きな山容を思わせる様なベートーヴェンとするなら、シュナーベルは時に激しく、時に抒情的な(緩徐部分の美しさと優しさ!)大海の様でもある。古臭いどころか、全編これ発見に満ちたベートーヴェンの世界への旅を続けられたが、やはり感銘が一番深かったのは後期ソナタだろうか。資料としてではなく、最高のベートーヴェン演奏の一つとして広くお勧めしたい。

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  • ★★★★★ 

    T.G.  |  東京都  |  不明  |  2010年12月28日

    これは安い!、しかし内容は最高!、勿論音質は望む方が間違っていますが、しかしこの時代の録音か、と疑うほど太い音で聞けます。グレン・グールドとの類似を指摘されていましたが、なるほどグールドに通じるものがあります。こんなに生き生きとしたベートーベンのソナタはなかなか聴けません。今までグルダ・ブレンデル・グールドなどで楽しんできましたが、ここにもう一つ愛聴盤が増えました。「ベートーベンのソナタはこんなにも面白かったんだ、もっと色々な人の演奏を聴きたい」と思わせる、非常に啓蒙的な一枚でもあります。ぜひ体験される事を勧めます。

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  • ★★★★★ 

    古楽器奏者  |  東京都  |  不明  |  2009年11月24日

    久しぶりにベートーベンの中期、後期のソナタを弾いてみて、最初から勉強したいと思い、まずは正統的と言われているシュナーベルを聴いてみた。ちょっと聴いた感想では、単なる指回しだけだったらシュナーベルよりも達者な奏者はいくらでもいるだろうが、果たしてそれらの奏者はシュナーベル以上にベートーベンを愛し、尊敬して弾いているだろうか?いい機会なので、他にもナット、バックハウス、ケンプなどの定評ある全曲盤を聴いて勉強していきたいと思う。ディスクが取り出しにくいのと解説がついていないのが難点だが、ないものねだりなのだろうか?

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  • ★★★★★ 

    Notturno  |  福岡県  |  不明  |  2009年06月15日

    ドキュメントの復刻を買いました。当初「資料」のつもりで買ったのですが、繰り返し観賞するに足る演奏だとおもいました。内容の紹介のところに書いてないので、情報を付加しますと、エリーゼのためにとop.77幻想曲も収録されていました。

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  • ★★★★☆ 

    SP  |  TOKYO  |  不明  |  2009年01月25日

    一昔前のベートーヴェン演奏に、共通して存在した解釈の原典はここだろう。資料的な価値が高い。

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  • ★★★★☆ 

    Pianist  |  Tokyo  |  不明  |  2008年11月11日

    技術的に完璧ではない云々の評が常につきまとうが、そんな次元を超えた聴き所満載の素晴らしいセット。昭和初期に世界初のソナタ全曲録音という触れ込みで、高価なSPのセットに二千組もの予約が集まった当時のファンの期待に応える名演。音は確かに美しく珠が転がるような軽快な、フォルテでも怒号しない迫力と表現の幅が聴かれる。ただCD化については、今となってはEMI盤のハードウィックの復刻は原音尊重と言えるか疑問。Naxos等他レーベルで復刻が繰り返されているのは、この本家EMI盤とは別アングルの音でこの演奏を聴きたいというニーズゆえか

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  • ★★★★★ 

    金ちゃん  |  長崎  |  不明  |  2008年09月26日

    神秘的でいて暖かなヒューマニズムを感じる演奏。音質は鑑賞に問題ない。時代は古いが演奏は生命力がある、ミスはあっても音楽の素晴しさを感じる。録音が商業ベースになってから、ミスがなくなったが、スポーツか精密機械みたいで音楽を感じる演奏が少なくなった。良い演奏は時代を超えて生き続けまた見直される。

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