ピアノ協奏曲、ピアノ曲集 アレクセイ・ズーエフ(1849年製エラール&1854年頃製プレイエル)、ケネス・モンゴメリー&18世紀オーケストラ
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まさやん | 新潟県 | 不明 | 2021年07月19日
多分、世界初のピリオッド楽器によるグリーグのピアノ協奏曲と小品集である。1849年製のエラールは、現代ピアノのやや乾いた硬い鋼鉄製のピアノ線の音とは異なり、響きが柔らかく音色の変化もあり、鍵盤を叩いた後の残響の余韻が美しく、また最強奏してもうるさくはない。ズーエフはこの特徴をしっかりと押さえて第1、第3楽章は繊細な音色を生かしつつ生き生きとピアノを弾いているし、第2楽章ではうっとりするような豊かな感性で優しくピアノを歌わせている。18世紀オーケストラも良く共感したパフォーマンスをしている。ライブ録音にしては音も良い。表題のついた小品はいずれも詩的な感興に溢れた演奏であり、最後の1854年製のプレイエルによるバラードも聞きごたえがあった。ピリオッド楽器によるロマン派の作品がもっと演奏・録音されることを願う。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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