Der Rosenkavalier: Karajan / Vpodella Casa Jurinac Guden (1960 Salzburg)
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Attavanti | 神奈川県 | 不明 | 2013年09月19日
1960年7月26日、ザルツブルグ祝祭劇場でのライブ録音。 録音は良くありませんが、デラ・カーザ、セーナ・ユリナッチ、ヒルデ・ギューデンの美声を味合うにはなんら気になりません。 特に、デラ・カーザは、40歳という歌手キャリアの絶頂期。 もし、ウォルター・レッグの「策略」がなければ、当時としては、画期的な映像と優秀な録音で、私たちは、ウィーンの名花の誉れ高き姿を、目にすることができたでしょう。 女声3名が揃った有名なモノクロ写真を見るたびに、残念でなりません。 単なる偶然でしょうが、ひとりだけ、他の2名と異なる視線で遠くを見つめるデラ・カーザの表情がとりわけが印象的です。 映画撮影直前に、デラ・カーザが、シュワルツコップに差し替えられた経緯は、既に他の方達がブログ等で記載されいるので、ここでは触れません。 ウォルター・レッグや、ジョン・カルショーを始めとするレコーディングプロデュサー、カランヤンを筆頭とする音楽家達による良質なセッション録音が、当時、音楽愛好家にもたらした恩恵は多大なものがあります。 しかし、メジャーレーベルに残され録音と、もてはやされた演奏家達が、当時の音楽界のすべてではないことを、私たちは、今、知っています。 当時、ほとんど知られていなかった東ドイツ・ソ連の演奏家、チェリビダッケやクライバー等の新たな音源に注目が集まっているのは、単なる目新しさだけではないでしょう。 後世に残る作品の制作に尽力したのですから、レッグは、「間違っていた」とまでは、言いません。しかし、道義的な問題に目をそむけてまで、自分の妻をデラ・カーザと差し替える必要はなかったでしょう。 同等以上の作品が後世に残ったことは間違いありません。 この録音は、それを証明するに足るものと思います。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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名無しの権兵衛 | 千葉県 | 不明 | 2011年02月11日
デラ・カーザの元帥夫人を聴くためのCDです。 オクタヴィアンはユリナッチ、ゾフィーはギューデン、オックス男爵はエーデルマンと名手で固めた贅沢なキャスト。カラヤンは通常よりも奔放にオケを鳴らし、テンポを落とした場面では甘美にして優雅、かなりの出来栄えとの印象です。音質は良好な部類で、不自然な修正がなく好感が持てます。 60年ザルツブルク音楽祭のライブ。このCDは7月26日の上演で、名DVDに数えられるシュヴァルツコプフが元帥夫人役だった8月6日の上演と10日余りの違いだそうです。デラ・カーザの元帥夫人、映像でぜひ観てみたいものです。その時初めて、稀代の名ソプラノ二人が比較された理由を実感できるような気がします。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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