『ヘリアーネの奇跡』全曲 ロイ演出、マルク・アルブレヒト&ベルリン・ドイツ・オペラ、ヤクビアク、ジャッジ、他(2018 ステレオ)(日本語字幕付)
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 2021年02月09日
これもまた近年のベルリン・ドイツ・オペラの好調ぶりを確認できるソフト。全3幕とも同じセット、本当にミニマムなものしか舞台上になく、今回はプロジェクション・マッピングも使わないクリストフ・ロイ演出が、外面的にはすこぶる地味なこのオペラに合っている。ヒロインのヤクビアクは、もう少しドラマティックな力が欲しいが、「聖女様」があまりガンガンがなり立てるのも、まずいか。演技や見た目は文句なしなのだが。他の主役級二人、脇役三人ともに申し分ない出来で、初の映像ソフトとしては大推薦のディスク。特に目覚ましいのはマルク・アルブレヒトの指揮で、これまで出ていたこの曲の二種のCDはいずれも指揮が頼りなかったのだが、これは面目を一新する出来ばえ。死んだはずの恋人たちが立ち上がって歌い上げるエンディングの二重唱は、まるで20世紀の『トリスタンとイゾルデ』だ。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Cherubino_492 | 東京都 | 不明 | 2020年03月12日
ベルリン ・ドイツ・オペラの底力を見せた充実した内容だ。ジャッジの異国の男は張りのある美声で劇的な表現も不足ない。ヤクビアクのヘリアーネは第1幕はやや固かったが次第に情感豊かになる。最後の二重唱でイゾルデの愛の死みたいな陶酔感で高揚するのは感動的。ヴァーグナーの暴君は国王としての尊大さと男としての情けなさを両立させている。マルク・アルブレヒトは饒舌なスコアを良くまとめていて、集中力がある。尚、ヘリアーネは設定通り裸になる(ハイジーナにしているのでヘアヌードではない)。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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