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Review List of スナフキン 

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     2009/11/03

    特にモーツアルトは言葉がみつからないほど素晴らしい。
    愉悦感に富みながらも、決して人に媚びず凛とした気品があるモーツアルト。

    なのですが、どうしてLPより音が悪いのだろう。
    時々、単に昔の印象が年とともに増幅されているだけではと思ってLPをかけるが、全然LPの方が臨場感があっていい。
    (LPで聴きこんで、CDに買いなおした盤の殆どに共通して言えることなのですが・・)

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     2009/11/03

    1980年の初来日から何回かライブに通い幸福な経験をした身にとっては、どうにもボベスコのスタジオ録音はパッとしない。この盤も同じ。ライブのアンコールで弾いてくれた小品の数々は、本当によかった。ボベスコはバイオリン特有の歌い回しで聴かせる「フイドラー」ですが、「フイドラー」が一般にジプシー色が強い、ややアクロバテイックな技巧で聴かせるのに対し、ボベスコは、聴衆と同じ目線までおりてきて歌って聴かせるタイプ。そのインテイメートな歌がマイクには入りません。(残念です。)

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     2009/10/18

    1980年のコンサートの一聴衆からのメッセージ


    コンサートは数多く行きましたが、その内容は殆ど忘れてしまっている中、1980年、ボベスコの渋谷ジャンジャンでのコンサートははっきり覚えています。聴き手を威圧するタイプとは正反対の、なにか「あなただけの為に弾いているのですよ」といった、インテイメートな音楽に、なんとも幸福な気持ちになりました。

    先月末、8年半の海外赴任から帰国しました。オーデイオセットはまだ船便の中、ヘッドフォーンで聴いているせいか、コンサートでは完璧と聴こえた技巧も、結構危なっかしいところがあったことがわかって苦笑しますが、それも音楽の流れを全く阻害しないのがなんともうれしい限り。
    (大昔の話を持ち出して恐縮ですが)東京オリンピックの女子体操、チェコのチャフラフスカは尻もちついてもニコッと微笑んで絵になりました。それと同じ、少々の傷が全く気にならない演奏をこうして聴くと、音楽にとって一番大事なものは何なのか、ということを改めて考えさせられます。

    ボベスコのCDは時々買いますが、スタジオ録音はどうもいけません。彼女特有の「歌」の部分が音源にはなかなか入りきらないのか、あるいはスタジオ録音では正確さを期する余り「歌」の部分が薄くなるのか。比較的満足するスタジオ録音は、ベートーベンの協奏曲位で、肝心のデユオは全滅。その中でこうしてボベスコの歌い回しを堪能できるコンサートの実況録音がCDとなったのは、大変うれしいです。

    最後にひとつ。そういうわけで、コンサートに記憶は片っ端から曖昧になっているのですが、ボベスコが弾いたバッハのシャコンヌとショーソンの詩曲が忘れられません。両方とも、高いテンションを保ちつつ、一方でボベスコ特有のひとなつっこい歌を湛えた、まるで妖精が舞い降りてきたような名演でした。私はそれは1980年の渋谷のジャンジャンだと思っていたのですが、今回のCDの解説を読むに、そうではないようです。
    シャコンヌと詩曲を弾いたコンサートがいつだったのか、ご存じの方、教えてください。(願うらくはどなたかが今回のように録音されていてCDになることを祈ります。)

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