基本情報

内容詳細
この第三版では、哺乳類の胚操作技術に関する古典的マニュアルとして15年以上にわたり用いられてきた「マウス胚の操作マニュアル」が新しい執筆者チームによって完全に再編され、書き換えられ、内容が一新されている。その結果、胚性幹細胞を経由する遺伝的改変、マウスキメラの作出、マウスのクローニング、補助生殖技術(卵細胞質内精子注入法を含む)、配偶子と胚の凍結保存、全胚培養システム、着床後の胚への電気穿孔法、および遺伝子発現の検定を含む最新かつ最先端のプロトコールが収録されている。これらの技術を使うための裏付けとなる情報も広範囲に記載されている。また、旧版以来、組換えDNA技術を哺乳類胚発生の研究に適用するための「ゴールド・スタンダード」とされてきたテクニックも、マウス発生遺伝学の要約とともに、書き換えられ、新しくなっている。本書は、マウスの発生生物学および遺伝学の研究者にとって、最初に参照しなければならない技術的ならびに理論的な手引きであり、この分野を新しく志す人達への必須の情報源である。
目次 : マウスの発生遺伝学と発生学―過去、現在、そして未来/ マウスの発生の要約/ トランスジェニックマウスおよびキメラマウスの作出:概論/ 着床前胚の回収と体外培養/ 着床後胚の分離、培養、体外操作/ 外科的手法/ トランスジェニックマウスの作製/ 胚盤胞に由来する幹細胞の分離と培養/ 胚性幹(ES)細胞を用いた遺伝子導入とゲノム改変のためのベクターデザイン/ 胚性幹(ES)細胞への外来DNAの導入/ キメラの作出/ マウスゲノム変化および特異的配列の検出と解析/ 単為発生。前核移植およびマウスクローニング/ 生殖補助技術/ 凍結保存、清浄化(病原微生物の除去)、およびマウスの輸送/ 遺伝子産物、細胞、組織および臓器システムの観察法/ 顕微操作実験室のセットアップ
【著者紹介】
山内一也 : (財)日本生物科学研究所
豊田裕 : 帯広畜産大学名誉教授
岩倉洋一郎 : 東京大学医科学研究所ヒト疾患モデル研究センター
佐藤英明 : 東北大学大学院農学研究科動物生殖科学分野
鈴木宏志 : 帯広畜産大学原虫病研究センターゲノム機能学分野 東京大学大学院医学系研究科発生・医療工学講座(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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