CD 輸入盤

ヘルベルト・フォン・カラヤン/オフィシャル・リマスター・エディション・セット(101CD)

カラヤン、ヘルベルト・フォン(1908-1989)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
9029595519
組み枚数
:
101
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


カラヤン・オフィシャル・リマスター・エディション(101CD)

2014年にカラヤン没後25周年を記念して発売された「カラヤン・オフィシャル・リマスター・エディション」13点(101枚)をそのまままとめたお買得ボックス。すべて、2013年から2014年にかけてアビイ・ロード・スタジオでオリジナル・マスターからリマスターされたもので、初登場となる音源も含まれるなど注目の大規模企画。

【リマスター】
4人のエンジニアがロンドンのアビー・ロード・スタジオで、オリジナル・アナログ音源を収録した歴史的EMIレコーディングをリマスター。サイモン・ギブソン、イアン・ジョーンズ、アンディ・ウォルター、アラン・ラムゼイは、EMIやその他のレーベルのアーカイヴ録音を長年にわたってリマスターしてきたエンジニアです。

「作業に取り掛かるにあたり、常に最初におこなうことは、ロンドンのEMIアーカイヴに保管されているすべてのレコードやテープを探しだし、さまざまなソースやすでにCDとして発売された多数の音源と比較するということです。
 次に、録音セッションについてエンジニアやプロデューサーが書き残した録音に関する記録ファイルをひとつひとつ参照します。そうすることで、テープのセットが複数存在する理由がわかることもあります。
 1940年代から1980年代にかけて収録された録音は、78回転のSPレコード、モノラルやステレオのアナログテープ(1/4インチ)など多岐にわたります。すべてのテープが良い状態で保存されており、録音の特徴を再現できるよう入念に調整した上で、1/4インチ テープ用のStuder社製A80の機材で再生しました。
 今回のリマスタリングによって、オリジナルのスタジオ サウンドに、より近い音質を再現することができました。Prism社製ADA-8コンバーターを使用してアナログから96 KHz/24 bitに変換し、SADiE社製Digital Audio Workstationに取り込んでいます。
 1970年代のカラヤンの録音の中には、1インチ、8トラックのアナログテープによるものもありましたが、私たちはそれを2トラックのステレオマスターテープにリマスターしました。8トラックのアナログを新たにステレオ ミックスすることにより、オリジナルのマスターテープを使用したかのような優れたサウンドを実現しています。例えば、ワグナーの前奏曲や、クレーメルが協演したブラームスのヴァイオリン協奏曲をお聴きになってみてください。これらはすべて8トラックのオリジナルテープをリマスターしたものです。
 そして、リマスタリング作業の最後に、EMI独自のアナログEQ(TG12412とTG12414 トーンコントロールボックス)を使用し調整をおこないました。リスナーの皆さまへ今までにないほど鮮明で繊細な音色をお届けいたします。」(サイモン・ギブソン)


チャイコフスキー、ドヴォルザーク、フランク:交響曲集、ラヴェル、ドビュッシー、バルトーク管弦楽曲集、他(7CD)

1969年から1980年にかけておこなわれたEMIへのセッション録音から、チャイコフスキーの後期交響曲集、ドヴォルザークの交響曲第8番&第9番、フランクの交響曲、バルトークの管弦楽の為の協奏曲、ドビュッシー、ラヴェル、ベルリオーズ、ビゼー、シャブリエ、グノー、プッチーニ、マスカーニ、スメタナの管弦楽作品を収録した7枚組ボックス。アナログ完成期からデジタル初期にかけての名録音です。

【ドビュッシー】
1977年フィルハーモニーザールでの録音。『海』と『牧神の午後への前奏曲』を収録。大編成での演奏を主軸にしていたカラヤン&ベルリン・フィルは、後期ロマン派以降の作品や近代作品では特に強みを発揮、ここでも、幅広い表現力を駆使したダイナミックな『海』、一流プレーヤーたちのソロが美しく絡み合う『牧神』を堪能することができます。

【ラヴェル】
ベルリン・フィルとの『ボレロ』は1977年フィルハーモニーザールでの録音。パリ管弦楽団との『ラ・ヴァルス』『スペイン狂詩曲』『道化師の朝の歌』『クープランの墓』は、1971年サル・ワグラムでの録音。
 1969年、急逝したシャルル・ミュンシュの後を受けて3年間パリ管弦楽団の音楽監督を引き受けたカラヤンと同楽団による代表作。結成されたばかりのオーケストラを引き継いだカラヤンは、多忙なスケジュールをやり繰りしてオーケストラの演奏レベル向上に貢献しており、合奏の精度などをミュンシュ時代と較べると大幅な進歩のあとが窺える内容になっていると思います。それから6年後のベルリン・フィルとのボレロでは、いつもながらの精緻で華麗な演奏を楽しむことができますが、パリ管との4曲のラヴェル作品で示される管楽器の独特な音色や弦楽器の柔らかな魅力にも素晴らしいものがあります。

【フランク】
1969年サル・ワグラムでの録音。息長い旋律と循環形式という作品の特質をカラヤンはワーグナーばりの強力なフォルムと緊張感で描きますが、パリ管弦楽団のサウンドが色彩的なこともあって、作品の一般的なイメージからはそれほど逸脱することなく、豊かで精妙な表現を獲得することに成功しています。

【ベルリオーズ、ビゼー、シャブリエ、グノー】
1978〜79年フィルハーモニーザールでの録音。『ラコッツィ行進曲』『アルルの女』第2組曲、狂詩曲『スペイン』、『ファウスト』バレエ音楽を収録。ベルリン・フィルの機能を最大限活かしたフランス音楽のコレクションで、その音の良さもあって、発売当時はオーディオ・ショップからも特別な45回転盤がリリースされるほど注目を集め、『ラコッツィ行進曲』など人々を驚かせていたものでした。これまでのCDのリマスターは、LP時代のサウンドとは若干傾向が違っていたので、今回の原点回帰リマスターは期待されるところです。

【プッチーニ、マスカーニ】
1980年フィルハーモニーザールでの録音。『修道女アンジェリカ』間奏曲、『マノン・レスコー』間奏曲、『友人フリッツ』間奏曲を収録。旋律表現と劇的な表現の双方に長けたカラヤンの凄さを如実に示す小さな傑作として知られるマスカーニの『友人フリッツ』間奏曲が素晴らしい聴きもの。『マノン・レスコー』と『修道女アンジェリカ』もプッチーニの繊細な情感の移ろいを共感豊かに示した演奏が感銘深い仕上がりです。

【ドヴォルザーク、スメタナ】
1977〜1979年フィルハーモニーザールでの録音。交響曲第8番と第9番『新世界』、スラヴ舞曲第8番、『モルダウ』を収録。民俗的な要素に依存しないシンフォニックな名演奏。交響曲第8番での雄壮なダイナミズムと、交響曲第9番での振幅の大きな多彩な表現、そして『モルダウ』での耽美的なリリシズムなど、非常に完成度の高い内容となっています。

【バルトーク】
1974年フィルハーモニーザールでの録音。管弦楽のための協奏曲を収録。もともとボストン交響楽団のためのショウピースとしてクーセヴィツキーが作曲依頼したものだけに、カラヤンとの相性も良いようで、モノラル時代にフィルハーモニアとEMIに、1965年にベルリン・フィルとDGに録音しており、これが3度目。実演でもこの録音の少し前に演奏していたこともあって、セッションは1日で終わっています。当時のベルリン・フィルの多彩な表現力を駆使してカラヤンならではの流麗な演奏にしあげたユニークな名演奏です。

【チャイコフスキー】
1971年イエス・キリスト教会での録音。当時のカラヤンとベルリン・フィルの親密な協調ぶりを伝える素晴らしい演奏。倍管大編成オーケストラが爆発的なエネルギーを放射しながらもあくまで流麗なサウンドを聴かせ、さらに細部のニュアンスの豊かさ、管楽器のソロの表情の濃やかさなどが、教会の豊かな残響をともなって示される様子は、この演奏の大きな美点となっています。
 一気に進められたセッションに由来するものなのか、演奏全体を貫く凄まじい緊張と生々しい熱気、うねるような流動感は、まるでライヴ録音を思わせるほどに強烈で、このことが、カラヤンのおびただしいこれらの曲の録音の中でも一種特別な魅力が備わることになった要因ともいえますが、そうした感興の発露を局所的な爆発に終らせないところがカラヤンの素晴らしいところで、壮大な鳴り物で突き進む第4番にせよ、晴れやかな凱歌が燦然と鳴り響く第5番にせよ、絶望的な慟哭に終る『悲愴』にせよ、終楽章に設定されたクライマックスに向けてあらゆる要素を収斂させてゆく見事な手際はさすがです。

【収録情報】
Disc1
● ドビュッシー:交響詩『海』
● ドビュッシー:『牧神の午後への前奏曲』
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1977年

● ラヴェル:ボレロ
● ラヴェル:道化師の朝の歌
● ラヴェル:ラ・ヴァルス
 パリ管弦楽団
 録音:1971年

Disc2
● ラヴェル:スペイン狂詩曲
● ラヴェル:クープランの墓
 パリ管弦楽団
 録音:1978〜1979年

● ビゼー:アルルの女 第2組曲
● シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
● グノー:歌劇『ファウスト』よりバレエ音楽
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1979年

Disc3
● フランク:交響曲ニ短調
 パリ管弦楽団
 録音:1969年

● ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲
● プッチーニ:歌劇『修道女アンジェリカ』より間奏曲
● プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より間奏曲
● マスカーニ:歌劇『友人フリッツ』より間奏曲
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1978〜1980年

Disc4
● ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1979年

● ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95『新世界より』
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1977年

Disc5
● スメタナ:モルダウ
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1977年

● ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番ト短調Op.46-8
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1979年

● バルトーク:管弦楽のための協奏曲
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1974年

Disc6〜7
● チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
● チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64」
● チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74『悲愴』
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1971年

 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
シベリウス作品録音集 1976-1981(4CD)

独自のアプローチで突き進んだカラヤンのシベリウスは、倍管大編成オーケストラを駆使した壮麗無比なサウンドによる後期ロマン派風大絵巻の趣で、『フィンランディア』などあまりに過度な表現が賛否を分かちましたが、はまってしまうと抜けられないのもカラヤンのシベリウスのおもしろいところです。
 特にEMIで70年代後半から80年代初頭にかけて録音したフィルハーモニーでの録音は、マイクポジションがオーケストラの全容を再現する適切な場所だったこともあって、大音量で再生するとそのスケール感に圧倒されるような仕上がりとなっていたのが特徴。

【収録情報】
Disc1
シベリウス:
● 交響曲第1番ホ短調 Op.39(1981年録音)
● 交響曲第6番ニ短調 Op.104(1980年録音)

Disc2
● 交響曲第2番ニ長調 Op.43(1980年録音)

Disc3
● 交響曲第4番イ短調 Op.63(1976年録音)
● 交響曲第5番変ホ長調 Op.82(1976年録音)

Disc4
● 交響詩『エン・サガ』 Op.9(1976年録音)
● 交響詩『トゥオネラの白鳥』 Op.22-3(1976年録音)
● 交響詩『フィンランディア』 Op.26(1976年録音)
● 交響詩『タピオラ』 Op.112(1976年録音)
● 『カレリア』組曲 Op.11(1981年録音)
● 悲しきワルツ Op.44-1(1980年録音)

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
オーケストラル・スペクタキュラー〜ヘンデルからバルトーク 1949-1960(13CD)

1952〜1960年にフィルハーモニア管弦楽団と録音したシベリウスの交響曲録音、そして小品集をモノラル期とステレオ期録音の両方が対比できる内容となっています。ディスク13には、ベルリン・フィルとの『新世界より』『水上の音楽』を収録。金管群も木管楽器群などの充実したオケの響きが楽しめます。

【収録情報】
Disc1
シベリウス:
● 交響曲第2番ニ長調 Op.43
● 交響曲第5番変ホ長調 Op.82
 1960年録音

Disc2
シベリウス:
● 交響詩『フィンランディア』 Op.26
● 交響曲第4番イ短調 Op.63
● 交響曲第5番変ホ長調 Op.82
 1952、1953年録音(モノラル)

Disc3
シベリウス:
● 交響曲第6番ニ短調 Op.104
● 交響曲第7番ハ長調 Op.105
● 交響詩『タピオラ』 Op.112
 1955、1953年録音(モノラル)

Disc4
シベリウス:
● 交響詩『フィンランディア』 Op.26
● 悲しきワルツ Op.44-1
 1959、1958年録音

● ブリテン: ブリッジの主題による変奏曲 Op.10
 1953年録音(モノラル)

● ヘンデル:『水上の音楽』組曲
 1952年録音(モノラル)

Disc5
● コダーイ:『ハーリ・ヤーノシュ』より間奏曲
 1954年録音(モノラル)

● バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
 1949年録音(モノラル)

● バルトーク:管弦楽のための協奏曲
 1952-1953年録音(モノラル)

Disc6
ロッシーニ:序曲集
● 『どろぼうかささぎ』
● 『アルジェのイタリア女』
● 『セヴィリャの理髪師』
● 『絹のはしご』
● 『セミラーミデ』
● 『ウィリアム・テル』
 1960年録音

● ロッシーニ:『ウィリアム・テル』より「チロル人の合唱」
 1958年録音

Disc7
● マスカーニ:『カヴァレリア・ルスティカーナ』より間奏曲
● マスカーニ:『友人フリッツ』より間奏曲
● プッチーニ:『マノン・レスコー』より第3幕への間奏曲
● レオンカヴァッロ:『道化師』より間奏曲
● ポンキエッリ:『ジョコンダ』より『時の踊り』
● ヴェルディ:『椿姫』より第3幕への前奏曲
● ヴェルディ:『アイーダ』より第2幕のバレエ音楽
 1954年録音(モノラル)

● ヴェルディ:『ドン・カルロ』より「彼女は私を愛していない」「ひとり淋しく眠ろう」
● グノー:『ファウスト』より「眠ったふりをせずに」
 ボリス・クリストフ(バス)
 1949年録音(モノラル)

● ルーセル:交響曲第4番
 1949年録音(モノラル)

Disc8
● ヴェルディ:『椿姫』より第3幕への前奏曲
 1958年録音

● ヴェルディ:『アイーダ』より第2幕のバレエ音楽
 1960年録音

● ポンキエッリ:『ジョコンダ』より『時の踊り』
 1960年録音

● レオンカヴァッロ:『道化師』より間奏曲
 1959年録音

● プッチーニ:『マノン・レスコー』より第3幕への間奏曲
 1959年録音

● マスカーニ:『カヴァレリア・ルスティカーナ』より間奏曲
 1959年録音

● マスカーニ:『友人フリッツ』より間奏曲
 1959年録音

● レスピーギ:交響詩『ローマの松』
 1958年録音

● オッフェンバック:『天国と地獄(地獄のオルフェ)』序曲
 1960年録音

Disc9
ベルリオーズ:
● 序曲『ローマの謝肉祭』
● ラコッツィ行進曲
 1958年録音

● 『トロイアの人々』より「王の狩りと嵐」
 1959年録音

● 幻想交響曲
 1954年録音(モノラル)

Disc10
ビゼー:
● 『カルメン』組曲
● 『アルルの女』第1、第2組曲
 1958年録音

シャブリエ:
● 狂詩曲『スペイン』
● 楽しい行進曲
 1960年録音

● グノー:『ファウスト』よりバレエ音楽
 1958年録音

Disc11
● ドビュッシー:交響詩『海』
● ラヴェル:スペイン狂詩曲
● ビゼー:『カルメン』より第4幕への前奏曲
● シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
● シャブリエ:楽しい行進曲
● ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
● オッフェンバック:ホフマンの舟歌
● オッッフェンバック:『天国と地獄(地獄のオルフェ)』序曲
● グラナドス:『ゴイェスカス』より間奏曲
● ヴァインベルガー:『バグパイプ吹きシュヴァンダ』より「ポルカ」
 1953-1954年録音(モノラル)

Disc12
● オッフェンバック:『パリの喜び』(ロザンタール編)
● オッフェンバック:ホフマンの舟歌
● ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
● グラナドス:『ゴイェスカス』より間奏曲
● ヴァインベルガー:『バグパイプ吹きシュヴァンダ』より「ポルカ」
● バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽*
 1958-1960年録音

Disc13
● ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』*
 1957年録音

● スメタナ:『モルダウ』*
 1958年録音

● ヘンデル:『水上の音楽』組曲*
 1959年録音

 フィルハーモニー管弦楽団
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団*
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ブルックナー、ワーグナー、R.シュトラウス、他(6CD)

1970年から1980年にかけておこなわれたEMIへのセッション録音から、ブルックナーの交響曲第4番と第7番、ワーグナーの管弦楽曲集、R.シュトラウスの『英雄の生涯』と『家庭交響曲』、J.シュトラウス、ブラームス、シュミット、フンパーディンクの管弦楽曲集を収録した6枚組ボックス。アナログ完成期からデジタル初期にかけての録音で、LP時代の音質は申し分ないものだっただけに、新たなリマスターによってさらなる音質向上も期待できます。

【ブルックナー】
1970年から1971年にかけてイエス・キリスト教会で録音された交響曲第4番と第7番を収録。流麗で壮大なスタイルによるブルックナー演奏の究極の姿としても話題になった名録音ですが、これまでのCDのリマスターは、LP時代の耽美的なサウンドとは若干傾向が違っていたので、今回の原点回帰リマスターは期待されるところです。

【ワーグナー】
1974年フィルハーモニーザールでの録音。『タンホイザー』序曲とヴェーヌスベルクの音楽、『マイスタージンガー』第1幕前奏曲、『さまよえるオランダ人』序曲、『パルジファル』第1幕前奏曲&第3幕前奏曲、『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死、『ローエングリン』第1幕前奏曲&第3幕前奏曲を収録。
 ワーグナーの管弦楽曲集は当時人気のあった企画ですが、カラヤンの2枚のアルバムは登場するなりその圧倒的な音質と演奏により絶大な評価を勝ち得た大傑作で、その音の良さは、オーディオ・ショップからも特別な45回転盤がリリースされるほど注目を集めたものでした。2012年にリリースされたSACDのリマスターでは、久々にその感動が蘇ったものですが、今回も同水準のリマスターが期待できるものと思われます。

【J.シュトラウス】
1975年フィルハーモニーザールでの録音。『こうもり』序曲、『アンネン・ポルカ』、『美しく青きドナウ』、『ジプシー男爵』序曲、『トリッチ・トラッチ・ポルカ』、『皇帝円舞曲』を収録。
 若い頃からJ.シュトラウスをよく指揮していたカラヤンは、録音も数多く遺していますが、最も流麗でゴージャスなのがこの録音です。

【シュミット、フンパーディンク、】
1980年フィルハーモニーザールでの録音。フランツ・シュミットのオペラ『ノートル・ダム』の間奏曲は、甘美なメロディと変化に富むデュナーミクが、カラヤンの芸風にぴったりでここでも素晴らしい演奏を聴くことができます。  ワグネリアン作曲家フンパーディンクの『ヘンゼルとグレーテル』はカラヤンが若い頃から得意とした作品で、ここでの序曲も重量級のワーグナー風な迫力と軽やかで色彩的な魅力が同居した見事なものとなっています。

【ブラームス】
『悲劇的序曲』は、1970年イエス・キリスト教会での録音。豊かな残響とスタイリッシュなフォルムが、実に魅力的な仕上がりに結びついた名演奏。
 『ハイドンの主題による変奏曲』は、1976年、フィルハーモニーザールでの録音。『ドイツ・レクィエム』と同じセッションで録音されたこの演奏も、各変奏の明晰な描き分けよりは一貫した雰囲気を感じさせるのが印象的。どちらも非常に美しい演奏です。

【R.シュトラウス】
『英雄の生涯』は1974年フィルハーモニーザールでの録音。カラヤン得意の曲目で、録音も複数存在していますが、最も力に満ち、大きなスケールを感じさせるのがこの録音。シュヴァルベのソロも起伏に富むもので聴きごたえがあります。
 『家庭交響曲』は、1973年の録音。パリ公演でこの作品を取り上げた際にセッション録音されたもので、会場には、パリ管弦楽団の本拠地である「サル・ワグラム」が使用されています。そのため響きが柔らかく、中音域が豊かに響くこともあって明るめの色彩に感じられるのが面白いところでもあります。肝心の演奏は、カラヤンらしく管楽器のソロなどにも濃やかな配慮がうかがえるもので、強音部の迫力もなかなかのものです。

【収録情報】
Disc1
● ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(1880ハース版)
 録音:1970年

Disc2
● ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ハース版)
 録音:1970〜1971年

Disc3
● J.シュトラウスII:喜歌劇『こうもり』序曲
● J.シュトラウスII:アンネン・ポルカ
● J.シュトラウスII:美しく青きドナウ
● J.シュトラウスII:喜歌劇『ジプシー男爵』序曲
● J.シュトラウスII:トリッチ・トラッチ・ポルカ
● J.シュトラウスII:皇帝円舞曲
 録音:1975年

● フランツ・シュミット:歌劇『ノートルダム』より間奏曲
 録音:1980年

Disc4
● ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
 録音:1976年

● ブラームス:悲劇的序曲Op.80
 録音:1970年

● ワーグナー:『タンホイザー』より序曲とヴェーヌスベルクの音楽
● ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲
 録音:1974年

● フンパーディンク:『ヘンゼルとグレーテル』序曲
 録音:1980年

Disc5
● R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』
 録音:1974年

● ワーグナー:『さまよえるオランダ人』序曲
● ワーグナー:『パルジファル』より第1幕への前奏曲
● ワーグナー:『パルジファル』より第3幕への前奏曲
 録音:1974年

Disc6
● R.シュトラウス:家庭交響曲
 録音:1974年

● ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』より前奏曲と愛の死
● ワーグナー:『ローエングリン』より第1幕への前奏曲
● ワーグナー:『ローエングリン』より第3幕への前奏曲
 録音:1974年

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

ハイドン、モーツァルト、シューベルト交響曲集、他(8CD)

1971年から1980年にかけておこなわれたEMIへのセッション録音から、ハイドンの交響曲、モーツァルトの後期交響曲とリハーサル、シューベルトの交響曲全集と『ロザムンデ』抜粋、ケルビーニの『アナクレオン』序曲と、ヴェーバーの『魔弾の射手』序曲を収録した8枚組ボックス。

【ハイドン交響曲集】
1971年録音された第83番『めんどり』と第101番『時計』、そして1975年に録音された第104番『ロンドン』を収録。カラヤンのハイドンはどれも流麗な美しさと堂々たるスケール感を示すものですが、特に第104番は、作品の仕組みが大がかりなこともあって、モダン楽器大編成ならではの壮麗な演奏が非常に感銘深いものとなっています。

【モーツァルト後期交響曲集】
この後期交響曲集は、ベルリンのダーレムにあるイエス・キリスト教会で録音された有名な演奏です。モーツァルトの傑作交響曲の数々を豊麗なサウンドでスタイリッシュに描きあげたここでの演奏は、迫力に富み陰影豊かな抒情美に覆われた実に見事なもの。

【シューベルト交響曲全集&『ロザムンデ』抜粋】
1970年代のカラヤン&ベルリン・フィルならではの華麗でダイナミックで精緻なシューベルト演奏。作曲年代を考えればもっと素朴な演奏が望ましいのかもしれませんが、カラヤンのアプローチは徹底して唯美的で豪華。分厚い音の絨毯ともいうべき強靭な弦楽に、無類に美しい色彩を醸し出す木管セクション、そして金管とティンパニを核に壮麗きわまりないトゥッティを形成する後期ロマン派風なサウンドの魅力にはやはり抗し難いものがあります。全盛期のベルリン・フィル・サウンドを完璧に捉えたアナログ後期の高度な録音技術も特筆されるところです。

【序曲】
1980年にデジタル録音されたケルビーニの『アナクレオン』序曲と、ヴェーバーの『魔弾の射手』序曲を収録。どちらもカラヤンが若い頃から得意としていた作品で、録音もそれぞれ複数存在しますが、倍管大編成スタイルの華麗な魅力が最もよくあらわれているのが、この録音だと思います。

【収録情報】
Disc1
● ハイドン:交響曲第83番ト短調『めんどり』
● ハイドン:交響曲第101番ニ長調『時計』
 録音:1971年

● ハイドン:交響曲第104番ニ長調『ロンドン』
 録音:1975年

Disc2
● モーツァルト:交響曲第35番ニ長調K.385『ハフナー』
● モーツァルト:交響曲第36番ハ長調K.425『リンツ』
 録音:1971年

● ケルビーニ:歌劇『アナクレオン』序曲
 録音:1980年

Disc3
● モーツァルト:交響曲第38番ニ長調K.504『プラハ』
● モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調K.543
● リハーサル(モーツァルト:交響曲第40番第1楽章)
● リハーサル(モーツァルト:交響曲第39番第1&2楽章)
 録音:1971年

Disc4
● モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
● モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』
● リハーサル(モーツァルト:交響曲第40番第1楽章)
● リハーサル(モーツァルト:交響曲第41番第4楽章)
 録音:1971年

Disc5
● ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』序曲
 録音:1980年

● シューベルト:交響曲第1番ニ長調
● シューベルト:交響曲第2番変ロ長調
 録音:1977〜1978年

Disc6
● シューベルト:交響曲第3番ニ長調
● シューベルト:交響曲第4番ハ短調
● シューベルト:劇付随音楽『ロザムンデ』よりバレエ音楽第1番
● シューベルト:劇付随音楽『ロザムンデ』よりバレエ音楽第2番
 録音:1977〜1978年

Disc7
● シューベルト:交響曲第5番変ロ長調
● シューベルト:交響曲第6番ハ長調
● シューベルト:劇付随音楽『ロザムンデ』序曲
 録音:1977〜1978年

Disc8
● シューベルト:交響曲第8番ロ短調『未完成』
● シューベルト:交響曲第9番ハ長調『グレート』
 録音:1977〜1978年

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
カラヤンとソリストたちII 1969-1984(10CD)

円熟期に入ってからのカラヤンの協奏曲録音は、完全主義的なカラヤン美学の投影とも思われる、ソリストとオーケストラの関係が非常に緊密になっているものが多いのが特徴。
 カラヤンはソリストに対しても、技術的な精度の高さや美しい音を求めており、そうした特質をすでに現実のものとしてたベルリン・フィルと共に、十分な同質性を確保した上で、協奏曲でも交響的な充実感を達成していました。

【クレーメル】
こうしたカラヤンの徹底した方針のもと、西側デビュー直後のギドン・クレーメルもその切れ味鋭くクールなソロを、大迫力のオーケストラと拮抗させて圧倒的なブラームスを構築していました。ちなみにこのブラームスのヴァイオリン協奏曲は、今回初めてオリジナルの8トラック・マスターからミックスダウンされてCD化となるということで、大幅な音質向上も期待されるところです。

【ワイセンベルク】
めざましいテクニックとスタイリッシュなフォルムで人気を博していたワイセンベルクは、1957年、突如休養を宣言して10年間の隠遁生活を送ります。そして1966年、ベルリン・フィルのシーズン・オープンの初日に登場することになるのですが、この復帰を全面的にバックアップしたのがカラヤンでした。それから彼らの親しい関係は続き、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番に、ラフマノノフのピアノ協奏曲第2番、フランクの交響的変奏曲と次々に名盤をつくりあげたのち、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を完成させています。演奏はすべて完成度が高く、どの曲、どの楽章、すべての瞬間的フレーズ、どれをとっても聴き応え十分な美しい仕上がりとなっています。

【ムター】
カラヤン指揮ウィーン・フィルによるヴィヴァルディの『四季』は、往年の分厚い弦楽合奏スタイルによるもので、ムターのソロも滑らかな美感に富み、実に優雅な世界を完成させています。通奏低音のチェンバロとしてカラヤン自身が参加しているのも話題になりました。組み合わせの『タイスの瞑想曲』では、カラヤンの劇的で起伏の大きな指揮のもと、儚く美しいソロを聴かせています。

【オイストラフ、ロストロポーヴィチ、リヒテル】
豪華ソ連アーティストたちとの共演でしたが、ベートーヴェンの三重協奏曲は伸びやかな作品ということもあり、大らかな美感が印象的な演奏となっています。
 R.シュトラウスの交響詩『ドン・キホーテ』では、ロストロポーヴィチが表現力をフルに発揮、強大なパワーを持ったオケとの同質性を維持しながら、凝った変奏曲の魅力をスケールオ大きく示しています。

【アンドレ】
最高のトランペット奏者のひとりモーリス・アンドレとの共演は、テレマン、フンメル、レオポルト・モーツァルトにヴィヴァルディの編曲4作品。アンドレならではの輝かしさと柔らかい美しさを満喫できる名演です。

【ベルリン・フィル楽員たち】
フルートのジェイムズ・ゴールウェイ、アンドレアス・ブラウ、ファゴットのギュンター・ピースク、マンフレート・ブラウン、クラリネットのカール・ライスター、ヘルベルト・シュテール、オーボエのローター・コッホ、カール・シュタインス、ホルンのノルベルト・ハウプトマンら、当時のベルリン・フィルならではの豪華な面々によるモーツァルトの協奏曲集は、カラヤンの耽美的な表現志向もあって、独特の世界を持ったものとなっています。

【収録情報】
Disc1
● ヴィヴァルディ:協奏曲『四季』
 アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 1984年録音

● マスネ:タイスの瞑想曲
 アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1980年録音

Disc2
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番
 アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1977年録音

Disc3
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』
 アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1977、1974年録音

Disc4
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
 アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1974年録音

● ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調 Op.56
 ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
 スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1969年録音

Disc5
● モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 K.299
 ジェイムズ・ゴールウェイ(フルート)
 フリッツ・ヘルミス(ハープ)

● モーツァルト:フルート協奏曲第1番 K.313
 アンドレアス・ブラウ(フルート)

● モーツァルト:ファゴット協奏曲 K.191
 ギュンター・ピースク(ファゴット)

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1971年録音

Disc6
● モーツァルト:クラリネット協奏曲 K.622
 カール・ライスター(クラリネット)

● モーツァルト:オーボエ協奏曲 K.314
 ローター・コッホ(オーボエ)

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1971年録音

Disc7
● モーツァルト:管楽器のための協奏交響曲 K.297b
 カール・シュタインス(オーボエ)
 ヘルベルト・シュテール(クラリネット)
 マンフレート・ブラウン(ファゴット)
 ノルベルト・ハウプトマン(ホルン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1971年録音

● ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 Op.77
 ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1976年録音

Disc8
● チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 Op.23
 アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
 パリ管弦楽団
 1970年録音

● ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 Op.18
 アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1972年録音

Disc9
● フランク:交響的変奏曲
 アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1972年録音

● R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
 ウルリヒ・コッホ(ヴィオラ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1975年録音

Disc10
● テレマン:トランペット協奏曲ニ長調
● フンメル:トランペット協奏曲変ホ長調
● L.モーツァルト:トランペット協奏曲ニ長調
● ヴィヴァルディ:トランペット協奏曲
 モーリス・アンドレ(トランペット)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1974年録音

 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

『四季』『ミサ・ソレムニス』『ドイツ・レクィエム』

1972年から1976年にかけておこなわれたEMIへのセッション録音から、ハイドンの『四季』、ベートーヴェンの『ミサ・ソレムニス』、ブラームスの『ドイツ・レクィエム』という演奏会用の宗教大作3曲を収録した5枚組ボックス。

【四季】
1972年イエス・キリスト教会での録音。ロンドンで大きな編成による大作の演奏に刺激を受けた晩年のハイドンが書き上げた傑作オラトリオ『四季』に対して、カラヤンは20世紀型大編成演奏で臨み、起伏の大きな演奏を聴かせます。
 畑仕事の場面での『驚愕』交響曲のユーモラスな引用から、鉄砲が炸裂する狩の場面、ダイナミックなフーガに、賑やかに盛り上がるワイン祭りの場面にいたるまで、ハイドンが神に自然に感謝するさまが伝わってくるかのようなこの作品の持ち味を壮大なスケールで聴かせます。ヤノヴィッツらの洗練された歌唱、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団の表情豊かな合唱も聴きものです。

【ミサ・ソレムニス】
1974年フィルハーモニーザールでの録音。この作品を得意としたカラヤンには数多くの録音が遺されていますが、最も耽美的な演奏と言われるのがこの74年盤です。オーケストラの馬力のある表現はクレードやグローリア、アニュス・デイを聴きごたえあるものとしていますし、合唱ヴァージョンを採用したサンクトゥスでのウィーン楽友協会合唱団の陶然とするばかりの歌唱も立派。続くベネディクトゥスではコンサートマスターのブランディスがとろけそうに美しいヴァイオリン・ソロを聴かせてくれるのも最高です。

【ドイツ・レクィエム】
1976年フィルハーモニーザールでの録音。ミサ・ソレムニスと同傾向のサウンドで、大編成によるドイツ・レクィエムならではの劇的な盛り上がりを楽しめる演奏に仕上がっています。ミサソレと同じくこれまでの海外盤CDのリマスターは、LP時代のサウンドとはだいぶ傾向が違って冴えなかったので、今回の原点回帰リマスターは期待されます。

【収録情報】
Disc1〜2
● ハイドン:オラトリオ『四季』
 グンドゥラ・ヤノヴィッツ(Sp)
 ヴェルナー・ホルヴェーク(T)
 ワルター・ベリー(Bs)
 ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
 録音:1972年

Disc3〜4
● ベートーヴェン:ミサ・ソレムニスOp.123
 グンドゥラ・ヤノヴィッツ(Sp)
 アグネス・バルツァ(Ms)
 ペーター・シュライヤー(T)
 ホセ・ファン・ダム(Bs)
 ウィーン楽友協会合唱団

 録音:1974年

Disc5
● ブラームス:ドイツ・レクィエムOp.45
 アンナ・トモワ・シントウ(Sp)
 ホセ・ファン・ダム(Bs)
 ウィーン楽友協会合唱団
 録音:1976年

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ロシア音楽集 1949-1960(7CD)
フィルハーモニア管、ベルリン・フィル


チャイコフスキー、ムソルグスキー、プロコフィエフ、バラキレフ、ボロディン、ストラヴィンスキーの作品を収録。モノラル期の1949年からステレオ初期の1960年までに制作された音源のコレクション。
 チャイコフスキーの交響曲第4番は、1953年のフィルハーモア管と、1960年のベルリン・フィルとの録音を収録しています。

【収録情報】

DiscCD1
● バラキレフ:交響曲第1番ハ長調
 録音:1949年(モノラル)

● ボロディン:だったん人の踊り
 録音:1954年(モノラル)

● ムソルグスキー:『ホヴァンシチナ』〜第4幕前奏曲
● ムソルグスキー:『ホヴァンシチナ』〜「ペルシャの奴隷の踊り」
 録音:1954年(モノラル)

● ムソルグスキー:『ボリス・ゴドゥノフ』〜「昔カザンの町でイヴァン雷帝は」
 ボリス・クリストフ(Bs)
 録音:1949年(モノラル)

 フィルハーモニア管弦楽団

Disc2
● ムソルグスキーラヴェル編:展覧会の絵
 録音:1955〜1956年(ステレオ)

● ムソルグスキー:『ホヴァンシチナ』〜第4幕前奏曲
 録音:1959年(ステレオ)

● プロコフィエフ:ピーターと狼
 ピーター・ユスティノフ(語り)
 録音:1956〜1957年(ステレオ)

 フィルハーモニア管弦楽団

Disc3
● チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36
● チャイコフスキー:バレエ組曲『白鳥の湖』
 録音:1953年&1952年(モノラル)

 フィルハーモニア管弦楽団

Disc4
● チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
● チャイコフスキー:バレエ組曲『眠れる森の美女』
 録音:1952年(モノラル)

 フィルハーモニア管弦楽団

Disc5
● チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』
● チャイコフスキー:バレエ組曲『くるみ割り人形』
 録音:1955年&1952年(モノラル)

 フィルハーモニア管弦楽団

Disc6
● ボロディン:だったん人の踊り
 録音:1960年(ステレオ)

● チャイコフスキー:バレエ組曲『白鳥の湖』
● チャイコフスキー:バレエ組曲『眠れる森の美女』
 録音:1959年(ステレオ)

● チャイコフスキー:序曲『1812年』 Op.49
 録音:1958年(ステレオ)

 フィルハーモニア管弦楽団

Disc7
● ストラヴィンスキー:かるた遊び
 録音:1952年(モノラル)

● ムソルグスキー:『ホヴァンシチナ』〜「ペルシャの奴隷の踊り」
 録音:1960年(ステレオ)

 フィルハーモニア管弦楽団

● チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36*
 録音:1960年(ステレオ)

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ドイツ音楽集 1951-1960(12CD)
フィルハーモニア管、ベルリン・フィル
ハイドン変奏曲は新発見ステレオ音源!


ブルックナー、シューマン、シューベルト、ブラームス、ヒンデミット、モーツァルト、ワーグナー、R.シュトラウス、J.シュトラウスなど独墺系の作品を収録。モノラル後期の1951年からステレオ初期の1960年までに制作された音源のコレクション。
 ハイドンの主題による変奏曲は新発見ステレオ音源が使用され、1955年録音のモーツァルトの交響曲第39番は、モノラルとステレオの2ヴァージョンが収録されています。

【収録情報】

Disc1
● モーツァルト:交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
 録音:1952〜55年(モノラル)

● モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K.543
 録音:1955年(モノラル)

● モーツァルト:ディヴェルティメント第15番変ロ長調 K.287
 録音:1952, 55年(モノラル)

 フィルハーモニア管弦楽団

Disc2
● R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 Op.20
 録音:1951年(モノラル)

● R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』 Op.28
 録音:1951年(モノラル)

● R.シュトラウス:交響詩『死と変容』 Op.24
 録音:1953年(モノラル)

● ワーグナー:歌劇『タンホイザー』より「ヴェヌスベルクの音楽」
 録音:1954年(モノラル)

 フィルハーモニア管弦楽団

Disc3
● ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
 録音:1952年(モノラル)

● ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
 録音:1955年(モノラル)

● フランツ・シュミット:歌劇『ノートル=ダム』より間奏曲
 録音:1959年(ステレオ)

 フィルハーモニア管弦楽団

Disc4
● ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
● シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759『未完成』
 録音:1955年(ステレオ)

 フィルハーモニア管弦楽団

Disc5
● モーツァルト:交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』
 録音:1958年(ステレオ)

● ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
● ワーグナー:歌劇『タンホイザー』より「ヴェヌスベルクの音楽」
 録音:1960年(ステレオ)

 フィルハーモニア管弦楽団

Disc6
● ウェーバー:舞踏への勧誘
 録音:1958年(ステレオ)

● J.シュトラウス2世:美しく青きドナウ
● J.シュトラウス2世:芸術家の生活
● J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲
● J.シュトラウス2世:ピツィカート・ポルカ
● J.シュトラウス2世:トリッチ=トラッチ・ポルカ
● J.シュトラウス2世:雷鳴と電光
● J.シュトラウス2世:『ジプシー男爵』序曲
● ヨーゼフ・シュトラウス:うわごと
● J.シュトラウス:ラデツキー行進曲
● スッペ:『軽騎兵』序曲
 録音:1955年(モノラル)

 フィルハーモニア管弦楽団

Disc7
● L.モーツァルト:おもちゃの交響曲
 録音:1957年(ステレオ)

● モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク K.525
 録音:1953年(モノラル)

● リスト:前奏曲
● リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
 録音:1958年(ステレオ)

● J.シュトラウス2世:トリッチ=トラッチ・ポルカ
● J.シュトラウス2世:雷鳴と電光
● J.シュトラウス:ラデツキー行進曲
● スッペ:『軽騎兵』序曲
 録音:1960年(ステレオ)

 フィルハーモニア管弦楽団

Disc8
● モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク K.525
● モーツァルト:ドイツ舞曲 K.600, 602
 録音:1959年(ステレオ)

● モーツァルト:ドイツ舞曲 K.605
 録音:1960年(ステレオ)

● シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485
 録音:1958年(ステレオ)

● シューマン:交響曲第4番ニ短調 Op.120
 録音:1957年(モノラル)

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

Disc9〜10
● メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟
● ニコライ:ウィンザーの陽気な女房たち
 録音:1960年(ステレオ)

● ヒンデミット:交響曲『画家マティス』
 録音:1957年(ステレオ)

● ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
 録音:1957年(ステレオ)

● モーツァルト:交響曲第29番イ長調 K.201
 録音:1960年(ステレオ)

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

Disc11
● ワーグナー:『さまよえるオランダ人』序曲
● ワーグナー:『ローエングリン』序曲
 録音:1960年(ステレオ)

● ワーグナー:『タンホイザー』序曲
● ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』〜第1幕への前奏曲
● ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』〜『第1幕への前奏曲』『愛の死』
 録音:1957年(モノラル)

● ウェーバー:『魔弾の射手』序曲
 録音:1960年(ステレオ)

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

Disc12
● モーツァルト:交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
 録音:1952年(モノラル)

● モーツァルト:交響曲第39番変ロ長調 K.543
 録音:1955年(ステレオ)

● ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
 録音:1955年(ステレオ)

 フィルハーモニア管弦楽団


 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
合唱作品集 1947-1958(5CD)
ミサ・ソレムニス、ロ短調ミサ、ドイツ・レクィエム、他
フィルハーモニア管、ウィーン・フィル、ウィーン響


ベートーヴェンのミサ・ソレムニスと、バッハのロ短調ミサ、ブラームスのドイツ・レクィエムという合唱大作を中心に収録。モノラル期の1947年からステレオ初期の1958年までに制作された音源のコレクション。
 ミサ・ソレムニスはTESTAMENTからCD化されてたものと同じ演奏。懇意だったウィーン楽友協会合唱団と録音するためにフィルハーモニア管弦楽団とウィーンのムジークフェラインザールでおこなわれた録音で、溌剌とした演奏を聴くことができ、後年の磨き抜かれたスタイルとはまた違った魅力にあふれています。
 ロ短調ミサは、オーケストラの表記がウィーン楽友協会管弦楽団とされていたため、一部に混乱がありましたが、現在では、合唱部分がウィーン交響楽団、独唱・重唱部分がデニス・ブレインらフィルハーモニア管のメンバーの演奏と特定されています。カラヤンはこの録音のために70回以上にも及ぶリハーサルをおこない万全を期したのですが、録音当日になってカラヤン自身が敗血症で倒れ、多忙ゆえスケジュールの延期が出きず病をおして録音を敢行したとされています。
 ドイツ・レクィエムは復帰間もない時期にウィーン・フィルとおこなった演奏。レッグの肝いりで、シュヴァルツコップにホッターという豪華なソリストが起用されているほか、カラヤンを支えたウィーン楽友協会合唱団が見事なコーラスを聴かせています。

【収録情報】

Disc1〜2
● バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)、マルガ・ヘフゲン(A)、ニコライ・ゲッダ(T)、ハインツ・レーフス(Bs)
 ウィーン楽友協会合唱団
 フィルハーモニア管弦楽団(アリアのみ)
 ウィーン楽友協会管弦楽団(ウィーン交響楽団/合唱付き曲のみ)
 録音:1952〜1953年(モノラル)

Disc3
● ブラームス:ドイツ・レクィエム Op.45
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)、ハンス・ホッター(Br)
 ウィーン楽友協会合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1947年(モノラル)

Disc4〜5
● ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)、クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)、ニコライ・ゲッダ(T)、ニコラ・ザッカリア(Bs)
 ウィーン楽友協会合唱団
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1958年(ステレオ)

● ベートーヴェン:ああ、不実なる人よ Op. 65
● ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』〜「人間のクズ!・・・希望は捨てない」
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1954年(モノラル)

● モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
 ウィーン楽友協会合唱団
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1954年(モノラル)

● R.シュトラウス:4つの最後の歌
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
 フィルハーモニア管弦楽団録音:1956年ライヴ(モノラル)


 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルとの録音 1946-1949
交響曲からオペラ・アリアまで


エディション第1巻は、ウィーン・フィルを指揮してSP時代の末期、1946年から1949年にかけてカラヤンがEMI(HMVとCOLUMBIA)にセッション・レコーディングした音源から宗教音楽以外を収録。当時まだ若かったカラヤンですが、EMIの大物プロデューサーであったウォルター・レッグの強力なサポートもあり、交響曲からオペラ・アリアまで数多くのレパートリーを録音しています。
 交響曲では、ベートーヴェンの第5番『運命』と第8番、第9番『合唱』、モーツァルトの第39番、シューベルトの第9番『グレート』、ブラームスの第2番、チャイコフスキーの第6番『悲愴』が取り上げられており、管弦楽曲ではモーツァルトやシュトラウス・ファミリーに加え、リヒャルト・シュトラウスのメタモルフォーゼン、チャイコフスキーの『ロメオとジュリエット』といった作品も収録。
 協奏曲には、名演として知られるレオポルト・ウラッハとモーツァルトのクラリネット協奏曲もあります。
 ほぼCD2枚分収録された当時のウィーンの歌手たちとの録音は、SP時代に需要の大きかったオペラ・アリアのアルバムを収めたもので、有名歌手たちの全盛期の声を良いコンディションでまとめて聴けるのが便利です。
 SP録音は復刻によってけっこう音の印象が違ってくるので、今回、最新のリマスターに期待したいところです。

【収録情報】
Disc1
● モーツァルト:『フィガロの結婚』序曲
● モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク K.525
● モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K.622
● モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K.543
 レオポルト・ウラッハ(クラリネット)
 録音:1946 & 1949年

Disc2
● モーツァルト:アダージョとフーガ K.546
● モーツァルト:ディヴェルティメント K.334〜アダージョ
 録音:1946 & 1947年

● ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
● ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調 Op.93
 録音:1948 & 1946年

Disc3
● モーツァルト:『そりすべりの音楽』K.605-3
● モーツァルト:6つのドイツ舞曲集〜第3番 K.600-3
● 交響曲第33番 変ロ長調K.319
 録音:1946年

● シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』
 録音:1946年

Disc4
● ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
 録音:1949年

● モーツァルト:フリーメイソンの葬送音楽 K.477
 録音:1947年

● R,シュトラウス:メタモルフォーゼン
 録音:1947年

Disc5
● J.シュトラウスU世:『こうもり』序曲
● J.シュトラウスU世:『美しく青きドナウ』
● J.シュトラウスU世:『皇帝円舞曲』
● J.シュトラウスU世:『常動曲』
● J.シュトラウスU世:『芸術家の生涯』
● J.シュトラウスU世:『酒、女、歌』
● J.シュトラウスU世:『雷鳴と電光』
● J.シュトラウスU世:『ジプシー男爵』序曲
 録音:1946 〜1949年

● ヨーゼフ・シュトラウス:『天体の音楽』
 録音:1949年

Disc6
● レズニチェク:『ドンナ・ディアナ』序曲
 録音:1947年

● J.シュトラウスU世:『ウィーン気質』
● J.シュトラウスU世:『浮気心』
● J.シュトラウスU世:『ピツィカート・ポルカ』
● J.シュトラウスU世:『トリッチ=トラッチ・ポルカ』
● J.シュトラウスU世:『ウィーンの森の物語』
 録音:1946 & 1949年

● ヨーゼフ・シュトラウス:『トランスアクツィオン』
● ヨーゼフ・シュトラウス:『うわごと』
 録音:1949年

Disc7
● シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
 録音:1947年

● チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』
 録音:1946年

● チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』
 録音:1946〜49年

Disc8
● ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
 エリーザベト・ヘンゲン(アルト)
 ユリウス・パツァーク(テノール)
 ハンス・ホッター(バス)
 ウィーン楽友協会合唱団
 録音:1947年

Disc9
● モーツァルト:『ドン・ジョヴァンニ』より
● モーツァルト:『フィガロの結婚』より
● モーツァルト:『魔笛』より
● モーツァルト:『後宮からの誘拐』より
 エーリヒ・クンツ(テノール)
 イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)

● マスカーニ:『カヴァレリア・ルスティカーナ』〜間奏曲
● プッチーニ:『マノン・レスコー』〜間奏曲
● プッチーニ:『ボエーム』より
● プッチーニ:『ジャンニ・スキッキ』より
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
 リューバ・ヴェリッチュ(ソプラノ)

● J.シュトラウス:喜歌劇『ジプシー男爵』より
 マリア・チェボターリ(ソプラノ)

● スメタナ:歌劇『売られた花嫁』より
 ヒルデ・コネツニ(ソプラノ)

● R.シュトラウス:歌劇『ナクソス島のアリアドネ』より
 マリア・チェボターリ(ソプラノ)
 録音:1946〜1949年

Disc10
● ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』
● ワーグナー:『さまよえるオランダ人』
● ワーグナー:『タンホイザー』より
● R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』より
● ワーグナー:『サロメ』より
 ハンス・ホッター(バス)
 ゲルトルート・シュースター(アルト)
 ヒルデ・コネツニ(ソプラノ)
 イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
 リューバ・ヴェリッチュ(ソプラノ)
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 録音:1946〜1949年

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
カラヤンとソリストたちI 1948-1958

1948年から1958年にかけてカラヤンがEMIにセッション・レコーディングした協奏作品を収めています。当時まだ若かったカラヤンですが、EMIのプロデューサーであったウォルター・レッグの強力なサポートもあり、協奏曲の場合も有名どころとの共演をお膳立て、現在聴いてもたいへん魅力のある演奏が展開されることとなっています。
 リヒター=ハーザーとのブラームス以外はモノラルですが、どれもアルバム制作前提のセッション録音ということで音質は聴きやすい水準にあり、往年の名手立ちの個性的な演奏を十分に味わうことができます。

【収録情報】

Disc1
● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
 ディヌ・リパッティ(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1948年4月、アビー・ロード・スタジオ

● モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
 ディヌ・リパッティ(ピアノ)
 ルツェルン祝祭管弦楽団
 1950年7月、ルツェルン、クンストハウス

Disc2
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』
 ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1951年6月、キングズウェイ・ホール

Disc3
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
 ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1951年6月、アビー・ロード・スタジオ]

● モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
 ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1953年8月、キングズウェイ・ホール

Disc4
● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
 ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1953年8月、キングズウェイ・ホール

● フランク:交響的変奏曲
 ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1951年

● グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
 ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1951年

Disc5
● モーツァルト:ホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412
● モーツァルト:ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417
● モーツアルト:ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447
● モーツァルト:ホルン協奏曲第4番変ホ短調 K.495
 デニス・ブレイン(ホルン)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1953年11月、キングズウェイ・ホール

Disc6
● モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調K.297b
 シドニー・サトクリフ(Ob)
 バーナード・ウォルトン(Cl)
 デニス・ブレイン(Hr)
 セシル・ジェイムズ(Fg)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1953年11月、アビー・ロード・スタジオ

● モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K.622
 バーナード・ウォルトン(Cl)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1955年6月、アビー・ロード・スタジオ

Disc7
● クルト・ライマー:ピアノ協奏曲ハ短調
● クルト・ライマー:左手のためのピアノ協奏曲
 クルト・ライマー(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1954年11月、キングズウェイ・ホール

● マスネ:タイスの瞑想曲
 マヌーグ・パリキアン(Vn)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1954年7月、キングズウェイ・ホール

Disc8
● ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
 ハンス・リヒター=ハーザー(ピアノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1958年11月、ベルリン、イエス・キリスト教会

 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベートーヴェン:交響曲全集・序曲集
フィルハーモニア管弦楽団
第9の初登場ステレオ音源も収録!


カラヤン最初のベートーヴェン交響曲全集録音となったこのフィルハーモニア管弦楽団とのセッション録音による演奏は、若きカラヤンの颯爽とした指揮ぶりと、フレッシュなオーケストラの健闘ぶりで有名な存在で、LP時代にはモノラルながら聴きやすい音質ということで高評価を得ていました。
 その後、交響曲第8番のステレオ音源がCD化されると話題となり、ベルリン・フィルの演奏とはまた違った魅力を持つ全集として、人気も定着、カラヤン芸術を知るためには欠かせない定番アイテムとなっていきました。
 今回、その全集録音の中の交響曲第9番に、ステレオ・テイクが遺されていたことが判明、初めてCD化されることとなりました。この演奏は、カラヤンとフィルハーモニア管弦楽団が1955年7月にウィーンのムジークフェラインザールで4日間のセッションを組んでレコーディングされたもので、合唱にウィーン楽友協会合唱団、ソプラノにエリーザベト・シュヴァルツコップ、アルトにマルガ・ヘフゲン、テノールにエルンスト・ヘフリガー、バス・バリトンにオットー・エーデルマンを起用するという豪華な陣容によるもので、会場の響きの良さもあり、モノラルでも素晴らしい演奏に聴こえていただけに、今回のステレオ音源には大きな注目の集まるところと思われます。

【収録情報】
Disc1
● ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21
● ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36
● ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番 Op.72a

Disc2
● ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
● ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調 Op.93

Disc3
● ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60
● ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
● ベートーヴェン:『コリオラン』序曲 Op.62

Disc4
● ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
● ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92

Disc5
● ベートーヴェン:『エグモント』序曲 Op.84』
● ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』

Disc6
● ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
(ステレオ・マスターテープによる世界初発売)

 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
 マルガ・ヘフゲン(アルト)
 エルンスト・ヘフリガー(テノール)
 オットー・エーデルマン(バス)
 ウィーン楽友協会合唱団
 フィルハーモニア管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1951〜55年、キングズウェイ・ホール、ムジークフェラインザール(第9番のみ)

総合評価

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4.5

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カラヤンこそは20世紀最大の音楽家です。も...

投稿日:2021/07/07 (水)

カラヤンこそは20世紀最大の音楽家です。もちろん、フルトヴェングラーだ、トスカニーニだ、という意見に間違いはないけれど、これだけのものを聴くと、こう言わざるを得ません。

せごびあ さん | 愛知県 | 不明

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例えば床屋で髪を切ってる時、ふとカーラジ...

投稿日:2020/04/14 (火)

例えば床屋で髪を切ってる時、ふとカーラジオを付けた時、流れ出した曲が音質関係なしにその演奏がしっくり来てとても魅力的に感じ、誰の演奏だろうと思う間もなく誰の演奏かも紹介されず終わってしまいとても気になる、、それはカラヤンだったかもしれないしもちろん違うかもしれない、、そんな印象に浸ってしまう初期のモノラル録音群だった。本人は最新録音技術にこだわっていたみたいだがモノラル録音でこんなに惹きつけてしまうとはやはりカラヤンならこそなのだろう。特にウイーンフィルとの一連の録音は録音方式を超える。

ヴェラスケス さん | 鹿児島県 | 不明

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かなり重複したアルバムはありますが、割り...

投稿日:2020/01/16 (木)

かなり重複したアルバムはありますが、割り引きもありトータル的にはお買い得でした。DGとEMIにバランスよく録音していましたが、私が好きなカラヤンは、60,70年代でベルリンイエスキリスト教会で録音した作品。とりわけ、チャイコフスキーの後期交響曲、英雄の生涯、ブルックナー交響曲4,7番は今でも愛聴盤です。また、DGにないフィルハーモニー時代の管弦楽小品集、パリ管弦楽団の録音も貴重です。中でもフランクの交響曲はカラヤン唯一の録音で、私は同曲のベスト盤だと思っています。 カラヤンに限らず、あるテーマ毎に多くの枚数で一枚あたりかなりの廉価になる輸入CDBOXが大変増えてきています。1枚あたりの価格が安くなるのは有難いですが、余計な作品まで買わされるのがネックです。このような傾向はまだまだ続くのでしょうか?

k.k さん | 大阪府 | 不明

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カラヤン、ヘルベルト・フォン(1908-1989)に関連するトピックス

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