クラリッセ・リスペクトル

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星の時

クラリッセ・リスペクトル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309208190
ISBN 10 : 4309208193
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
186p;19

内容詳細

荒地からやってきた北東部の女・マカベーアの人生を語る、作家のロドリーゴ・S・M。リオのスラム街でタイピストとして暮らし、映画スターに憧れ、コカコーラとホットドッグが好きで、「不幸であることを知らない」ひとりの女の物語は、栄光の瞬間へと導かれてゆく―。生誕100年をむかえ再評価著しいブラジルの伝説的作家の遺作にして最高傑作。

【著者紹介】
クラリッセ・リスペクトル : 1920年、ウクライナ生まれ。ユダヤ人迫害から逃れ生後まもなくブラジルへ移住。1943年、デビュー作となる長篇『野生の心の近くに(Perto do Cora〓〓o Selvagem)』が高い評価を受け、グラッサ・アラーニャ賞を受賞。結婚ののちスイス、イギリス、アメリカで16年間にわたる海外生活を送り、1959年に別居しリオデジャネイロに戻る。1977年、57歳の誕生日を目前にして死去。遺作となった『星の時』(1977年)は、1985年に映画化され、ベルリン国際映画祭で銀熊賞女優賞を受賞した

福嶋伸洋 : 1978年、新潟県生まれ。共立女子大学文芸学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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主人公マカベーアの悲惨な人生を描いた小説...

投稿日:2021/04/08 (木)

主人公マカベーアの悲惨な人生を描いた小説で、その語り部であるロドリーゴ・S・Mも決して幸せそうじゃないです。 クラリッセ・リスペクトルの遺作であるため、死を意識した著者の心を反映したものではないかと想像されます。 ひたすら自分の心情を深く掘り下げていくロドリーゴ・S・Mの語りは鬼気迫るものがあり、読み応えがあります。 悲惨な内容ですが、リオデジャネイロの空気感も相まってアーティスティックな印象を受けました。

さまざん さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • buchipanda3 さん

    装丁が素敵すぎる。ブラジル人作家である著者の魅惑的な顔が金色に煌めく星空の中に浮かぶようにコラージュされているのか。本体も含めピンク色がチャーミング。中身も負けじと読み手に訴えかけてくる。描かれるのは著者と同じ貧しい北東部から来た女性。宝石ではないただの石でしかない存在だとして、その悲しき姿を物語る。敢えて男の語り手で力強く奇妙に。頭の中から溢れ出るような赤裸々な言葉に取り込まれ、もう息継ぎができないと思ったら語り手が息継ぎさせてくれるユーモアも。そして女性と語り手が重なり合う尊い祈りと現実に感じ入った。

  • けろりん さん

    「北東部から来た女の子」処女で無害で、いなくなっても誰も困りはしない女の子の物語を、「ぼく」裕福で退屈で、歯痛に悩まされていて、スノッブを恥じる若者が創作する。という、クラリッセ・リスペクトルの絶筆。まるで卵のような、脆く不安定な3重構造。夜空に輝くことなく地に果てる小さな星への挽歌。

  • ヘラジカ さん

    『カーニヴァルの残りもの』以来のリスペクトル。自分が不幸であることを知りもしない純真無垢な少女、醜く誰からも顧みられない存在を、これまた独特な自意識を持った語り手が吟遊詩人のように高らかに歌い上げる。ありふれた悲劇に神話のような荘厳さが備わった作品。思弁的と言われる他の中長篇作品も是非読んでみたい。

  • 麻衣 さん

    砂時計から世の中の時間がこぼれおちるのを、まんじりともせずに少し出っ張った双眼で彼女はみつめている。五感など介したこともなかったが、確かに天国と地獄の間、その本当はなにもない空のなかで文字はきらめき落ち、雑草よりも遥かにささやかな彼女が茫としてそこに存在することは、果たしてそんなに害のあることなのだろうか。星の落ちる時刻に吐いた言葉からは芽が出ない。だからそれは花ではない。外出日に雨しか降らせることのできない彼女は、泥濘に落とした幸福を汚い素手で拾い上げながら泣いているような笑みをその頬に滴らせることで→

  • ベル@bell-zou さん

    いやいや、ねぇこれいつ本編始まるの?「著者からの献辞」いやに長いんだけど…って、あっ、始まってた?いや違うか。え?いやまだ…、あーっ!もう何これイライラするわー!……ふぅ。はい。人は多分、自分が不幸であると知るまでは少なくとも不幸ではないんじゃないかな。すぐ気付くか一生気付かないか。さぁどちらが良いでしょう。[原題:A HORA DA ESTRELA,1977] なんとも厄介な読書だったが、著者であるクラリッセ・リスペクトルの人生がまた興味深い。↓

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クラリッセ・リスペクトル

1920年、ウクライナ生まれ。ユダヤ人迫害から逃れ生後まもなくブラジルへ移住。1943年、デビュー作となる長篇『野生の心の近くに(Perto do Cora〓〓o Selvagem)』が高い評価を受け、グラッサ・アラーニャ賞を受賞。結婚ののちスイス、イギリス、アメリカで16年間にわたる海外生活を送り

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