グノー(1818-1893)
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シャルル・フランソワ・グノー(フランス語: Charles Fran?ois Gounod、1818年6月17日 - 1893年10月18日)は、フランスの作曲家。わけても、ゲーテの『ファウスト』第1部に基づく同名のオペラで有名である。バチカンの実質的な国歌である『賛歌と教皇の行進曲』を作曲したことでも知...
投稿日:2022/08/08
2019年の来日公演でも披露された通り、マクヴィカー演出『ファウスト』はロイヤル・オペラの看板演目の一つだが、2004年のパッパーノ指揮による第1回録画はもう手に入らないだけに、15年ぶりの再録画はありがたい。メイキング映像にも演出家自身の出演はなく、最近はすっかり落ち着いた巨匠になってしまったマクヴィカーは、自分の若き日の仕事をもはや評価しないのかもしれないが、改めて見直してみても面白い『ファウスト』の舞台が見たい人には、やはり第一に推せる映像だと確認した。時代を作曲の時代、第二帝政下のパリに移した演出と言えば、パリのラヴェルリ演出もそうだが、マクヴィカー版は禁欲(宗教音楽)と快楽(オペラ)の間で引き裂かれた作曲者グノー自身を老ファウスト博士に見立てるという枠があり、一段と凝った仕掛けがほどこされている。そのため舞台の両端にはそれぞれ教会のオルガンとオペラのボックス席があり、これが教会の場、バレエ「ワルプルギスの夜」、最終場などで効果的に活用される。台本がひどく説教臭い(まったくゲーテらしくない)のに閉口させられるオペラだが、演出は早くも「金の子牛の歌」あたりからメフィストのお供のダンサーたちを出して挑発的な舞台を作っている。キャバレー『地獄(ランフェール)』でのワルツの場面、「ワルプルギスの夜」での痛烈な『ジゼル』のパロディなど、何度見ても痛快だ。 アラーニャ、ゲオルギウ、ターフェル、キーンリーサイド、コシュを揃えた旧録画を凌ぐのは容易ではないが、新しいキャストの面々もなかなか健闘。特にシュロットはさすがのカリスマ性で舞台をさらっている(女装もなかなかサマになる)。コロラトゥーラの軽やかさとドラマティックな力を兼ね備えたルングも出色。トウキョウ・リングの頃から大物の片鱗を見せていたエッティンガーがオペラ指揮者としての成長を感じさせてくれるのも嬉しい。因襲的なページも多いオペラだが、第4幕以降はさすがの表現力。なお、前回録画と同じく、オリジナル第4幕冒頭の「紡ぎ車の歌」はカット、したがって第4幕は教会の場から始まる。
村井 翔 さん |60代
投稿日:2021/07/30
怨霊の話は、日本の舞台芸能(特に能)ではよく見かけるが、オペラでは意外に少ない気がする。一番有名なのは「ドン・ジョヴァンニ」の騎士長だろうが、怨霊はやはり男よりも女の方が怖い。この上演では、失礼ながら、これがパリの歌劇場で歌う歌手かと疑ってしまいそうなコワモテのいかつい面々が揃い、しかも終始黒尽くしの舞台で進行するので、オペラの華やかなイメージをくつがえされてしまいそうだ。しかしながらストーリーは面白いし、グノーの音楽も「ファウスト」に劣らず充実している。演出もこういうやり方以外にもいろいろな可能性がありそうなので、もっと上演されてもよさそうな作品だと思う。暑い夏の夜に涼気を求めて鑑賞するのも一興かも?
グー さん
投稿日:2018/08/31
”アッシジの聖フランチェスコ”は愛用の作品名辞典に見当たらない 7年前の2011年に発見され この演奏が2年前のものだからだ 失われていたスコアが120年ぶりに姿を現したことになる 現代でもまだこんなことがあるのかと驚く つくづくヨーロッパ音楽の奥深さを思い知る また この宗教音楽へと傾倒していったグノーやリストの心中もわたしたちの日常感覚では想像に難い ただ 声と器楽の合奏として味わうのでは何ものにも触れ得ないと恐れる そうだ この世で一番怖いものは 馬鹿だ 分からないことほど恐ろしいものはない でも 逃げ出さずに耳傾ければ この異教徒にも優しく語りかけてくる知性がある 知は情を醸成し その意を伝えまた解する助けとなる 言葉が通じず 感覚が異なり その目指す世界が異なっても ヒトは向き合う価値がある 耳傾ける価値がある 無限の闇の中を飛ぶ希望の光の星を認めた時の歓びを求めて 指揮者エキルベイに注目しよう あなたは如何
風信子 さん
既に投票済みです
ありがとうございました
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