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- ゴリホフ(1960- )
- 歌劇 『アイナダマール(涙の泉)』全曲 スパノ&アトランタ響、アップショウ、他
基本情報

商品説明
『ゴリホフはポピュラー音楽を利用したのではなく、それを解き放ったのだ(中略)この作品の下ではエネルギーが地下水脈の如く流れている』
(ニューヨーク・タイムズ紙、2005年8月)
第1弾も話題となったゴリジョフ、DG第2弾はなんとオペラ録音!
アルゼンチン出身の現代作曲家オズワルド・ゴリホフ(ゴリジョフ)。昨年3月にリリースされた『AYRE』はグラミー賞にノミネートされるなど、現代作曲家のなかでもっとも注目を浴びている一人です。
今回DGからリリースされる第2弾のアルバムは、ゴリホフ初のオペラ『アイナダマール』(全一幕)。脚本はスペインの詩人であり、フラメンコ復興の立て役者としてスペインでは絶大な人気を誇るフェデリコ・ガルシア・ロルカ。スペイン内戦中にアイナダマール(涙の泉)と呼ばれる場所でファシストの兵士に銃殺された悲劇を題材にしています。
この作品は2003年にボストン響の委嘱により作曲され、同年タングルウッドで初演、2005年には改訂版がサンタ・フェで上演されました。
スペインのフラメンコ音楽独特の歌唱をはじめ、フラメンコ特有の打楽器カホンを随所に採り入れ、さらにはサンプリングなども多用しクロスオーバー的なサウンドを作り出しています。第2部の最後、銃撃音が入る場面の衝撃は圧倒的です。
主役のロルカにはメゾ・ソプラノのオコーナー、そして相手役にはゴリホフお気に入りのアプショウを起用。彼女達の情熱的な歌唱もたいへん魅力的です。ロサンゼルス・ギター・カルテットからカネンガイザーとヨークが参加していることも注目です。
・ゴリホフ:歌劇 『アイナダマール(涙の泉)』全曲
ドーン・アプショウ(Sp)
ケリー・オコーナー(Ms)
ジェシカ・リヴェラ(Sp)
ヘスス・モントーヤ(Vo)
ゴンサロ・グラウ(フラメンコ・カホン、コンガ他)
ジェレミー・フラワー(ラップトップ、サウンド・デザイン、プロセッシング)
グスターヴォ・サンタオラッラ(サウンド・デザイン)
アダム・デル・モンテ(フラメンコ・ギター)
ウィリアム・カネンガイザー&アンドリュー・ヨーク(Gt)
アトランタ交響楽団合唱団女声コーラス
合唱指揮:ノーマン・マッケンジー
指揮:ロバート・スパノ
録音:2005年11月、アトランタ
収録曲
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01. Ainadamar
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02. Federico Garcia Lorca - Water & Horse Prelude (ori
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03. Ainadamar (original Version)
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04. Federico Garcia Lorca - 1. Balada (act 1: Mariana)
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05. Federico Garcia Lorca - 2. Mariana, Tus Ojos (act
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06. Federico Garcia Lorca - 3. Bar Albor De Madrid (ac
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07. Federico Garcia Lorca - 4. Desde Mi Ventana Aria A
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08. Federico Garcia Lorca - 5. Muerte A Caballo (act 1
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09. Federico Garcia Lorca - 1. Balada (act 2: Federico
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10. Federico Garcia Lorca - 2. Quiero Arrancarme Los O
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11. Gonzalo Grau - 3. A La Habana (act 2: Federico)
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12. Federico Garcia Lorca - 4. Quiero Cantar Entre Las
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13. Federico Garcia Lorca - 5. Arresto (act 2: Federic
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14. Federico Garcia Lorca - 6. La Fuente De Las Lagrim
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15. Federico Garcia Lorca - 7. Confesion (act 2: Feder
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16. Ainadamar
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17. Federico Garcia Lorca - Interludio De Balazos Y La
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18. Ainadamar (original Version)
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19. Federico Garcia Lorca - 1. Balada (act 3: Margarit
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20. Federico Garcia Lorca - 2. De Mi Fuente Tu Emerges
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21. Federico Garcia Lorca - 3. Tome Su Mano (act 3: Ma
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22. Federico Garcia Lorca - 4. Crepusculo Delirante (a
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23. Federico Garcia Lorca - 5. Doy Mi Sangre (act 3: M
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24. Federico Garcia Lorca - 6. Yo Soy La Libertad (act
ユーザーレビュー





投稿日:2010/12/11 (土)
脚本も素晴らしいですが、音楽が素晴らしいです。所謂小難しい現代音楽というよりも、ポップな感覚の耳で十分その美しさを感じられます。そして、その分かりやすさの中に秘められた、深さ、悲しみが闇の中の黄昏の光のように光沢となって輝いています。オペラのストーリーとしては、悲劇的で深刻なストーリーですが、悲劇性を突き抜けたところにある希望・夢を音楽が雄弁に語っています。こういう音楽は日本では一般に紹介されていないんじゃないか知らん? オケ・歌唱いずれも充実しており、どんなに賞賛しても足りないくらいです。是非一聴をお勧めします。

ランスロット さん | 埼玉県 | 不明





投稿日:2010/03/09 (火)
この作品は2003年に初演されたがその後一部に手を加えて2005年に最終版を上演した。このCDが世界初録音になる。 まず台本が素晴らしい。文章を読むだけでも感動する。音楽ではテープやフラメンコを用いているのがまず興味を引く。それらはもちろんしっかりと動機付け(意味付け)られている。ただ、冒頭の泉の音を直接本物の音を録音してテープでオーケストラにかぶせるというのはあまりにも単純すぎるというか、テレビや映画の効果音のようで安易だと思う。 特に印象的だったのはトラック13の告解の音楽(処刑される場面。)とトラック14の銃撃音の間奏曲が聴いていてショックを受けたというか劇的な緊張と音楽的な工夫が感じられた。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明
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